未来と古来と異界のポケモン   作:クロマ・グロ

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少年と双子と競り

 

 

レティ視点

 

 

~マリナードタウン~

 

 

うーん、ライズ君は大怪我は慣れてるって言ってたけど大丈夫かなぁ……

 

「レティ、やっぱり気になるの?」

「うん、ライズ君慣れてるからって言っても最近大怪我しすぎだし……」

「まぁ私を庇った時も普通に重症だったものね……復帰がめちゃくちゃ速いから気付きにくいだけで」

「うん、なんていうか自分の事の優先度が低い気がするんだよね……」

 

それに何かまだ隠してるような気がするし……

まだ信用しきれてないのかな?それはちょっと……悲しいな

 

そんな事を考えているとヴィオ姉が大きく溜め息をつく

 

「はぁぁぁ、ライズかこっちを信用していなかったらこんなに秘密を話したり庇ったりはしないわよ」

「うぇ!?なんで……」

「バカね……生まれた時からずっとお姉ちゃんしてるんだから貴女が何考えてるかくらい分かるわよ」

「でも……」

「信用してるからこそ、仲が良いからこそ話せない事だってあるわよ

確かに私としても癪だけどそれを無理に聞く方が後々ギクシャクするわよ、気長に待ちなさいな」

「うん……」

 

私達が話しているとチリンチリーンとベルの音が鳴り響く

 

「ホウエン産幻のワカメ~!ホウエン産の幻のワカメだよ~!さぁいくらだ!いくらだ!」

「レティ!」

「うん、ハイダイさんに頼まれたやつだね!」

 

 

_________________________________________________

 

 

 

 

 

「な、なんとか買えた~」

「なかなか激戦だったわね……」

 

競りではかなり多くの人が幻のワカメを競り落とそうとどんどん金額を釣り上げて行ってワカメ一つに凄い金額が出ていた

 

とはいえ私達はハイダイさんからかなり多くの資金を預かっていてなんとか資金を余らせて買うことを出来た

 

これでジムテストの代わりにしてくれるらしいけど良かったのかな?

 

「本当に良いんですか?」

「良いから良いから!

幻のワカメをこんなに安く仕入れられたんだい!残りはお駄賃として取っておくと良いんだい!

それにライズ君にもかなり迷惑をかけてしまったからね」

「うーん、わかりました

そういうことならいただきます」

「あら?ライズじゃない

何か競り落としてきたの?」

 

ヴィオ姉がそういうとライズ君は少し悩むような仕草をする

 

「……別にここで出しても良いんだが少し色々とヴィオに聞きたい事が出来てな

悪いが家に戻ってからでも良いか?」

「あー、そういうことね

了解よ、ただちゃんと見せなさいよ?」

「あぁ、わかってるよ」

 

ヴィオ姉に聞きたい事でここで話しにくいってことは……ヴィオ姉の前世のことなのかな?

 

私自身生まれてからずっとヴィオ姉と一緒に育ってきたけど前世と言われてもやっぱりピンと来ないんだよなぁ

 

「うぉー!ライズ君!平気なのかい?

顔にノクタスが刺さったんじゃぁ……」

「このくらいの怪我なら慣れてるんで」

「そうかい?無理はしないようにするんだよ?」

「ええ、わかってますよ」

 

私達はハイダイさんに後でジムに挑戦しに行くことを伝えてからそらをとぶタクシーを呼んでライズ君の家に戻っていく

 

なんだか毎回入り浸っちゃってて申し訳ないなぁ……

 

ライズ君の家に到着してリビングに向かうとヴィオ姉は早速とばかりにライズ君へと疑問を口にする

 

「それで?結局何を買ったのよ?

わざわざ私の名前出す辺りモンハン、アナザーポケモン関係の代物でしょう?」

「あぁ、といっても俺が購入したのはニャンター用のやつだがな」

 

そういってライズ君はポケットからこの間手に入れたヨロイとは違うヨロイをテーブルに置いた

 

たまに思うんだけどライズ君のポケットってどういう構造してるんだろう?

 

ヨロイの特徴としては全体的に緑色の甲殻と黄色の角のような材質の物で全体の形が作られていて一部に使われた毛のような部分からは若干の静電気を感じるヨロイだった

 

「今度はジンオウネコシリーズね

ピケタウンのレウスネコシリーズといいニャンター関連のアイテムが複数入ってきてるのかしら?

でもこれだけじゃ無いんでしょ?流石にこれのためだけなら向こうで話してもそんなに問題ないのだし」

 

確かに、正直これのことだけなら別に家まで戻って話をする必要は無いような?

 

「あぁ、本題としてはオージャの湖で今起きてる異常事態の事だよ」

「あぁ、確かにそれを話すなら一度戻る必要があったわね」

「あ!ペパー君って今オージャの湖に向かってたよね?」

「あぁ、それなら止めておいたわ

流石にこれが予想通りなら確実に無事では済まないから待って貰うように説得するのは少し大変だったのだけれどね」

「……結局何を知っているんだ?」

「……今回の異常を引き起こしているのは結論から言えばたった一匹のアナザーポケモンよ」

「アナザーポケモン……今回のはそんなに危険なの?」

「危険なんてもんじゃないわよ……その個体がまだ子供とかならギリギリ勝算がなくもないけど成体相手となると確実に死ぬわね」

 

っ!!!

 

「し……死ぬって……」

「今オージャの湖に居座っている怪物の名前は……」

 

 

 

 




マグロ「まだジムに至っては半分も終わってないんだよなぁ……」
ライズ「まぁヌシは残り一匹、スター団も残り2つで半分切ってるんだしハイダイさんでちょうど半分と考えれば良い方なんじゃないか?」
マグロ「だとええんやがなぁ……ストーリーのラスボスをとんでもない化物を想定してるからどうしても長くなりそう(ヽ´ω`)」
ライズ「俺達が死ぬほど大変になるのを忘れんなよな……」
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