ラスボスはお母さん   作:ラスボスはゴッドウソップ

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ワノ国 八幕目

「おおルタじゃねぇか!お前、もう怪我は平気なのか!?」

 

ヤマトの案内について走ると、早速第一麦わらの一味(ゾロ)を発見。

見聞色の覇気持ちで警戒心の強い人だから、かなりの難敵になると予想していたが、まさか包帯で十字固めにされている所に出くわすとはこれは好機!

私はすかさず、マジシャンのように袖に忍ばせていたぼう太を取り出し、剥き出しの顔面に嘴を突き刺した。

 

「あっ!?ガゥ!?」

 

――はぁ!?いつの間に出来たガキだよ!

 

――ルフィの娘……ね。

 

――はは、面白れぇやつじゃねぇかお前。

 

――おう、サンキューな。

 

――ち、バカ野郎!

 

――合わせろ!俺たち二人で船長を助けるぞ!

 

――これでまだ戦える!

 

――ルタ!?……おい、てめぇ!俺たちの仲間に手を出しといて、ただで済むと思うなよ!

 

 

そして、パクりとゾロから飛び出た記憶をぼう太が飲み込み、最後にセルセルの能力で怪我を治療した。

 

 

「えっ!今何したの!?」

 

大丈夫!ただ怪我を治しただけだ!早くルフィ達の所へ!

 

「そうか。うん、分かった!」

 

さぁ、こんな調子でどんどん行ってみよう!

 

 

 

 

 

 

 

「おい!ルタ!絶対安静って言っただろ!いくら手術は成功したからってお前は――」

 

次はチョッパー!

 

「アグゥ!!?」

 

 

――本当なのか?それなら直ぐにオペしないと!

 

――エヘヘ……お医者さんカッコいいて……別に褒めても飴玉ぐらいしか出さないぞこの野郎!

 

――ルタはなぁ、Dr.と出会う前の俺に似てるんだ。

 

――やっぱり、ルタがちゃんと顔を見て話すのはルフィだけだ。何か理由とかあるのかな?

 

――どうしてルタは冒険するのが嫌なんだろう?俺たちといるのが楽しくないのかな?

 

――あぁそんな!こんなに進行が進んじまうなんて!急いでオペしねぇと、本当に手遅れになっちまう!

 

――ルタがルフィの娘!!?

 

 

よし、これで全部だな。

ぼう太、飲み込め!

 

「えっ!?今、治療したのかい!?僕には鳥を頭に叩き付けただけのように見えたけど!?」

 

知らんのか?これが最近主流のショック療法だ!

 

「そ、そうなのかな~?」

 

さぁ次だ!

 

 

 

 

 

 

 

 

「ルタ殿!?」

「貴方、ダメじゃない!さっきまでお腹切り開いてたのよ!?」

 

モモの助君と、しのぶさん。

ハイハイ、怪我してますね~治療しますよ、その前にぼう太!

 

 

「グフェ!?」

「ばぁ!?」

 

 

――何故だ。何故お主はそこまで拙者達を!

 

――もう止めて!その子が何をしたって言うの!?

 

――止めろ!カイドウ、ルタは拙者達の仲間ではない!

 

――もう私達の怪我を治さないで……お願いだから!自分のことをもっと大切に!

 

――ルタがルフィの娘?

 

――私は、また見ていることしか出来ないと言うの?

 

パクり。

 

 

「ねぇ、僕の時はその変な鳥は使わなかったよね?」

 

使うと能力が高まるんだ。

 

「……怪しい」

 

あと二人!一気に行くぜ!

 

 

 

 

 

 

 

「たくっ……やっぱり戻って来やがったか」

 

お?前方にはローさんではないか。

彼の周囲には……よし、ビッグマムはいないな。

 

「しょうがねぇ。そんなに父親の助けになりたいってなら、もう一度俺を治せ。送り迎えぐらいならしてやれる」

 

食い散らかせ!暴食の害鳥(ぼう太)

 

「なっ……しまっ!?」

 

 

――おいおい、マジか……これは。

 

――ガキの癖になんて目をしてやがる。……俺が言えた話じゃねえか。

 

――耳を!?……こいつ、どこまで俺のトラウマを刺激すれば気が済むんだ!

 

――何だ。このふざけた影は。

 

――またお前か。いい加減……歌を聞いて欲しい?

 

――やはり、アイツの心の方の病を解く鍵は麦わら屋か……

 

――バカ!覇気も使えねぇガキがこんな場所に来るな!

 

――あぁ!麦わら屋!てめぇら親子揃って最悪だ!

 

――やっぱりこいつもDの一族か。

 

 

――助かるのか?だと……俺を誰だと思っていやがる

 

 

げぷっ……。

 

「今のは絶対におかしい!口に鳥を突っ込んでた!」

 

ラス1だ!!!!!さぁ早く案内しろ!

 

「あぁもう!この先だけど、ルフィにもその鳥で変なことしようとしたら止めるからね!?」

 

 

 

「……ルタ?」

 

さぁチェックメイッッ……あれ?

 

「あ、ちょっと!」と制止するヤマトを振り切って、ルフィへと一直線に駆け抜ける最中のこと。

 

ふと疑問に思うことがあって足を止める。

 

……そう言えば皆、何で顔も性別も変えてるのに私だって分かったんだ?

 

もしかして、記憶が飛ぶ前に同じ姿で戦ってた?

 

「おい!危ねぇ、避けろぉぉぉぉ!!!」

 

とルフィの叫ぶ声。

えっ?

 

雷鳴八卦(らいめいはっけ)!!!

 

 

カボチャが砕けるような音がして、私の意識はブツリと途切れた。




ペロ兄「ママ!聞いてくれ、シーザーの野郎がとんでもない事を吐きやがった!その娘は悪魔の実を複製することが出来る!その娘がどの陣営に与するかどうかで、今後の勢力図が容易にひっくり変えるんだ!」
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