投稿間隔があいたのは年度末のせいです。
牧場は独特の臭いがする。その中でもダントツなのが家畜の排泄物の臭いである。
1頭1日当たり乳牛であれば45kgの糞と15Lの尿、馬(サラブレッド)なら20kgの糞を出すといわれ、それに含まれるアンモニアと硫化水素が悪臭の主原因。
『浦野牧』は黒札の趣味で運営されており利益は二の次であるため、臭い対策もしっかりしている。
狭い厩舎に詰め込んで家畜の体が糞尿が汚れるということもなく、放牧地内にある小川を洗い場として定期的に家畜を洗うほか、厩舎の掃除は毎日一回、放牧地に転がる糞も毎日パトロールして見つけ次第回収している。──式神が。
【ガイア連合】事務員のちひろネキが式神を事務員として雇うと提案していた*1ように、単純作業員として式神を使うアイデアは珍しくない。例えば源氏ニキも【カエレルダイコン】や【ミガワリナス】などの畑作を式神にやらせている*2。
厩舎から集められた糞尿交じりの敷料(おがくずやもみ殻など)は固液分離機にかけて液体は浄化槽からの公共下水道へ、固体は堆肥にするがこれも定期的に攪拌して好気性発酵を促進する。
いやはや、臭気に文句を言わず単純作業を黙々とこなす式神は便利だね! というか、いないと牧場が成り立たないレベルで依存してます。
それ以外にもオゾンやクエン酸など酸性消臭剤(アンモニアはアルカリなので)を使ったり、換気に気を付けたり、生垣に金木犀を植えて季節によるが臭いを芳香で誤魔化したりもするが、それは些末事。
と、ここまで排泄物の処理についてつらつらと書いてきたのだが。もちろん女神転生の世界だけあって、トイレの神様も存在している。
メガテンでは【秘神カンバリ】がお馴染みだが、元がカンバリ入道という厠の妖怪であり、し尿処理にはあまり役立たない。仏教では烈火をもって不浄を浄化する
消去法になってしまったが、日本神話で厠の神とされる
記紀によるとイザナミがカグツチを産んだ際に火傷で苦しみ死に至るが、その死の間際の苦しみで脱糞・失禁し、大便から土の神である埴山姫神が、小便から水の神である水罔女神が生まれる。埴山姫神は粘土・土器の神格化とされているがその生まれから農耕・肥料とも関係あるとされ、そこから転じて厠神ともなる。水罔女神は水神であるが一緒に生まれた埴山姫神と共に農耕を司るとされ、セットで厠神ともなる。
ただ、『浦野牧』に勧請するには縁を結ぶ必要があるが、そこをどうするかなんだよなぁ。