テスト期間が近いので投稿頻度が落ちるかもです。
ご理解の方お願いします。
俺は二足歩行と喋れるようになった。
ルイもできるようになった。
まず衝撃的な事件を話そう。
ルイが俺に喋りかけてきた、日本語で。
結論から伝えるとルイは前世で一緒に死んだ親友だった。
ルイはすぐにロイが俺である可能性に気づいていた。
異世界転生で舞い上がっていた俺が恥ずかしい。
だから何回か喋りかけてきてたのか。
こっちの世界に慣れるために日本語は極力使わないようにしている。
最初の方はよく使っていたが母親が不思議そうな目で見ていることに気づき、極力使わないようにしようということになった。
最近では一緒に行動し、4冊の本を見つけた。
どれも読んでみたいと思い、文字を覚えることにした。
この世界の言葉は日本語に形こそ似てないが、文法的というのだろうか?
それが似ていて後は単語を覚えるだけで良かった。
絵本があったのも良かった。
絵がついていることで何の単語かがわかりやすかった。
俺とルイは二人で話し合いながらこの世界の言葉を理解した。
文字が分かれば本は面白い。
勉強は嫌いだがこの世界の勉強は俺の好きなことだ。
好きこそものの上手なれ。
俺は好きなことはとことんやるタイプなのだ。
文字をこんなに早く覚えられたのは母親が絵本を読み聞かせしてくれたのが大きい。
流石に後3つはやってくれなかった。
聞いたところによると「危ないからだめ!」と諭された。
そんなことで俺達の探究心は止められない。
家にあった本は四冊。
・古龍の昔話
龍族の昔話が書かれた絵本。
・ペルギウスの伝説
ペルギウスという召喚魔術師が、仲間とともに魔神と戦い世界を救う、実話の物語
・世界を歩く
世界各国の地名や特徴が書いてあるガイドブック。
・魔術教本
初級から上級までの攻撃魔術が載った魔術師の教科書。
上の2つはこの世界の歴史、下の2つは勉強の教科書といったものだった。
魔術教本とわかったときはテンションが上がった。
早速二人で見たがなかなか難しい。
とりあえず基本的なことがいくつかわかった。
1、まず、魔術は大きく分けて3種類あるということだ。
・攻撃魔術:相手を攻撃する
・治癒魔術:相手を癒す
・召喚魔術:何かを呼び出す
この3つ。文字通りだ。
2、魔術を使うには魔力が必要ということ
逆を言えば、魔力さえあれば誰でも使えることができる。
魔力の使用方法は2つ。
・体内の魔力。
・魔力の篭った物質から引き出す。
このどちらかだ。
体内の魔力量は生まれたときからほぼ決まっているらしい。
一様遺伝するらしいが不安だ。
母は冒険者だったらしいが俺は運が基本的に良くない。
まあなかったらもう一つの方法で生きていこう。
3魔法の発動方法は2つある。
・詠唱
・魔法陣
そのままだ。
教科書には大昔は魔法陣が主流だったが、詠唱の短縮に成功したため今では詠唱が主流なんだそうだ。複雑な術式を必要とする召喚魔術は、未だ魔法陣が主流だそうだ。
この3つが基本的なことだ。
とりあえずいちばん簡単な魔術を使おう。
攻撃魔術にも4つ種類があるらしい。
・土系統魔術
・火系統魔術
・水系統魔術
・風系統魔術
この4つがある。
混合魔術というものもあるらしいが、今はおいておこう。
この家のことも考えて火はやめておこうとなった。
一番使いたかったが。
俺は風を使うことにした。
ルイは水だ。
「どっちが先に使う?」
ルイが何気なく聞いてくる。
「俺が使うわ。」
さも当たり前かのようにやろうとする。
しかし手を掴まれる。
「正々堂々じゃんけんで決めようぜ。」
俺はこのじゃんけんに命をかけた。
負けた。
俺は指を咥えて悔しがった。
ルイが大きく息を吐いた。
そしてゆっくりと右手を突き出し、詠唱を始めた。
「汝の求める所に大いなる水の加護あらん、
清涼なるせせらぎの流れを今ここに、ウォーターボール」
ルイの手の前にこぶし大の水ができ、ヒュンと音もなく飛んでいった。
バシャッと音を立てて用意していた桶に入った。
「おおっ!」
ルイが歓喜の声を上げる。
俺はしげしげと放たれた、水を見ていた。
確かに水だ。それもだいぶきれいな。
これ飲めるんじゃないか?
俺は試しに指につけて舐めてみた。
苦くはない、むしろ美味しい。
俺は水をすくってひと口のんだ。
「おいそれ飲んで良いのか?」
ルイがやばいやつを見るような目で見てくる。
「飲めるわ。むしろ美味しい。」
ルイが信じられないというような感じで近づいてきて、ひと口のんだ。
「うまっ」
「だろ」
俺はなんだか嬉しくなった。
次は俺の番だ。
ルイによると「右手になんかグワーッて来た!」らしい。
子供じゃないんだからそんなはしゃぐことじゃないだろ。
ルイのことを小馬鹿にしながら、詠唱を確認する。
よし!大丈夫だ。
俺は深く深呼吸をし、右手を上げた。
「汝の求める所に大いなる風の加護あらん、
傲慢なる風の流れを今ここに、エアバースト」
右手に何かがグワーッと集まる感覚があった。
これが魔力なんだろうと察した。
しょぼい。
使ったのは間違いないだろう。
俺の方に風が吹いてきていたから。
「、、、ウォーターボールにしたら?」
「そうするわ」
仕切り直しだ。
風魔法は見えないからよくわからなかった。
だから俺もウォーターボールを使うことにした。
さっきとは違う一度やったからな、そんなに集中しなくても良い。
言葉にするだけで魔術は使える。
この本に書いてある通りだ。
「汝の求める所に大いなる水の加護あらん、
清涼なるせせらぎの流れを今ここに、ウォーターボール」
さっきと同じように右手に魔力が集まる。
血が集まるような感覚に似ている。
俺の手の前にこぶし大の水の塊ができた。
「お〜!」
声を出した後そのまま落下していった。
あれ?なんでだ
ルイと全く同じだったはずだ。
なんで飛んでいかないんだ?
「なんでだ?」
ルイも同じことを考えていた。
集中度の違いか?
やってみよう。
同じように右手を構えて、さっきの感覚を再現しろ。
集中して後何回できるかわからない。
全力でやるぞ。
「すぅ...ふぅ...」
深呼吸だ。
体の端、頭の天辺から、つま先から血を集めるように力を溜めていく。
ポンと手のひらから出すように、少しづつ、少しづつ...。
水をイメージして...。
「ロイ、、、それどうやった?」
ぱっと目を開くと俺の手の先に小さな水ができていた。
「え?え?」
なんでだ?
詠唱はしてないぞ。
無詠唱は高等技術のはず。
すると水はパチャと音を立てて地面に落ちた・・・・・
無詠唱は簡単だった。
魔力の流れを再現すればできてしまうのだから。
なぜこんな簡単なのに皆詠唱をするのだろうか?
戦闘においては明らかに無詠唱のほうが早い。・・・
教えるという点においては無詠唱よりも圧倒的に簡単だからか?
ま、良いだろう。
そしてルイが20回ほど水弾を使った後、気絶してしまった。
俺は試しに25回ほど水弾を使った後、疲労感が俺を襲ってきたが無視して使うと俺は気絶してしまった。
つまり俺の魔力量は水弾26回、ルイが20回ということだ。
・・・これって少なくね?
ついに魔術を使ったルイとロイ。
今後どのような展開になるのか、、、
訂正、感想があればコメントお願いします。