未来と古来と異界のポケモン   作:クロマ・グロ

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なんか気分転換で投稿したはずの新しい作品が思ってた数倍以上に反応が良くて驚いていますw


少年と双子と社会人(社畜)

 

 

ヴィオ視点

 

 

チャンプルタウン

 

 

「全くママったら……」

「ごめんねライズ君……」

「あー、いや大丈夫だ

それに二人ともお母さんとかなり仲が良いんだな」

 

そういうライズの目は何か遠くを見ている気がする

 

やっぱりだけどライズは何かと隠し事が多い気がするのよね

 

「ライズ君の方はどうなの?」

 

そうレティが聞くとライズは若干ばつが悪そうに答える

 

「あー、俺ってfallなんだよ……赤子の頃に落ちてきたらしくてな

それをアローラの博士に拾われて育てて貰ってきたんだ

だから前にアローラが実家とは言ったが生まれが何処かとかは知らねぇんだ」

「そっか……ごめんね?へんな事聞いちゃって」

「いや、大丈夫だ

それに育ての親としてこの地方に来るまで世話になった二人には感謝してるしな」

 

そっか……アローラの人にしては何か違和感を感じる時があったけど元々fallだったのね……

 

「じゃあその二人とはどうなの?」

「仲は良いと思う、実際あの人達がいなければバサルモス達の面倒も見れなかったし博士への認定っていうあいつらを保護する名目も立てられなかったからな」

 

ライズはそう苦笑いしながら答える

やっぱり血が繋がってないのもあって若干気持ちを押さえて育ってきたのかしら……

 

「まぁ暗い話はここまでにしておこう

まずは腹ごしらえに何か食べておかないか?

チャンプルタウンの飯は基本どこもアタリだぞ?」

 

それを聞いた瞬間私の胃袋が怒号を上げる

 

「「…………」」

「……そんな呆れた目で見ないで頂戴

私にだって人並みの羞恥心くらいはあるわ……」

「「え……」」

「二人してなんなのよ!?しかもレティまで!?」

「「いやまぁヴィオ(姉)だし」」

「いい加減泣くわよ!?」

 

二人して私の事なんだと思ってるのよ!?

 

「「マイペースな食いしん坊系不思議キャラ?」」

「心読むんじゃないわよ!?」

 

_________________________________________________

 

 

「お……おおおお待たせしました……

『焼そば』の超超超超超超大盛りペタマックスです」

「「うわっ……」」

 

私達はチャンプルタウンを軽く見て回って丁度目についたチャレンジメニューのある店に入って昼食を取ろうとしていた

 

まさかこの世界でこの名前の焼そばに出会えるなんて……ちょっと感激だわ

 

でも流石にこれで引かれるのは心外なのだけど?

ピケタウンのデカ盛りはもっと量が合ったわよ?

 

「ヴィオ姉の胃袋はキョダイマックスしたカビゴンでも入ってるのかな?」

「いや、本気を出したカビゴンだろ……」

「ちょっと!?」

 

誰の胃袋が本気を出して目を光らせたカビゴンよ!?

流石に失礼にもほどがあるわよ!?

あとレティに至ってはそれもはやただの動けないデブじゃないの!?

 

「いや……流石にその量を普通に食える時点で誰からも引かれるとは思うぞ……」

 

ライズはタコライスを食べながらそう答える

 

「この間の事だってママに話したら固まってたくらいだよ?」

 

とレティはカレーうどんを食べながら言う

というかいつの間にママと話してたのよ……

 

「はぁ……いい加減話を戻しましょうよ

それでライズ、ここのジムリーダーをやたら後回しにしたがってたけどどういう事なのよ?」

「……技術的な問題だよ

確かにアオキさんのポケモンはかなり強さを押さえられている上にノーマルタイプ統一というだけあってあまり力強くないポケモンも出てくる

だけどあの人は技術だけで見ればジムリーダーで一番高いんだ」

 

ライズはそう青い顔をして答える

こりゃ何かあったわね……

 

「ねぇねぇ、そのアオキさんって人はどんな人なの?」

 

そうレティが質問を投げ掛けると若干悩む素振りをしてからライズは答える

 

「どういう人か……この場合何て言えば良いのかな……

一言で言うとすれば……………社畜?」

 

するとライズの後ろから声がかけられる

 

「流石に心外なのですが……」

「アオキさん、今日はこっちで昼飯だったんですね」

「ええ、見知った顔が居たもので挨拶するついでにここでまた食事にしようかと」

「それ絶対後者の方が本命ですよね?」

「ええ」

 

ライズと声をかけたやたらとやつれたスーツ姿の男性、アオキは楽しそうに談義をしている

 

「今日は休日ですか?」

「いえ、残業帰りです

かなり遅くなってしまったのでリーグで一泊させて貰いました」

「アオキさん……更にやつれてますよ?少しは強く断らないと……」

「私にあの人の指示を蹴る程の度胸はありません……」

「はぁ……書類系の仕事後でスマホロトムに回しといてください、時間が出来次第手伝います」

「いつも申し訳ありません……」

 

なんというか……確かに一言でこの人を表すとしたら社畜ね……

だいぶ本人は不服そうだけどこれは否定出来ないわ……

 

「お?アオキさんいらっしゃい!

今日は何にしていくんだい?」

「マルマイン焼おにぎりで」

「あっはっはっ相変わらずおにぎりが好きだねぇ

ちょっと待ってな、今作ってきますんで」

 

そう言って店の人は厨房へと向かっていく

 

確かあれって7キロ無かったかしら?

 

「なんと言いますかね……モノを食べる時はですね

誰にも邪魔されず、自由でなんというか……救われてなきゃあダメなんです……独りで……静かで……豊かで……」

 

どこの孤独○グルメよ!?

 

 

 

 




ライズ「アオキさん……そんなだから押し付けられるんですよ……」
マグロ「注:この作品のアオキは心労がマッハで加速しているために食事量が超大幅に増えております
察してあげてください……」
ライズ「いらねぇ忠告してるんじゃねぇよ……」
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