俺が魔王を退治するために家庭教師を呼んだ。家庭教師は元旅芸人である。旅芸人は、一番強い職業である。その理由は全部バランス良くステータスが整っている。
大抵一人で旅するため、強さを求める職業である。俺は魔王を退治するために家庭教師として元旅芸人を呼ぶ事となった。
「どんな家庭教師が来るんだい」
そう俺が聞く。何故今日来るのに聞いた訳は親父が教えてくれなかったせいだ。秘密だってうるさかった。
「超絶美女が来るよ。男なんだから嫌がらず喜べよ、美人だぞ」
と親父が興奮したかの様な顔で見てくる。
別に俺の家が金持ちな筈がない。女性の旅芸人は魔法がメインで人気がないのだ。それを親父はエロジジイだから丁度良いと考えなんだ。
「親父なんで魔法をメインな女性にしたんだよ」
これだから母親が家出されてしまった。
「僕だってそこまで程バカじゃないさ」
いやバカだろう。女性に戦わせようとするなんてな。男がいいじゃん。
「なんで男じゃないんだよ?普通男だろう」
「だってお金がないの!!実力テストの動画みたけど他の男より遥かに強いよ」
はぁ何言っているの。実力テストでそこそこ結果出せる女性なんて初めて聞くぞ。魔王じゃないのかよ。
「ピンポン」
玄関のチャイムが鳴った。遂に話題の彼女が着いた様だ。
「うぉ写真より美人だぞ。」
親父は、玄関で見える映像で判断した。その事から親父も知らない女性だと分かる。て冷静に考えてどうするんだよ。
「さてとお迎えに行けよ。くれぐれも可愛いだなんて言うなよ。僕が言うんだからな」
多分カッコつけている筈なのだがダサい。カッコ悪い。そう言ってくれると嬉しいのだけど言わないよな。だって家庭教師だから言えるとしたら神様か何かかよ。
そして俺は強くなる為に必要なんだ。だが強くなれるのか不安だ。
「こんにちは」
「こんにちはアリューセ君これから宜しくね」
俺は固まってしまった。
確かに美人だけどとんでもなく強い感じのオーラが伝わる。とんでもない強者である事は事実だ。
「ふぅん見込みはありね。勇者になれるんじゃないの」
まるで勇者になっても倒せないかの様な一言であった。俺は勇者になるのだからな。
「お願いだから俺を勇者にしてください」
俺は頭を下げてお願いする。それしか俺はないのだから。
「へぇ流石勇者を目指す男ね。私に頼るなんていい事よ。流石私の教え子になる男」
「はいお願いします」
ここから始まるんだ。俺が魔王を倒すための物語と勇者になる物語が、楽しみだよな。