ラスボスはお母さん   作:ラスボスはゴッドウソップ

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エレジア編 グランドルート②

現在の麦わらの一味とルタの動向。

 

 

赤髪海賊団の船に乗り、一直線にエレジアへと向かうルタであったが道中で怪鳥に拐われ、そして黒ひげ海賊団傘下の海賊、中将クラスを乗せた軍艦3隻の海軍による赤髪海賊団を交えた三つ巴の戦いに巻き込まれて進路を遅らせていた。

その間に麦わらの一味はコーラを使いきる勢いで風来バースト(クー・ド・バースト)を連発し、何と赤髪海賊団を追い越して一足先にエレジアへと上陸することになった。

 

 

「え、ウソ!もしかして追い越しちゃった!?」

「ウソだろ!?コーラはもう空っぽだぞ」

 

ルタのビブルカードはいつの間にか真反対を示している。

引き返そうにも、船の燃料は尽きてしまったそうだ。

この島にコーラがあるかどうかは分からないが、急いで補充しなければならない。

皆がそう動こうとしている時に、「あのー」ブルックが手をあげる。

 

「こんな時に言いづらいのですが、この島にはルタさんの母親……ウタさんがいるそうではないですか。ルタさんを発見することが何よりも優先されるのは理解出来るのですが、何故ルタさんが関係者全員から記憶を消そうとしているのか未だ不透明なところがあります。そこでここは二手にわかれてルタさん捜索チームとウタさんに現状を伝える、又はあぁなってしまった原因について母親である彼女に尋ねるチームへと分かれるべきだと……私は思います」

 

彼が気まずそうにしているのも無理はない。

何せ外見年齢からしてルタは5、6歳と行ったところだ。ルフィが今、19歳だから少なくとも彼が13の時にそういった関係になった訳で、ルフィ本人は身に覚えがないという。

しかもその当時のウタも15歳ほどの若さだ。

 

かなり、かーなり闇を感じる話。

深掘りするのが怖くて、皆が無意識に避けていた話題であるが、この島でルタのこれまでを一番知っている可能性が高いとしたらそれはウタ以外にありえないだろう。

 

「…………だな。じゃあウタには俺が会いに行くよ。俺が行かなかったらアイツを困らせるだけだろうし、ルタについてちゃんと聞いてくる」

「大丈夫なの?……その、身に覚えがないんでしょ?」

 

「あぁ、それどころかルタが生まれたぐらいの時はアイツは死んだんだと思ってた。海賊になるまで島の外に出たことねぇから、アイツの方から訪ねてきたんだと思うけど、もしかしたらその記憶も消されてるのかもな」

 

そこで一同は、あの妙に癇に障る呆け面をしていたルタのペットを思い出す。

 

「言われて思い出したぜ、ぼう太だったか?アイツも取っ捕まえてルフィ達の記憶を取り戻させねぇと」

 

「あれはワシの記憶が確かならグランドバードと言って、自らが住みやすい環境を探して赤い土の大陸(レッドライン)すら跨いでどこまでも飛び続ける超希少種だった筈。人の記憶を奪い取るような能力はなかったと思うが、恐らくあの鳥自体がルタとは別の能力者なのではないだろうか?」

 

ジンベエは七武海だった頃、Dr.ベガパンクの研究所で同じ種族の鳥を見たことがあるらしい。

 

「空を飛ぶならウソップとサンジ、相手が動物ならチョッパーは外せないな」

 

「二手に分かれるなら、俺はルフィについていく」

「クソマリモとルフィだけだと無事にたどり着けるか不安だな。ジンベエ……は前科があるから…………ヤマトちゃん頼めるかい?」

「あぁ、任せてくれ!」

「いや、止めておけ。麦わら屋には俺がついて行く」

「ええ!なんで!?」

「…………バカが二人から三人に増えたところで意味がないだろうが」

 

本音を言えば、今のウタと会うのにルフィとセットで女性を付けることに嫌な予感を覚えたからであるが、性自認は男であるようなのでローは黙り込んだ。

 

「じゃあ、ルフィ、ゾロ、ローがウタのところへ。それ以外のメンバーはルタの捜索とぼう太の捕獲。それでいい?」

 

 

「「「おう!」」」

 

 

 

解散。一先ずコーラの調達へとフランキー達は街の方に向かったが、ルフィらは一番目立つ城を目指して走ることに。

 

 

「しかし……妙だな。街並みが綺麗過ぎる」

「は?どういうことだ?別に普通じゃねぇか」

 

「お前らは知らないとは思うが、ここ音楽の島エレジアは10年前に赤髪海賊団によって滅ぼされている」

 

「え、シャンクスが?そんな筈ねぇ!」

 

「当時の記事では住人は国王と少女一人を残して全滅。最も最悪な事件として赤髪の懸賞金の額を一気に引き上げた有名な話だぞ?恐らくこの生き残った少女と言うのが歌姫ウタなんだろうが、歌姫ウタは大の海賊嫌いで有名だ」

 

「そんな……でも、アイツはシャンクスの娘なんだぞ!?」

 

「ッ!?マジか……となるとルタ屋は赤髪のシャンクスの孫で麦わらのルフィの娘……現四皇二つと結びつきがあるとは…………流石はDの一族ってところか」

 

「はぁ!?俺って四皇になってんのか!?」

 

「お前、そんなことも」「なんだ、最近の若いのってのは新聞も読まねぇのか?」

 

「「「ッゥ!?」」」

 

野太い声に三人を覆う大きな影。

見上げると巨大な岩が振ってきていた。

 

「誰だ!」

 

ルフィがそれを拳で打ち壊すと、唇を鳴らした金髪の男がニヤリと笑って地面に降りる。

 

(本当に誰だ?風貌だけなら、映像電伝虫にも映ってた金獅子のシキにそっくりだが、どう見ても若すぎる)

 

溢れ出る覇王の貫禄。ただ者ではないと三人は構えるが、男は呑気に葉巻に火を着けて一服していた。

 

「麦わらルフィ 懸賞金30億ベリー……あの船見習いを倒して四皇になったやつがどんな面をしているか拝みにきてみれば……嘆かわしい。やはり今の海は甘すぎる。仮にも皇帝と言われてる海賊のトップがこんなガキだとは」

 

「なんだてめぇ!いきなり人の悪口言いやがって!──それにしても30億になってんのか、それは教えてくれてありがとう!」

 

「ハァ……超人(パラミシア)のルタ 懸賞金一億8000万。写真のみだが面構えはお前の娘の方が〝らしい〟ってのはどういう状況だ」

 

男は『()()4()』状態で写真に取られたルフィと、セルセルによる自己改造により鬼人と化したガープを思い出させるルタとを見比べてため息をつく。

 

「出来ればお前は生かして連れてこいって命令だが、これはダメだな。例え魂を縛られていたとしても俺のプライドがこんな腑抜けを生かしておくことを許さねぇ」

 

義足なのだろう。金属の足で力強く地面を踏み込むと三人の体が宙に舞った。

 

「あの世に逝く前に俺の名を聞いていけ!俺の名は金獅子のシキ、お前ら軟弱どもを全員ぶっ殺して、海賊王になる男だ」

 

シキが二刀の名刀を引き抜き、三人が構える。

 

 

 

そして時を同じくルフィ達とは別行動を取っていた麦わらの一味

 

「なんだてめぇら!?」「海軍……いや、何か違う!?」

「どうやらメインディッシュはシキの野郎に取られちまったみたいだが、腐っても四皇幹部……お前らはどこまで俺を満足させられる?」

「我々がまさか海賊と肩を並べることになろうとは……でもこれがゼファー先生の望みなら」

 

元ロジャー海賊団 ダグラス・バレット

そしてNEO海軍に囲まれ、逃げ道は黄金で塞がれていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

「ふふ、ふふふ………………早くおいで、ルタ」

「………………」

 

城の奥深く。

ルタの好きだったブタのぬいぐるみを抱き締めて、含みある笑みを浮かべるウタ。その護衛を任されている元海軍大将Z。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「にしししし!おじいちゃん、ひげじょりじょり~!かゆ~い!!!」

 

「おいおい、俺はまだおじいちゃんって言われるほど歳は取ってねぇって」

 

「おじいちゃんはおじいちゃんなんだもん!ルタ、おじいちゃんの匂い好きー!でもお酒の匂いは嫌ーい!」

 

「たくっ……仕方ないなぁ」

 

そして能力の使い過ぎによりアホアホになっているルタはシャンクス(おじいちゃん)にベタ甘え中であった。




REDとの相違点
ワノ国編直後
ルフィの手配書の写真(ギア5→ギア4)
ヤマト参戦
ライブ3日前
何故かいるONE PIECEフィルム(一部例外)のボス一同
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