ラスボスはお母さん 作:ラスボスはゴッドウソップ
それとも……そうだ。ハグしよう。
もうこんな地獄、愛でしか解決できない。
お爺ちゃんも言っていた、愛にまさる物はないと。
「え、はい!?」
と言うわけで食らえ!愛のハグ!
「お母さん大好き!お母さん大好き!お母さん大好き!お母さん大好き!お母さん大好き!お母さん大好き!お母さん大好き!」
「ちょ!ちょ!ちょ!ええっ!?」
まだ足りないか!
ならばこうだ!
セルセルで腕を伸ばして、シャンクスを引っ張り……ダブルハグ!
「うぉ……どういう状況だ!?」
ん?洗脳が解けたようだな……好都合!
「おはようお爺ちゃん!改めて自己紹介するね。私の名はモンキー・D・ルタ!あんたが帽子を託した少年とウタちゃんの子供だよ!ねえそうでしょ!お母さん!」
「う、うぅん……そうだよ」
「はいぃい!!!?」
フハハハ!!!驚いているようだな。だが私がお前の孫だと知ったからには存分にお願いを聞いて貰うぞ!
「と言うわけで、お爺ちゃん!お母さんが寂しいみたいだから一緒にギュッてしよ!」
「い、いや!そのだな。急に俺に孫が出来たって言われると何というか感傷深くなるというか、柄にもなくちょっと涙が……」
「うるせぇ!ハグしろ!」
「あ、ぁぁ」
「ちょっとルタにシャンクス!?こんな時にふざけないでよ!」
ふざけてなどいない。私はいつだって大真面目で全力で生きてきた。
……そんな私が恥も外聞も投げ捨ててハグで万事解決しようというのだ。
やるからには全力で…………おいバギー!次いでだ!お前も来い……て、もう逃げてら。
「ルタァァァ!!!」
「ふげば!?」
と思えば、そんなバギーを踏み台にして乗り込んできたギア5のパパンである。
「パパ!」
「ししし!そうだお前のパパだ!」
「いきなりで悪いけど抱き締めて!ウタちゃんとシャンクスまとめて!」
「おう!」
「ななな!!!?」
トリプルハグ。
どうだ。これが今の私に出来る全力だ!
これには流石のウタちゃんでも平気ではいられまい。
最後に止めで……
「ママ?もうこんな事は止めてパパの船で冒険しよ?」
「いや、ウタ達は俺の船に乗ろう。その方が楽しいぞ……絶対」
「ししし!勿論いいぞ!お前らには見せたい物が沢山あるんだ!」
言葉によるだめ押し。これで駄目なら一生ハグしつづけてやる。
「……もう、分かったよ。お母さんの負け」
あら、憑き物が落ちたようなスッキリとしたお顔。
にしし!これにてミッションコンプリート!
あ、そう言えばパパン。外にいた海賊達どうした?
「全部倒してきた!」
流石はパパン。
と言うわけで今度こそ本当の本当に万事解決!
これで私は自由だー!!!!
「…………うん、これだけはないな」
「どうしたの?早く記憶を消して自由になろ?」
あまりにも都合が良すぎるだろうと、私は選択肢から除外した。
Happyエンド:ウタちゃんにハグする
「絶対無理じゃん」
モンキー・D・ルタ 懸賞金 五億六千万ベリー
流石にルタの妄想通りとはいかないが、だいたい同じような結果になる。
赤髪海賊団と麦らの一味でウタルタを取り合う戦争(デービーバックファイト)が起きるが、死者怪我人共になし。
ただルタ本人に選ぶ気が0。絶対に上手くいかないと思っている。
えっ?何でルフィの記憶が戻ってるかって?
A.解放の戦士を縛るものなし