ライズ視点
~ベイクタウン~
俺達はしばらく南6番エリアでジヘッド達に追いかけ回されたりして結局連戦をする羽目になってしまい、予定よりも到着が大きく遅れてしまった。
結局その日は野宿して一日を過ごして翌日にベイクタウンへと到着した。
「ねぇライズ君、今回のジムって本来のジムの順番を考えると二番目に強いんだよね……流石に修行とかした方がいいかなぁ?」
「いや、正直リップさんとアオキさんならこの前戦ったアオキさんの方が圧倒的にキツかったからどっちかというとこの辺はポケモンの強さが基準になるんだ。
そこだけならまぁアナザーポケモンを持っている俺達ならそんなに問題は出ないんだ。
アオキさんがあんまり評価されないのはあの人がそこまで本気を出すことをしないからだな……。」
俺はレティの質問に対してこの前戦ったアオキさんを思い出して青い顔をしながら答えた。
「……ねぇ?嫌な予感がするのだけど……もしかしてあの時のアオキさんって……。」
「……あの人にしては珍しくガチで叩き潰しに来てたぞ。」
「頭痛くなってきたわ……。」
あの人技術だけで見ればパルデアでも最上位だからなぁ……なんならトップよりも技術は上らしいし。
「って事は……。」
「正直リップさんと本気でのアオキさんならアオキさんのが強いからな……まぁリップさんはリップさんで弱点のタイプのポケモンを使おうとすると徹底的に対策されてるせいで逆にカモネギにされるわけだが……。」
「アオキさんはむしろ真っ向から絡め手でねじ伏せてネギガナイトにしそうね……。」
「ネギガナイト?カモネギは進化しないだろ?」
「え?するよ?」
んん?
「「「あれ?」」」
やっぱり出身の地方が違うと変に話が食い違う時があるんだよなぁ。
ジム施設に入ってみるとそこにはジニア先生が居てしばらくアナザーポケモンの生態についての話で盛り上がった。
「いやー、やっぱりライズ君の考察は面白いですねぇ。
ボクと違ってライズ君は実際に目で見て日頃の行動等からちゃんとした論文に仕上げるんだからスゴいですよ。
普通はポケモンの性格とかも出るから個体差がかなり大きく出てしまうのですが……同じデータを100以上取ることでしっかりした情報を得ていますから。」
「それを言うならポケモン図鑑をスマホロトムのアプリとして誰でもダウンロードして自分で図鑑を作れるようにしたジニア先生だってスゴいですよ。
俺の知り合いの博士達も称賛していましたよ?」
正直専門的過ぎる話が続き過ぎているのでレティとヴィオにはジムテストの登録手続きを頼んである。
流石にあの二人がこの話に加わろうとすれば『オーバーヒート』するのが目に見えてたしな。
そう思っていると受付の方から二人が戻ってきた。
「終わったよー!」
「ジムテストはエクササイズですって、施設の隣にある広場で黒いジャージの女性から話を聞い欲しいって言ってたわよ。」
「わかった、それじゃディスカッションはまた次の機会に。」
「そうですか……残念ですが仕方ありませんね。
あぁそうそう、あとでキハダ先生によろしく伝えておいてください。」
「キハダ先生に?わかりました。」
なぜキハダ先生に?一応ジムが終わったら学校に戻ってみるか。
俺はそう思って三人とジム施設から出た。
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ヴィオ視点
「そういうことだったかぁ……。」
私達はジムテストでの説明を受けるために隣の広場に向かったのだけど……黒いジャージを着た女性……その条件に合う人を見つけたライズは顔を手で押さえてそう呟くように言っていた。
うん、まぁ正直ずっとこの服装以外見ない人で条件に合う人が私達の知り合いに一人いたからもしかしてとは思っていたのだけど……。
「……え?キハダ先生?」
「お?ようこそ転入生達!
『喜怒驚楽エクササイズ』へ!」
そこにはチャーレムと共に沢山の人達とエクササイズをしていたキハダ先生の姿があった。
「なにやってるんですかキハダ先生……。
それ以前に先生ってバトル科の先生ですよね?
なんでここでエクササイズのインストラクターになってるんですか……。」
流石のライズも首を傾げながらそうキハダ先生に聞いていた。
「いやー、ジムリーダーのリップと私は子供の頃からの付き合いでね。
負けた方が勝った方の言うことを聞くってルールでポケモン勝負してその……ゴニョゴニョ。」
「そりゃかくとう使いのキハダ先生とエスパー使いのリップさんならリップさんのが圧倒的に有利でしょうに……。」
「うぐっ……そうなのだけどね。
ま!身体作りにもなるし授業がない時に手伝ってるんだよ!」
「つまり割と日常的に負け越してる訳ですか……。」
「おぐあっ!?」
キハダ先生が軽く崩れ落ちた。
おもってたのだけどライズ…….貴方って偶にかなりの猛毒を吐くわよね……
ライズ「………作者」
マグロ「はい……」
ライズ「もう少し睡眠時間増やしとけ」