未来と古来と異界のポケモン   作:クロマ・グロ

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少年と双子と南6番エリア

 

 

ヴィオ視点

 

~南6番エリア~

 

 

私達は昨日の反省会で話した次の目的地、ベイクタウンへと向けて南6番エリアの山へと来ていた。

前に行こうとしたけどライズに止めとけって言われてそれっきりだったのよね。

 

するとライズが洞窟の目の前で何故か降りたので私達も降りる。

 

「ここが南6番エリア……ベイクタウンへ向かうための洞窟ね……。」

 

するとライズはボールにガーグァを戻してしまった。

どういうことなのかしら?

 

「あぁ、先に言っておくが二人ともライドポケモンはボールに戻しておけよ?」

「え?どういうこと?」

「「アギャ?」」

 

確かに……あの子達の足なら普通のポケモン相手なら逃げられるしこの洞窟の中歩いていくより楽なのだけれど……。

 

「ここの洞窟なんだが結構好戦的なポケモンが多い。

代表的なのと言えばガバイトやジヘッドなんかがそうだな。

だが地面からはダクトリオが襲ってくる上に空中からはキラーメ達が『じばく』を使ってくる。

この辺ははエリアゼロやナッペ山に次いで危ない危険地帯なんだよ。」

 

なにその地獄絵図……でもそれはそれとしてガバイトとジヘッドはなんとしてでも捕まえたいわね……進化すればかなり強力な600族になるもの。

するとライズが私をジト目でみてくる……な、何よ?

 

「……先に言っとくが強力なポケモン欲しさに一人で突っ走って戦うなよ?」

「ギクッ!?」

「ヴィオ姉……。」

「し……仕方ないじゃない!ジヘッドもガバイトもその進化系がすっごく強いんだもの!!」

「気持ちは分からない訳じゃないが状況を考えて動けってことだよ。

唯でさえ登るだけでも疲弊するようなエリアでしかもどいつもこいつも強いんだ、複数と出会せば連戦が続いて面倒な事態になる。」

「うっ……確かに……特に好戦的なあの二匹ならバトルの音を聞き付けてこっちに勝負を仕掛けてきてもおかしくはないわね。」

 

そう、この世界のジヘッドやガバイトはかなり好戦的な個体が多くて勝負の音を聞き付けた他の個体が乱入する事態も全く珍しくないと言われる程だ。

実際問題その連戦に耐えきれなくて大怪我させられたって言うニュースもそんなに珍しく無いのよねぇ。

 

「特にキラーメの『じばく』は一番警戒しとけ、あれはかなりの爆音と光が発生するから確実に場所がバレる。」

「しかも洞窟の中だから危ないもんね。」

 

だけどレティのそんな言葉にライズは予想外な答えを言う。

 

「いや、そっちはそんなに心配いらない。

まぁ入れば分かるだろう……。」

 

そういってライズは一人洞窟へと入っていく。

 

「あ!ちょっと置いていかないでよ!」

「あー!二人とも待ってよーー!!」

 

_________________________________________________

 

「嘘……。」

 

私は洞窟に入ってからしばらくすると信じられない光景を目にした。

 

「なんて大きい洞窟……確かに『じばく』で崩れる心配はいらない訳だわ……あまりにも空洞が広すぎるもの。」

「ねぇ、ここの壁とかの岩とんでもない硬さだよ!」

「山の上にはバンバドロとかも普通にいるからな、そいつらが定期的にバトルなんかもしてるから地面への負担がえげつないんだ。

だからこの洞窟は尋常じゃない程岩盤が硬い。

まぁこの洞窟を作り出したのもポケモンらしいがな……一体何の目的で作ったのだか……。」

 

ライズは一人で考え込み始める。

こうなると長いのよね……。

 

「ほらほらライズ、ここで考えても仕方ないわよ。

それよりも早く行きましょう。」

「あ、ライズ君道とかは分かるの?」

「ん?あぁ、問題ない。

ポケモンレンジャー達が設置した目印に沿って移動さてしてれば危険度はそこそこ下がる。

あの辺はレンジャー達が定期的にスプレーを撒いてるからな。

ただ中にはスプレーの臭いに慣れて普通に襲いかかってくるやつもいるから油断はするなよ?」

「わかった!でも目印って?」

「そこに松明が設置してあるだろ?あれに沿っていく。

一応遠回りっちゃ遠回りだが追いかけ回されながらよりはマシだよ。」

「へぇー、あ!見て見てヴィオ姉!ストリンダー!」

 

ライズに感心するように納得していたレティだったけど向こうにいる故郷のポケモンを見て目の色が変わったわね……。

でも確かにストリンダーは懐かしいわね。

 

「この辺はちょくちょく見かけるぞ、たまに人間の前に出てきて自分の演奏を聞いてもらおうとしてくる時があるからある意味このエリアのマスコット的な存在だな。」

「あ、確かに向こうは誰かの目の前で演奏している子もいるわね。」

「あー、あっちにはたくさんのガバイトと一緒に演奏してるよ!!」

 

ゑ?

 

「レティ……今……。」

「…………アウトだ。」

「へ?え?どういう……!?」

 

レティがガバイト達へと指を向けて少し大声で喋ったのもあってあっさりと気付かれた。

 

「「「…………」」」

「逃げるぞ?」

「うん!!」

「ええ!!」

 

私達は全力で走って山を登っていった。

 

あ、まってちょっと息が!?

 

私は運動苦手なのよ!?

 

 




マグロ「いやホントに悩んだ……モンハンモンスターに超能力関係の基本いないし……なかなか決まりにくかったわ……
何が選ばれたかは今後のお楽しみに。」
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