「ねぇー私もキングギドラ討伐に一役買ったんだから、ご褒美くださいよぉー」
媚びた声音でおねだりしてくる仲魔の屍鬼【ボディコニアン】。
当人が主張するMVPは大げさだが、キングギドラ戦で活躍したのは間違いない。信賞必罰は武門の拠って立つところ、松下幸之助も集団規律に重要と言っていたし、ご褒美を上げることそのものは吝かではないのだが。
「愛のあるらぶらぶエッチしましょう!」
このボディコニアンは、【ガイア連合】のスケベ部から仕入れた屍鬼【オバタリアン】がレベルアップにより進化した存在で、元々は零落した【女神】スカディ*1の分霊である。
アカネちゃんとミナミィネキによりチンポに媚びるくらいしか能がないように改造されただけあってエロいことに定評があるが、馬ニキは黒札限定式神の<ヒメ>を筆頭に仲魔の女性型悪魔と仲良し(意味深)なので、このボディコニアンとニャンニャンする機会はあまりない。
「はぁー? ガイア連合に不義理して見せしめに尊厳凌辱されてる駄女神の残り滓に、らぶらぶエッチなんて勿体ない! 功と賞が釣り合ってませーん!」
そう噛みついてきたのは女神ネペレー。ちなみに馬ニキの仲魔としては初代・【屍鬼〈肉便器な〉オバタリアン】がネペレーに進化して今のボディコニアンは二代目である。同族嫌悪というやつであろうか、彼女は普段からボディコニアンに当たりが厳しい。
「ミシャグジさまの加護を得たご主人様にガチハメ潰されたいです~♡」
ネペレーの罵倒も何のそのと受け流し、Dark悪魔特有の話が通じるような通じないような態度でアピールするボディコニアン。
「とにかく……
「なにが黒札ブランドですかぁああ! こんな小規模シェルターに権威なんてありませぇええん!
「なんだとぉ……」
正論にキレ芸で返すボディコニアンと、Dark悪魔の戯言だと聞き流すべきところをつい反応してしまう馬ニキ。
それ以上の暴言は不味いとネペレーが咄嗟に両者に割って入り、馬ニキは一息入れることができたので冷静になった。
「むーっ! これはアレですよ、キングギドラ戦でレベルアップして種族進化の条件を満たしたんですね。牧場主様から【ロキ】のマグを取り込んで【女神】スカディに復帰するつもりです!」
「……えへっ☆」
ネペレーの指摘にすっと目を細めるボディコニアン。能天気な態度の裏にあるものが一瞬さらけ出されたあと、笑ってごまかそうとするボディコニアンと、鬼の首を取ったように喚きたてるネペレー。
女同士の醜い言い争いをスルーして、馬ニキはボディコニアンが進化することのメリットデメリットを検討し始めた。
女神転生4では屍鬼が【邪神】と悪魔合体することで種族・女神に変じるシステムだった。
仮にそうなったとして、どうなるだろうか。
利点としては、高レベル黒札の実力に見合わない
欠点としては、召喚・維持コストと蘇生費用が安く肉盾として使いつぶす運用ができなくなること、スキル【ナイトフィーバー】*3のマッカ増収5%は地味に嬉しいがそれが消える可能性があること。
「うーん、進化させてもいいかな」
女神スカディを尊厳破壊するためにガイア連合が製造したオバタリアンはガイア連合外のデビルバスターたちにも好評なので、馬ニキとしても手持ちに抱え続ける必要はないだろう。
この際適当な中位悪魔に変化させて、鬼女紅葉の
久しぶりにエロ話を書こうと思ったが難産かつ前フリだけで終わってしまった。