未来と古来と異界のポケモン   作:クロマ・グロ

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すみません……なかなか戦闘シーンに悩んで遅れました。


少年と双子と弱肉強食★

 

 

レティ視点

 

~チャンプルタウン~

 

まってまってまって!?流石にその回復は不味いって!?

 

「レギィ!『スケイルショット』!!」

「レギァ!!」

「あっ……。」

 

レギィが全身の鱗を逆立たせて鱗を発射する。

飛ばされた鱗は弾丸の如くアオアシラへと降り注いでハチミツのツボを割り、回復をやめさせる。

だけどこれによりアオアシラの全身にある血のように紅い深紅の体毛が逆立ち始める。

 

「ッ!ォォォォォオオオアアアアアアアアア!!!!!」

 

アオアシラの咆哮が宝食堂どころかチャンプルタウン全体にすら響くのではないかという程の大音量で響く。

私はあまりの声の大きさに耳を塞ぎ立っていられなくなる。

 

「あー……やっちゃいましたね……。

アオアシラの『どはつてん』です。」

「『どはつてん』ですか?」

「えぇ……この技を使ったアオアシラは制御不能ですよ。」

 

アオアシラの目が赤く染まっており、明らかに激怒しているのがよく分かる。

 

「レギィ!『シューティングスター』で牽制して!!」

「レーーギュァァァアアア!!!セルッ!?」

「ォォォォォオオオアアアアアアアアア!!!!!」

 

アオアシラが自分へのダメージを完全に無視してレギィへと向かっていく。

なんなら直撃した『シューティングスター』に至ってはダメージを受けて怯む様子すらない。

傷自体は付いてるからダメージはあるんだろうけどこれ相当不味い!?

 

「グォウッ!!ォオオ!!!ァァァァアアア!!!」

「ギュッ!ギアッ!?セルアッ!?」

 

アオアシラがその鋭い爪を振り下ろす度にかまいたちが軽く発生している。

攻撃自体はかなりめちゃくちゃだけど一撃一撃を行うごとに威力が明らかに上がってる!?

 

「レギィ!『アクロバット』!!」

「レギァァアアア!!!ギュァッ!?」

「レギィ!?」

 

私はレギィに『アクロバット』を指示するけどアオアシラはまるで何も感じてないように攻撃を受けながらレギィの尻尾を掴んで投げ飛ばした。

 

「ォォォォォオオオアアアアアアアアア!!!!!」

「ギッ!?レギュアアッ!!!」

 

レギィはなんとか立ち上がるけど壁がかなり陥没してるから凄いダメージがレギィに入ってるはず……

 

「そういえばヴィオ姉が相手の力を利用して投げ飛ばしたりする技があるって言ってたっけ……よし!」

 

問題はどうやってチャンスを作るかだけど……

 

「ォォォォォオオオアアアアアアアアア!!!!!」

 

アオアシラがレギィへと走り出してその爪を振りかぶる。

 

「レギィ!攻撃の勢いを利用して腕に噛みついて投げて!!」

「レギュッ!?ァァァァアアア!!!!」

「オアアアアア!?!?」

 

私の言ったことをレギィは少し困惑しながらも行ってくれた。

レギィは振り下ろされた腕に噛みついてその勢いを利用してして地面へとアオアシラを叩きつけた。

 

「レギ……ァァァァアアア!!!」

「レギィ!『げきりん』!!」

「ァァァァアアア!!!!!」

「アオアシラ!『どはつてん』!」

「ォォォォォオオオアアアアアアアアア!!!!!」

 

地面に自分の力を利用して投げられたアオアシラは明らかに動きが鈍くなっていた。

レギィの『シューティングスター』でそこまでダメージが入って無かったってことはそういう事なのだろう。

 

レギィとアオアシラが暴走状態になりながらの殴り合いが続く……ただこの光景をみてて正直私には思うところがある。

 

「ここってかくとうジムじゃなくてノーマルジムでしたよね……。」

「まさに怪獣大戦争ね……。」

 

ヴィオ姉がなんか言ってるけどキコエナーイ……

 

「レギィ!!」

「アオアシラ!!」

「レギュァァァァァアアアアアアアアア!!!!!」

「ォォォォォオオオアアアアアアアアア!!!!!」

 

アオアシラが殴り、レギィが尻尾で凪払う。

アオアシラの強靭な爪がレギィの何重にも重なった刃鱗を何枚も切り裂く……だけどレギィはその切り裂かれた鱗すらも攻撃に使ってアオアシラへと猛攻を加えていた。

だけど勝負はすぐに決まる。

 

「レギュァァァァァアアアアアアア!!!」

「ッ!?ォォォォォオオオアアアアアアアアア!?」

 

レギィが先程の要領でアオアシラの腕に噛みついて投げ、地面へと叩きつける。

そのまま地面へを引きずるように振り回して投げ飛ばした。

 

「ガッ!?ォオオ……」

 

アオアシラがめり込んだ壁から出てくるとそのまま前のめりに倒れていった。

目を見れば気絶していることがわかった。

 

「レギュァァァァァアアアアアアア!!!!!!

 

……ァァアア……!」

 

レギィは勝利の咆哮をあげたけどそのまま力尽きてしまった。

 

「両者戦闘不能。

倒れたのはアオアシラが先ですのでスカーレットさん、貴女の勝利ですね。」

「やったぁぁぁぁぁあ!!!」

 

正直今回はかなり危なかった……ありがとう!レギィ!ボルンガ!!

 

「とりあえず一段落しましたし少し休憩にしましょうか。

お二人はその後で。」

「わかったわ。」

「それで構いません。」

 

とりあえず私はレギィをボールに戻してからすぐに治療をして皆を労うことにした。

 

 




マグロ「アオアシラの新技紹介」

『ハチミツぐい』

ノーマル 変化 PP5
・最大HP1/3を回復
・持ち物にミツがあればその種類によって能力が上がり、HPが1/2回復する。(食べたら無くなる。)

『どはつてん』
ノーマル 物理 威力90 命中100 PP5

・使う度に『こうげき』が一段階上がる。
・げきりんのように一度使うとしばらく同じ技を使い続ける
・技を使い終えると1ターン反動で動けなくなり、こんらん状態になる
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