ジジジと目覚まし時計が鳴り響く。
僕が眠い目をこすりながら止めた時間は6時半。
軽く伸びをし、カーテンを開け朝日を浴びたところで起きようとしたとき、ドアが勢いよく開いた。
「レーイー!おはよう!」
朝だというのに非常に元気な声、そして眩しい笑顔。
身体全体が青く、顔には白髭を生やし、ところどころに鎧のような貝を付けているポケモン。
ダイケンキだ。
「ふあぁ……。おはよう、ダイケンキ……」
朝に弱い僕は実に眠たそうに言う。
「あれ、眠そうだな?今日から学校なのに大丈夫か?」
「んー、わかっていたんだけど、うっかり限定イベントにのめり込みすぎて……」
今日は4月7日。
僕の学校は今日から学校が始まるのだ。
それなのに僕は深夜遅くまで大好きなソーシャルゲームをやりまくってしまったのだ。
今日から3年生、中学校最後の年だというのにまったく自覚がない。
「俺お腹すいたよー。早く朝ご飯つくってくれ!」
「はいはーい」
急かすダイケンキを適当に返答してからリビングに行こ……
「あ、待って。上位ランキング外れてないか確認しないと……」
「いやどうでもいいから!」
ダイケンキに怒鳴られました。
「まったく、どうでもいいなんてひどいよねー。我ら課金兵たるもの、1分たりとも情報見逃すべからず!」
僕は朝ご飯を作りながら、お手伝いをしてくれてるルカリオとタブンネに思わず愚痴る。
「ま、まあ、お金をかけてるくらいだから気持ちもわからなくもないけど……レイはお坊ちゃまといっても中学生なんだからお金の使い方もちゃんとしなきゃダメだよ?」
「そうよー。あんまり金遣いが荒いとお母さんたちに連絡しちゃうわよー、たぶんね」
華麗にダメ出しを食らった。うん、お金の使い方を間違ってることは自覚してるけどこれがまた止められないんだよねー。
「よっと、はい出来上がり!ルカリオ、配膳ついでにみんな呼んできてくれない?」
「うん、わかったよ」
ルカリオは両手で起用に朝食を配膳し、ほかのポケモンたちを呼びに行ってくれた。
この家は実は、人間は僕しか住んでいない。
元々は両親とも一緒に住んでいたんだけど、重要な仕事ができたとかで今年の初めから家を離れている。
その際にお手伝いさんも一緒に行ってしまったので、最初は家事ですごく苦労したけど、慣れてきた今となっては自由度の高いのびのびとした生活を送っている。
「いただきまーす」
僕が食べ始めたころには既にみんな食べ始めていた。
今日の僕の朝食はパンとハムエッグというお金持ちの食事とは思えない普通なものだ。
ポケモンたちのは、1匹1匹そのポケモンに合うものを作っている。一見大変そうに聞こえるけど、レンジのみで簡単に美味しく、そのポケモンにあった食品が売ってるため、さほど苦労はしていない。
朝食を食べ終えると、食器洗いをまたルカリオ、タブンネに任せて僕は制服に着替えた。
「えーと、持っていくものは……筆箱と、ウォーグルのボールと……これだけでいいか」
今日は春休み明けの学校だから大したことはしないだろうから、バッグの中は少なめで済んだ。
「ウォーグル、準備できてる?」
「おう、できてるぜ」
ウォーグルは家から学校まで少し離れているため、僕を学校まで運んでくれるポケモンだ。
雨の日も嫌がりながらもちゃんと連れて行ってくれるからとても助かる。
「じゃ、ウインディ。家のことよろしくね」
「ああ、大丈夫だ」
ウインディはにこやかに応答する。
ウインディは僕のポケモンの中では最も年齢が高いらしく、みんなをまとめてくれる面倒見の良いポケモンだ。
昔からリーダー気質もあるようだから、僕が家を開けている際はウインディにみんなの面倒を見てもらっている。
「そろそろ飛ぶぞ。しっかりつかまっとけよ!」
ウォーグルがそう言うと共に空に飛びあがった。
僕も首にしっかりしがみつく。
新学期だというのにいつもとまったく変わらない一日が始まった。
相変わらずの糞駄文ですみません!
次回もがんばります、よろしくお願いします!