未来と古来と異界のポケモン   作:クロマ・グロ

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すみませんが二作品同時での執筆になるといい加減午後5:30にこっちを投稿するのがきついんで次回から0時投稿に変更させて頂きます。


少年と双子と次のジム

 

 

ライズ視点

 

~ハッコウシティ~

 

 

「はぁ……こっぴどくやられたな……。」

 

結局俺達もあの後にアオキさんに挑んだんだが結果は散々なものだった。

 

ジム戦は俺がザボアザギル、ウロコトル、を突破されてバサルモスでギリギリ勝利。

ヴィオはまさかのシュニン、テツノワダチ、パーモットを突破されてオトシドリでギリギリ勝利。

 

アオアシラ戦に至ってはほぼ壊滅状態にさせられてなんとか相討ちまで持っていった。

 

「そうね……それにしてもわたしに関しては『イカサマ』をオトシドリに覚えさせてなかったら確実に負けてたわね……。」

 

今はハッコウシティの俺の自宅に集まって次の目的地の話と今回の反省会をしていた。

丁度良いので俺はヴィオが言っていた『紅兜』……『二つ名』という個体について聞いてみることにした。

 

「なぁヴィオ、『紅兜』……『二つ名』ってのは一体なんなんだ?」

「……向こうの世界において通常の種と生物学的には同種ではあるけど厳しい生存競争の中独自の進化を遂げた桁違いの強さと全く違う姿の個体よ。

『特殊個体』にはいくつか分類があるのだけどその中でも『二つ名』の個体はそこそこ数がいるポピュラーな個体で強さもかなりバラバラなのが特徴ね。

最も強い個体ならばただその場に居るだけで災害を引き起こす古龍と同等以上の個体も居るから狩猟には特別な許可を必要とする程ね。」

「『特殊個体』か……」

「ある意味私のダルシムなんかも特殊個体なのだけどね。

とはいえまだ幼体だから微妙な所なのだけど。」

 

あいつも特殊個体なのか……なら……。

 

「俺のバサルモスはどうなんだ?あいつだけ群れのやつらと違ったが……。」

「残念ながら特殊個体じゃなくて亜種の扱いね、ただ亜種が成長しきった個体はまだ発見されてないから……貴方のバサルモスが進化すればそれは完全な新種ということになるわね。」

「新種……か。」

 

俺はバサルモスの入っているヘビーボールを見ながらそう呟く。

 

「とりあえず今日の反省をしましょうか。」

「そうだな……今は考えても仕方ない……。

それにしてレティ……よくアオキさん相手に被害それだけで済んだな……。」

「えへへ~!ヴィオ姉の知識のバトル知識を参考にしてみたんだ~!」

「確かにやり方事態はゲームの頃のやり方とにたような感じだったわね。

わざと攻撃を受けさせるなんてこの世界の人にはあんまり考えられない行動だから驚いちゃったわ。」

 

ゲームだからあり得た戦法と現実だからあり得た戦法か……おそらくこの逆の例もいくつかありそうだな。

後で俺もヴィオから色々と聞き出すとしよう。

 

「そういえばレティ、ボルンガもレギィも尋常じゃないダメージ受けてたけど大丈夫だったの?」

「あー、ボルンガの方は大丈夫なんだけどレギィが無茶しすぎだってジョーイさんに怒られちゃって今は安静にしてる必要があるんだって。

明日にはボールから出しても良いって言われてるからそれまでの辛抱かな。」

「……お互いに暴走状態になるような技での殴り合いだったからな。

あの手の技は制御が効かない分やりすぎてしまう事例が頻繁に報告される。

確かに威力が高いが出来るだけ使い所は見極めておけよ?」

「うん、わかった……レギィ……本当にお疲れ様。」

 

そう言ってレティはレギィの入ったモンスターボールを撫でて労う。

ボールもレティに反応したのか若干揺れていた。

 

「まぁ正直今回の一番の壁はアオキさんだった……あの人はジムリーダーとしての技術だけならパルデアで一番なんだよ……。」

「……やっぱり?」

「あの人はシンプルな強さもあるけど恐ろしいのはその搦め手と単純なパワーによるごり押しの使い分けが上手いことなんだよ……。

とはいえ次のジムリーダーも油断は出来ないぞ。」

「次は何処に向かうの?」

「実力順で考えりゃまぁナッペ山に向かうのが正解なんだがな……南6番エリアの洞窟を通ってベイクタウンに向かう。」

「そうなると次はエスパージムな訳ね……。」

「あぁ、先に言っとくがエスパータイプが相手だからと安易にあくタイプで行くなよ?」

「どういうこと?エスパータイプの技が効かないんだしこっちのが良くない?」

「あの人の手持ちの半分がタイプ一致フェアリー技使ってくるから一撃で沈められるぞ。」

「「あっ……」」

「まぁ対策が無いって訳でも無いんだが……一番有利を取りやすいのはむしタイプだな。」

「私は……ボックスに居る虫タイプで使いやすそうなのはエクスレッグだけどフェアリー技が重いわね……。

ちょっと高いからあんまり買いたくなかったのだけどあれの購入を検討するべきかしら……。」

「あれ?なんのこと?」

「……正直この世界でこの戦法が通じるか全く分からなかったから検討する気にはならなかったのだけどね……。

『きあいのタスキ』を利用した戦法よ。」

「「…………アレかぁ……」」

 

俺とレティは思わず苦笑いを浮かべた。

 

この世界において『きあいのタスキ』とは……やたらと購入に必要な金額が多い割には使うようなタイミングがあまり無い道具だったからだ。

 

 




ライズ「きあいのタスキがあまり使われない理由?
バトルやってると余程の事が無い限り一撃でやられるなんて無いんだよ……」
マグロ「まぁゲーム世界の場合対戦での強さが固定だったからこそ価値の高いアイテムではあったんだがね……。」
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