「それじゃ、行ってきまーす」
「ああ、いってらっしゃい」
翌日。僕たちはウインディに見送られてから学校へ向かう。
「はぁ……。バトル、やりたくねぇなぁ……」
ウォーグルは朝からずっとこんな感じにぼやいている。
そう。今日から学校で授業が始まるのだ。
僕の友達2人のポケモンはウォーグルに有利なのが多い。とはいっても、いつも負けているということではないのに……。
「別に連戦連敗ってわけじゃないんだからそんなに嫌がらなくても……。僕のクラスで嫌がってるポケモンはウォーグルくらいだよ」
「そりゃわかってるよ。でも……」
「でも?」
「そ、その……なんていうか……。お前に負けた姿見られたくないっつーか見せたくないっつーか……」
ウォーグルはうつむきながらそう言う。僕はその言葉を聞いて思わずくすくす笑ってしまった。
「な、何笑ってんだよ!おかしいか、この考えがおかしいか!?」
「別におかしくはないよ」
「だったら……」
「僕はウォーグルの勝つ姿を見たいな」
「え……?」
ウォーグルは一瞬ぽかんとしたが、すぐにいつものように戻った。
「うう……わかったよ。で、でも、万が一も負けても……。笑わないでくれよな?」
「うん。笑わない笑わない」
「じゃ、じゃあ今日のバトル……す、少しは頑張ってやるからな!べ、別にレイのためなんかじゃねぇからな!」
相変わらず素直じゃないけど……。
でも、頑張ってくれるようで安心した。
時は過ぎていよいよポケモンバトルの授業の時間が来た。
「お、零は3年でもウォーグルか!」
「あ、海斗」
僕がウォーグルの状態を確認していると海斗がやってきた。
海斗はウォーグルを見るなりニカッと笑う。
「へへ、今日はよろしくな、ウォーグル!」
「おう。そういえば、今朝は会わなかったから確認できなかったけど、今日もゼブライカなのか?」
ウォーグルがそう聞くと海斗は指を横に振って「ちっちっち」と言う。
「甘いぜウォーグル。3年のオレはちょっと違うぜ?さあ、出てこい!」
海斗が高らかにボールを上げ、出てきたポケモンは……。
「「ぐ、グラエナ!」」
海斗のもう一匹のポケモン、グラエナだった。グラエナは普段学校に来ずに家で海斗の親の手伝いをしているのだ。それだけにここにグラエナがいることは僕たちにとって驚きだった。
僕たちはグラエナが相手になるかと思いきや、なぜか彼自身も慌てていた。
「ちょ、ちょっとご主人様!話が違いませんか!?今日はゼブライカさんたちのバトルを見学しに来ただけで……」
「はは、冗談だよ、冗談!」
「まったく、ご主人様ったら……」
「あれ?グラエナ戦わないの?」
僕が首をかしげて聞くとグラエナは嘆息交じりに「はい」と言う。
「俺、あんまりバトルは好きじゃないんですけど、見るのは好きで。なので、ご主人様がずっと家にいたら退屈だろ?って連れてきてくださったんです。なのにご主人様ったら……」
「じゃあ、今日はゼブライカもいるんだ」
「おう、いるぜ。出てこい、ゼブライカ!」
海斗はそう言いもう1つのボールを投げる。出てきたのは無論、ゼブライカ。
ゼブライカもボールの中で話を聞いていたそうで、グラエナをなだめていた。
「おいおいカイト。あんまりグラエナをいじめるなよ?」
「へへ、まーわかってるって!」
「ゼブライカさん!今日は頑張ってくださいね」
「ああ。でも、あんまり期待しすぎないでくれよな?」
グラエナは今からバトルを見るのが楽しみなようだ。よく、家でもテレビでバトル映像を見てるらしいけど、やっぱり生で見るのは楽しいんだなー。
「それにしてもグラエナ。まだちゃんと海斗のことご主人様って呼んでるんだ」
「当たり前です。アレでも列記とした俺のご主人様ですから」
「アレでもだなんてなかなか毒舌になったね」
「あ、でも俺、ここに連れてきたご主人様には感謝してるんです!明日からはまたお母様の御手伝いをさせていただくためにしばらくは来れないので……」
「そっか。じゃあ、今日は楽しんでね!ウォーグルもやる気いっぱいだし!」
「や、やる気いっぱいってそういうわけじ――」
「そうなんですか!ウォーグルさん、今日もかっこいいところ見せてくださいね!」
「か、かっこいいところって……!れ、レイのせいだぞ!」
やっぱりまだ自信がないのかウォーグルは少し焦っている様子だった。
「大丈夫だよ。ウォーグルはただ全力を出してくれればいいよ。僕も上手く指示するからさ!」
「ほ、本当か?じゃ、じゃあ、頑張るけどさ……。ま、負けても何も言うなよ!絶対だぞ!!」
そう言っておきながらモチベーションは回復してくれたようだ。
その後、奏とニンフィアが絡んできて危うくまた士気が下がるところだったけど、なんとかフォローを重ね、モチベーションを保つことに成功した。
このバトルはペアを組んで広いグラウンドを好きなように使っていいため、審判はいない。
が、僕たちは3人で行動しているため、今回は奏に審判をやってもらうことにした。
ウォーグルとゼブライカはお互い僕たちの前に出る。準備完了だ。
「今回もじーっくり観察させていただきますよぉ……。むふ♪では、バトル、スタートです!」
「ウォーグル、ブレイククロー!」
「よし!」
先制は取れた。でも、ゼブライカの素早さだったら……。
「はっ……!」
案の定ゼブライカはひらりとかわす。
やっぱり素早いなー、ゼブライカは……。
「ゼブライカ、ニトロチャージ!」
すかさず海斗も指示を出す。
「はぁあああ!」
「ぐぅ!?」
かわされてがら空きになったところを攻撃する。ニトロチャージで素早さが上がったゼブライカにはそう簡単には技を当てられないだろう。
「ゼブライカ、ワイルドボルトだ!」
ゼブライカは必殺技を繰り出してきた。
こうなったら……。
「ウォーグル、ブレイククローで迎え撃って!大丈夫、怖がらないで!」
「え!? わ、わかった!行くぞ!」
ウォーグルはゼブライカと接触ギリギリで攻撃を当てる。
「ぐはぁ!」
「うあぁああああ!!」
お互い相打ちになる……が、やはりゼブライカの方が一枚上手だった。
「待ち伏せ作戦とはなかなかやるな、零!」
「3年の僕の戦略法が一味違うんだよ!」
そう、僕も何も考えずに今日の時間を迎えたわけではない。
あんまり負けすぎると本当にウォーグル、バトルが嫌いになるかもしれないからたまには本気で勝ちにいかないと!
「ウォーグル、まだ立てる?」
「ああ……なんとか、な」
ウォーグルはよろよろとしながらも立ち上がった。
ダメージはウォーグルの方が受けてるけど、相手もブレイククローのダメージとワイルドボルトの反動でそれなりに削れてるはず。
この勝負、もしかしたら……!
「よし、これなら勝てるぜゼブライカ!もう一度ワイルドボルトだ!」
「ああ。はぁあああ!!」
相手の方は少し油断している。
……よし、チャンス!
「ウォーグル、上空に避けて!」
「おう……!」
ウォーグルは指示通り飛び上がって避ける。
でも、ダメージを負ってるせいでそれほど高い位置ではない。
つまり、ウォーグルとゼブライカの位置はかなり近い。
いくらゼブライカが素早くてもこれなら……!
「ゼブライカ、今度は10万ボル――」
「フリーフォール!!」
「なっ!?」
ゼブライカがワイルドボルトを解いた瞬間を見計らって技を出す。
ウォーグルはがっしりとゼブライカにわしづかみにし、浮上。
「し、しまった……!くっ……!」
ゼブライカは必死にジタバタするが、トラックすら運んでしまうウォーグルの力には逆らえない。
「ゼブライカ、身体に電気を走らせるんだ!」
「あ、ああ……!」
「させないで!爪に力を!」
「おう!」
「ぐっがぁああああああ……!!」
ゼブライカの柔らかい腹部にウォーグルの爪が食い込む。
ゼブライカは痛みに悶え、何もすることが出来なかった。
そして……。
「そのまま突き落として!」
見上げるほどまで上昇したところで合図を送る。
ウォーグルはくるりと空中で1回転し、勢いを付けてからゼブライカを自由落下させる。
「いくぞぉ!」
「う、うあぁああああああ!?」
ゼブライカはただ叫ぶことしかできず地面へ急降下。
受け身も取れず地面に勢いよく激突し、砂煙が舞い辺りを覆った。
「ぜ、ゼブライカ!?」
煙が晴れたころ。
そこには横たわって気絶しているゼブライカがいた。
「この勝負、零くんとウォーグルの勝ちですねぇ」
審判の奏がそうジャッジする。
やった……!
「ウォーグル!やったね、勝てたよ」
「ああ。あ、で、でも、これはレイの采配があったからで……」
「そんなことないよ。ウォーグルがあのタイミングでちゃんとブレイククローもフリーフォールも出せたからだよ」
「だ、だからそれもレイが指示してくれたからで……」
「今日はやけに素直だね。勝てて嬉しい?いつもそれくらい素直だったらいいのに!」
「な、なんだよ!せっかく褒めてやろうと思ってんのに――ってぇ……!」
ウォーグルは叫ぶや否や顔をゆがめる。
ウォーグル自身もかなりダメージを負っているようだ。
「無理しないで、落ち着いて?」
「む、無理だなんて……うわぁ!?」
そこまで言ったところで突然謎のリボンがウォーグルを覆う。
無論、ニンフィアである。
ニンフィアだけでなくグラエナ、奏も近寄っていた。
「ウォーグルさん、すごくかっこよかったです……。私、また惚れちゃいましたぁ……」
「そ、そうか……」
「ウォーグルさんの勇ましい姿、終始見せていただきました!俺もウォーグルさんみたいに強くかっこよくなりたいな……」
「い、いや……!グラエナ、それは褒めすぎた……!」
「私ったらウォーグルのことに夢中で妄想できなかったぁ……。でも、みんなに賞賛されて照れてるウォーグルの妄想……今からしても遅くないですぅ。むふ♪」
「妄想しなくていい!いや、するな!っつーか、なんだよお前ら!そんなに俺が勝ったことが珍しいかよ!た、確かに勝率は悪いけどさ!!」
みんなの今までにない対応にウォーグルは不服のようだった。
ウォーグルがみんなに囲まれているうちに海斗に傷薬で手当てされていたゼブライカが立ち上がる。
「お、ゼブライカ。どうだ、俺だって強いだろ!」
「ああ……まさか新学期早々負けるとはな。俺も少し油断したよ」
「いつも俺が負けっぱなしだと思うなよ!」
「ああ。俺もバトルを鍛えるとするよ」
おお……なんか良い雰囲気!そして、なんだかんだで戦果を誇っているウォーグル可愛い。
「さてと、ウォーグルの手当てもしなくちゃね」
「おう。頼むぜ」
今日のウォーグルは本当に素直だった。
バトルに勝てて、嬉しいんだろうなぁ……。
バトルの授業が終わった。
次は昼食休憩だったため、お弁当を持って屋上へ上がった。
「ああー、腹減ったー!弁当弁当!ほい、これがゼブライカのでこっちがグラエナ!」
「ああ、ありがとう」
「ありがとうございます、ご主人様!」
今日はグラエナもいるため海斗はお弁当を3つ持ってきていた。
僕も自分の分とウォーグルの分も持ってきている。
けれども……。
「ウォーグルさぁん、今日は私、ハンバーグ弁当を作ってきたんですよぉ。私の手作りハンバーグ、食べてくださぁい♪」
「あ、ああ……。ありがとう……」
この通り、ニンフィアが手作り弁当を作ってくるため、ほとんど食べないのだ。
ニンフィアはリボンの使い方が非常に上手く、ルカリオ達のような二足歩行ポケモンに劣らないほど器用なのだ。
「あ、そうだ。私があーんしてあげますよぉ」
「えぇ!? い、いや、それは……」
「食べてくれないんですか……?私のハンバーグ……」
「いや、そこまでは言ってないんだが……」
「まさか、私のハンバーグよりもタブンネちゃんが作ったお弁当の方が食べたいんですかぁ?そんなわけでないですよね……?ねぇ?」
「い、いただくよ!いただきますよ!」
「うふ、嬉しい♪はい、あーん……!」
「あ、あーん……。…………」
「どうですかぁ?」
「ああ、味は美味しいぞ、本当に」
「やったぁ!うふ、じゃあ次は私をいただいてくださぁい♪」
「は、はぁ!?」
「うふ、冗談ですよ……♪」
この2人は白昼堂々公衆の面前で何をやっているんだか……。
ウォーグルも顔を真っ赤にしている。まあ、こればかりは仕方ない。
「ウォーグルのあーんしてる顔、むふ、むふふふ♪」
そして、ちゃっかり盗撮していた奏。画像を眺めてホットチョコレートみたいにほっぺたをとろけさせていた。
「重すぎる愛も罪ですね……」
「しっ!グラエナ、そのことは口に出すな……」
ゼブライカはぼーっと眺めてるグラエナに教訓を叩き込んでいた。なんなんだろう、この空間は。
それよりも、僕は2人に聞きたいことがあったため、忘れなうちに聞いてみることにした。
「ねえ、海斗も奏も卒業後の進路とか考えてる?」
「え?いや、まだ考えてないけど。まだ4月だし考える必要ないだろ!」
あ、これ絶対手遅れになる人のパターンだ。
「奏は?」
「むふ、むふふ♪」
「おーい、奏?」
「はっ!?ごめんなさぁい。なんでしたっけぇ?」
「卒業後の進路のこと」
「ああ、そうでしたそうでした!私は……やっぱり音楽関係の高校に入って音楽の道に進もうかなぁ。自分でつくった曲をバックに妄想するんですぅ」
「人生を妄想に捧げるとは……」
「あ、でも、ニンフィアがウォーグルと離れたがらないかも……。零くんはどの道に進もうと思ってるんですかぁ?内容によっては私もついていっちゃおうかな!零くんのポケモンはかっこいいのが多いし!むふふ♪」
「そんな理由で……。僕はねぇ……。案外ポケモントレーナーの道に進んじゃったりして!」
「「ポケモントレーナー?」」
僕の返答に奏だけでなく、ウォーグル達も聞き返してきた。
「それは意外だな!オレもついていっちゃおうかな!」
「進路はそんなあっさり決めて良いものじゃないでしょ……」
「本格トレーナーかぁ……」
「ん?奏?」
奏は僕の言葉に珍しく思いつめた表情をしていた。
……あ。そうか……。
「奏のオンバーンが……」
「うん……。でも、みんなで旅、楽しそうだなぁ。海斗くんの言うとおりまだ4月だし色々考えてみますねぇ!」
奏はそう笑顔で振る舞った。
あんまり凹んでないみたいで良かった……。
「じゃ、奏。また明日な!」
「うん、またねぇ、海斗くん」
放課後。私は零くんとも海斗くんとも別れニンフィアと2人で帰ります。
トレーナー……私もなってみたいなぁ。今まで考えてもみませんでしたので、意外と音楽より興味があるということに気づき、自分でも少し驚いてしまいます。
でも……。
「もしかして、レイくんが言ったこと気にしてる?」
ニンフィアが私のことを気遣ってかそう言ってきました。ニンフィアはウォーグルにかかわらないと普通に良い子なんです。
「うん。零くんたちと旅だなんて楽しそうなんだもん。でも、きっとあの子が……」
「そうね……。でも、悩んでいても仕方ないし家に帰って話してみましょ」
「うん……!」
私はニンフィアのおかげで少し元気を取り戻しました。
そして、自信をつけた状態で……ゴーホームです!
「ただいまぁ」
「あら、2人ともおかえりなさい。ご飯、あとちょっとでできるからね」
「はぁい」
ママに出迎えてもらいながら自室へ戻ります。
「ただいま、オンバーン」
「お、カナデ。おかえり」
部屋に帰ると、そこにはもう1人のパートナーオンバーンがいました。
オンバーンも海斗くんのグラエナと違って学校へ行くことはありません。でも、彼とは少し理由が違って……。
「今日は学校どうだった?」
「うん、楽しかったよぉ。ね、ニンフィア?」
「ええ。今日もウォーグルさん、私の手作りお弁当完食してくれたの。うふ、嬉しいなぁ♪」
「良かったな。朝、一生懸命作ってたもんな」
「それでね、零くんと進路の話もしたんだぁ」
「お、そうか、もうカナデも3年だもんな。カナデは何かやりたいことがあるのか?」
「うん、まだ確定ではないんだけどね……」
私はいったん深呼吸します。吹奏楽の演奏と同じくらい緊張するなぁ……。
「私ね、ポケモントレーナーに興味があるんだ」
「え……?」
オンバーンは無表情になってしまいます。予想はついてましたが……。
「か、カナデは音楽の道の方が向いてるんじゃないのか?吹奏楽もやってるし……」
「私もそう思ってたの……。でも、やっぱり私、2人ともっと一緒に関われることしたいって思ってたんだ」
「でも、俺、バトルは……」
オンバーンはうつむいてしまいます。実はこの子、バトルが苦手なんです。
去年バトルで大怪我をしちゃったことがあって……。今はもう完治してるんですが、あれ以来バトルがトラウマになってしまったみたいで……。
「俺だってカナデの元でバトルしたい……。でも、まだ自分がバトルすることを考えると……怖くて……」
「……あのね、今日海斗くんのグラエナが久々に学校来たんだぁ。来週のバトルの授業でオンバーンも来てみない?」
「え?」
私の意外な言葉にオンバーンはキョトンとします。
「バトルするのが怖くても見るだけなら……。ね?今日もグラエナ、見てただけだったけどすごく楽しそうだったんだぁ。だから……」
「……ああ、ありがとう、カナデ。そうだな、見るだけだったらいいかな」
「本当?良かったぁ!」
オンバーンの返答に私は素直に喜びます。今日学校に来てくれたグラエナに感謝です!
「ご飯出来たわよー」
「あ、はぁい!さ、いこっか」
「な、なぁ、カナデ!」
私が立ち上がるとオンバーンが少し緊張気味に話しかけてきました。
なんでしょうか……?
「俺、零君たちのポケモンが戦ってる姿見て……。バトルが楽しいってこと、思い出せるかな?」
「……うん、きっと!」
オンバーンの質問に私も笑顔で答えます。そのことを聞いたオンバーンも笑顔になります。
「そうか……来週が楽しみだな」
「そうだね!じゃ、ご飯食べにいこっ」
「ああ……!」
私たちは部屋を出てリビングへ向かいます。
来週……オンバーンにまたバトルが楽しいって思ってもらえるように頑張ろう!
奏も妄想しないと真面目な子なんです!ニンフィアも然り。