通称国連大使、正式には国際連合アメリカ合衆国政府代表部代表特命全権大使及び国際連合安全保障理事会アメリカ合衆国代表であるアレハンドロ・コーナーは実質的な国連におけるユニオンの代表として、同じ政府代表として画面に映る人革連やAEUの代表を相手にガンダム鹵獲に関する協議を行っていた。
「部隊総数が52、参加MSが832機、場所は我が国のタクラマカン砂漠と。メインは我々が張る以上、2機は頂けないと割に合いませんな。でなければ世論がこの合同軍事演習を許さないでしょう。」
「ガンダムとは言えたった4機のためにこれほどの部隊を?AEUは貴国のような遠征軍ではないので財政的にも難しい。モラリアの復興援助で我が方が出せる部隊も限られる。」
「130機のMSがつい最近ガンダムたった4機に撃破されたばかりだ。ユニオンの参謀本部で算出した最低限度で
苦虫を噛み潰したような顔でガンダムの脅威を煽るアレハンドロはこの誘いに両勢力が乗ってくることは確信していた。人革連のメンツはセイロン島で潰され、ユニオンの盟主たるアメリカはタリビアでガンダムに逃げられ、AEUはモラリアで想定外の打撃を被った。そして国際テロ組織ラ・イデンラがガンダムによって壊滅し降伏したことで各国の軍事力はフリーハンドとなった。
そこで人革連は宇宙で物量作戦を展開、一時的とはいえガンダムを追い詰めた。ユニオンは対ガンダムチームの見解『特殊粒子が多様変異性フォトンである事、紛争の火種を抱えたまま宇宙進出する人類への警告が目的の一部であること』を突き止めた。AEUはジャーナリストが盛んにラグランジュ3のコロニー「全球」が非人道的な超兵の研究施設であり、ガンダムに襲撃されたと喧伝し、人権問題を掲げている。
三大勢力はこれ以上犠牲とメンツを支払えないとして、ガンダムの問題にケリをつけるべく、史上最大の軍事演習を計画している。
この協議が白熱する中で、彼はデモ隊を眺めていた。カスピ海とペルシャ湾に挟まれた旧イラン領内にあり、6年前にクルジス共和国を併合したアザディスタン王国は現在、改革派と保守派で国民は分断状態にあった。
「ジュダ様から、超兵関連のジャーナリストへの追加リークは完了、めぼしいパイロット人材も確保したのでそちらに送る、との事です。」
「ありがとう、彼から送られてきた人材に機体の手配を。」
「既に機体は確保しているらしく、格納庫と補給の手配のみで済むようです。」
「彼は手際が良いな。後はこちらが実行する番だ。」
「監視者は只見つめるのみではないのですね。」
「滅びの道を歩むガンダム達に、恒久和平への礎、という有終の美を与えるのも我々の役目だと思っているだけだよ。」
滅ぶ定めにあるガンダムマイスターを人間から採用、選出するイノベイドの調達、全ては自分が描いた計画をさも自身の功績と信じて疑わないこの男も財力だけは役立ってくれる。そろそろ新たなガンダムチームが出来上がり、機を見てすべての権限を本来あるべき形へと戻す《イオリア計画をこの僕、リボンズ・アルマークのものとする》。僕がそう決めたのだから。
万が一の為として
来たる恒久和平における先導者としてガンダムによる強引な各国の軍事力削減、追い詰められた三陣営を量産型太陽炉搭載機による提供及び太陽炉供給独占を以て人類の頂点に立とうとしているこの男の計画は全て自分のもの。その道化を焦らせる
「イノベイドがヴェーダ以外に従う相手がいる理由なんて、計画の乗っ取りでしょう?奴を殺すなら万が一の戦力が必要かと思われますが如何でしょう?」
第1世代ガンダムマイスターとして計画の真髄を見てきたこの僕が、マイスターと同じ使い捨ての道具で終わるつもりなんて更々無い。そうとも、組織の象徴たるガンダムを最初から見てきたこの僕が捨てられる理由なんて無い。
そうとも、僕こそがイオリアを継ぐ存在だ。
ヒロイン枠どうする?
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女性イノベイド(原作の中から1人)
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絹江クロスロード
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ネーナトリニティ
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王留美
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要らぬ!