ラスボスはお母さん   作:ラスボスはゴッドウソップ

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赤髪海賊団

◯月✕日

どうも。ルタです(生きてます)

いや~雷鳴八卦なんて食らうもんじゃないですね。危うく死にかけましたわ(笑)

 

 

なんて、日記にふざけても仕方ないので状況整理。

 

先ず私はギリギリ助かった。

完全に不意打ちからの雷鳴八卦を食らった時は流石にもうダメかと思ったが、モンキー一族の頑丈な身体のお陰か、紙一重で命を繋ぎ止め、そしてトドメをさされるまいと、セルセルの能力で仮死状態となったのだ。

 

そして咆雷八卦の余波で鬼ヶ島から落ちた私は、急いで自己再生、からのセルセルの能力でぼう太を拡大し、滑空。

空中で受け止めたルフィを治しつつ、私に対する記憶を抜き取ってから鬼ヶ島の下に下ろした。

 

 

そのあとはもう……わざわざ語るまでもない。

私の記憶が飛んでいる間、カン十郎がオロチを斬り殺したとか、よく分からないことになっていたが、えびす町の人達の敵であるオロチがいない以上、私がワノ国に居座る理由もなく、一直線にエレジアへと向かってる。

 

九死に一生を得て直ぐに、死ぬために帰省するという我ながら訳の分からん状況だし、そんなことを考えているやつは直ぐに病院行った方がいいと思うが、

 

流石にぼう太に乗ったまま『赤い土の大陸(レッドライン)』を越えると言うのは少々無謀である為、海列車や前半の海に向かう船だったりを探さないといけない。

 

島を出る時に用意した永久指針(エターナル・ポース)がまだあった為、道先だけはハッキリしているが、生憎……金がない。

どっかにエレジアまで連れて行ってくれる気のいい海賊でもいないかな~なんて、下を見れば何やら見覚えのある海賊旗が。

 

 

 

 

「だははは!見ろよお前ら!でっかい鳥に女の子が乗ってやがる!」

「ははは!お頭!酔いすぎだぜ!」

「流石にそれはないない!」

 

 

 

 

うーん、うーん……いや、気のせいかなー?

 

冬島で義叔父(エース)が尋ねた時、失くなった腕が再生してたり……10億の懸賞首になるまでずっと麦わら帽子被ってたのに赤髪って呼ばれ続けた男とか知らんよ。うん。

 

「ベックマン!ちょっと跳んで声かけてこいよ!」

 

……アカン。早く逃げなければ。

 

「別に構わないが……良いのか?もうすぐ始まるぜ、ウタの配信」

「何ッ!?おいお前ら!直ぐに映像電伝虫を用意しろ!」

 

えっ?ちょっと待って、暫く観てなかったし気になる…………ええい!

セルセルでちょっと顔を変えて、お邪魔しまーす!

 

 

 

 

◯月△日

赤髪海賊団の船に乗せて貰うことになった。

理由は私がウタちゃんのファンで、ウタちゃんが初のライブ(おもっきしRED開幕フラグじゃないですかやだー)を行うと昨日の配信で発表したとのことで、そのライブに連れて行って貰うためである。

 

何か展開が良すぎて作為的なものを感じるが……ルフィ(パパ)の人生だって言ってみれば似たような物だし、Dの一族たる由縁とかあるかもしれないから、もうそういうものなのかなと思うようにした。

 

肝心の私の両親がウタちゃんとルフィだってバレないかということだが、初手からセルセルで顔を変えていたこともあって、今のところは大丈夫ぽい。

 

あと二年後の赤髪海賊団というと妙にシリアス風味だったり、五老星の飼い犬疑惑だったりと、勝手に暗いイメージをしていたが、昨日のウタちゃんの配信から盛り上がって「ウタの初ライブを祝して!」「宴だ!宴だ!」とそんなイメージを払拭させるような明るい雰囲気を醸し出していた。

 

それに絆されて、秘密を打ち明ける……なんてバカな真似はするつもりはないが、私に宛がわれた部屋がどう見ても幼少期にウタちゃんが使ってた部屋で少し居心地が悪い。

 

今着ている服もウタちゃんの御下がりだろうし(じゃなかったら気持ち悪い)、何と言うか12年前に降りた少女の部屋をそのまま残しておくとか、赤髪海賊団のウタちゃんに対する愛の重さに胃もたれしそうだ。

 

ここで娘の娘なんて登場してみ?

 

 

 

ルフィは死ぬ。(間違いない)

 

今さらながら、ひいじいちゃんに迎えにきて貰えばよかったと思うこの頃である。

 

 

 

  

 

◯月□日

残り七日もあればエレジアにつくらしい。

流石は四皇の船、鬼早い。

 

今日は暇だからと、ラッキー・ルーと一緒にご飯を作ることになったのだが、何か子供扱いして雑用任されそうになったのが尺に触ったので、ちょっと本気出してサンジさん直伝の男どもを黙らせる肉汁グルメを作ってやった。

 

試食したラッキールーが「悔しいが俺の敗けだ!今日から厨房はお前の物だ!」とか言ってたが、別に私は赤髪海賊団のコックになるつもりはない。

 

 

 

◯月△✕日 

今日は釣り。

 

そしたら小型の海王類を引いたみたいでかなり焦った。

ヤソップが速攻で仕留めて、ベックマンが引っ張られそうになってた私を捕まえてくれなかったら今頃は海の底だったかもしれない。

 

ほんと、二人には感謝である。

お礼に仕留めた海王類を捌いて、大量の料理を作った。

二人は唐揚げがお気に入りで、関係ないがシャンクスは蒸し焼きがお気に召したらしい。

 

もしよかったら、このまま俺の船に乗らないか?

 

と、デジャブ。

そんなこと言う暇があったら娘迎えにいけと言いたかった。

まぁ何で知ってるんだって問い詰められたくなかったので黙っておいたが。

 

 

◯月□△日

今日は念のためにと、ホンゴウさんから診察を受けて驚いた。

 

どうやら私は末期の癌……だったらしい。

何故か知らず知らずの内に完治していたようだが、セルセルの能力で目に見える異常は治してしまえるし、痛覚がないものだから今の今まで気付けなかった。

どうりで最近、食欲が増したような気がしてた訳だ。

 

治った原因は分からないが、美味い物をいっぱい食べることが出来るので良い事知ったぐらいの儲け話であった。

 

 

◯月✕◯日

今日はお昼寝をしていたら、怪鳥に拐われたらしい。

寝ている間に赤髪海賊団の皆で取り返してくれたみたいだが、目が覚めるとぐったりとしたシャンクスが膝枕をしてくれていた。

 

まさか寝ている間に怪鳥に拐われていただんて思わなかった私は、シンプルに膝硬い……なんて失礼なことを言ってしまったが、後で謝っておこうと思う。

 

 

―追及―

 

どうやら怪鳥に拐われた後で海王類に食われそうになったり、黒髭海賊団傘下の変な海賊に捕まったりと、挙げ句の果てには海軍中将と軍艦三隻まで出てきた滅茶苦茶な大冒険だったらしい。

そんだけ騒がしかったら流石に起きたと思うし、是非起きていたかったが、多分、怪鳥に拐われた時に焦ったお頭が覇王色の覇気を使ったのが原因で寝ていながら気絶したんだろうと言われ、悔しくて泣いた。

 

 

 

◯月△✕日

何と言うことでしょう。

私の足元には泡を吹いて倒れる四皇が……。

 

 

と言うわけで私が新時代の四皇だ!

 

 

冗談はおいといて、剣の稽古をつけてくれると言うので、鞘を着けた剣を思いっきり振りかぶったら鞘だけとんでいって、シャンクスのシャンクスが潰れかけた。

 

本当に申し訳ない。

ベックマンは子供だからと舐めてかかるからだ……と呆れていたが、セルセルの能力では怪我は治せても痛みは消せない為、シャンクスの痛みが引くまで腰をさすってあげた。

 

 

 

 

◯月■日

今日は覚醒したセルセルの実の能力を確かめるべく、物資補給に寄った小島で実験だ。

どうやら少し前に海賊に荒らされたらしいこの島には怪我人が沢山いるようなので……島全体に能力を発動させて一気に治してみる。

 

 

―追及―

ボンク・パンチとモンスターと即興でバンドを組んでゲリラライブした。

スッゴい楽しかった!

ちょうどウタちゃんの配信がやってたから、疑似デュエットして新時代歌った!赤髪海賊団の皆がいーぱい誉めてくれて、ほんと!スッゴい楽しかったです◯

 




本編if

ウタ「皆ー!ウタだよ!」
アホの子「わぁー!ママだ!」
赤髪海賊団「「「!!!!?」」」

ウタ「じゃあ次は新時代!」
アホの子「ルタも一緒に歌う!変身も……ええいっ!解いちゃえ!」
赤髪海賊団「「「「……」」」」(疑う必要すらないレベルの面影に無事脳破壊終了)

ロックスター「えっ、何んかこれ?」
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