未来と古来と異界のポケモン   作:クロマ・グロ

124 / 300
少年と双子とリップ

 

 

ヴィオ視点

 

~ベイクタウン~

 

 

まさかダルシムがこのタイミングで進化するとは思わなかったわね……いやまぁワンチャンあるかなぁ程度には思ってたけど本当に進化するなんて想定外よ……。

 

まぁ戦力が大幅に強くなったと考えれば良いのかしらね?

 

「それにしても途中で戦ったトレーナー達……なかなか強かったわね。」

「そうだな……まずこのベイクタウンまで来れるってだけでも猛者の証とも言える。

だがジムリーダーのリップさんは弱点をほぼ完璧にカバーして戦うからシンプルに手強いぞ。」

「そうなるとやっぱり普通に通りやすいタイプの技をタイプ一致で使うのが一番良いのかな?」

「正直それが一番いいな。

何よりもあの人の場合純粋な火力が高いから下手に絡め手使うよりも正面突破の方が勝負になりやすいんだよ。」

 

なる程ね……確かにエスパータイプって案外火力の高いポケモンだらけだもの……。

サイコメイカーイエッサンのワイドフォースだけはマジで許さん。

 

それにブリムオンも確かとくこうがトップレベルで高かったはずだし……あら?もしかしてエスパータイプってゴリラだらけ?

 

「とりあえずジムの受付にさっき挑戦申請は出したからリップさんが居るあの高台のバトルフィールドに向かいましょうか。」

 

私達は受付でジムチャレンジを早速行う事を伝えてすぐにバトルフィールドに向かう。

 

だけど基本インドアかミライドン任せの私にあの坂道はそこそこキツいわね……。

 

 

_________________________________________________

 

私達がバトルフィールドに到着するとまだリップさんは来ておらず、とりあえず到着まで先に誰が戦うのかとかを決めておく。

 

結果としては一番手として私が、二番目にライズ、最後にレティが戦うことになったわ。

 

私は最初に出すつもりのポケモンのボールを握りしめて気合いを入れる。

すると私達が来た場所……入口の所から何か話し声が聞こえてくる。

話相手の声が聞こえないし電話かしら?

 

「そうね……わかった、こっちで進めておくわ。

キャッチコピーは分かりやすく『ナチュラルに美しさを』。

アイシャドーの新色も発注シクヨロね?」

 

んん?シクヨロ?

 

気のせいだろうか……やたらと懐かしいバブリーな話し方が……。

 

その人はスマホロトム片手に傍らに二匹のチャーレムを引き連れてやってくる。

派手ではあるけどその人の美しさを強調するような白と紫のミニスカートワンピに白のオープントゥヒール。

女性本人は美しい褐色肌に紫色の髪、目元のアイシャドーと口紅が特徴的なとても綺麗な女性だった。

 

ってCMとかで良く見た事があるこの人!?

 

「……いつもありがと、それでは失礼しまーす。」

 

その女性は電話を切るとこちらへと振り向く。

 

「おはようございまーす、ジムリーダーのリップよ。

ってライズちゃんじゃないの~!おひさー!」

「相変わらずお忙しそうですね。」

「そうね~、でもなかなか楽しいわよ?

今度またナンジャモちゃんといらっしゃいよ!

またモデルとして写真撮ってあげるから!」

 

モデル!?

 

私とレティは瞬時にライズへと振り向く。

ライズがモデルとか……ちょっと見てみたいわね……。

 

「それ結局ボツにしたやつじゃないですか……それに元々あれは俺了承した覚え無いんですけど……。」

「んもー、細かい事は良いじゃないの。

相変わらずイシツブテみたいに頭がガチガチなんだから~。」

「全く……俺の本業は学生と博士だというのに……。」

 

私は地味に興味の湧いたライズのモデル姿での写真を想像したら割と良いネタになると思い付いてすぐに行動に移した。

 

「あら?学生だって普通にモデルをしている子も居るわよ?

それにたとえポケモン博士を目指しててこう言うのとはやっぱり切っても切れない関係になるはずよ?」

「あらやだそこのパイオツカイデーな娘わかってるじゃない。

最近は学生ほモデルだって増えて来てるしポケモン博士たってメディアとの付き合いを考えれば芸能界とは切っても切られないわよ?」

「貴女も貴女でそもそもの本業はメイクアップアーティストだったはずでは?」

「んもー、相変わらずねぇ。

それにしても貴方達……キハダちゃんが、とってもゴイスーだって誉めてたわよ~。」

 

ゴ……ゴイスーて……。

 

やたらともとの世界では死語となってた言葉を使うわね……。

 

「んふふ~、かわいい挑戦者ちゃん達……リッププロデュースのエクササイズで更に美しくなれて嬉しいでしょ?」

 

あれやっぱり本当にリップさんが考案したのね……。

 

「ポケモンの身体もちゃあんと綺麗にしてるし……ナイス美意識ね、人間もポケモンも身嗜みは大事だもん。」

 

まぁ悪い気はしないわね……ダルシムの身体だってタオルで丁寧に拭いたりしてたもの。

だけどすぐにリップさんの視線はジムリーダー特有のプレッシャーを感じる視線へと変わっていく。

 

「誰でも変われるマジック……それがお化粧。

それがメイク!!リップのメイクでポケモンちゃんもーっと美しくしてあげる!!」

 

「「いくわよ!!」」

 

私達は一斉にお互いのポケモンを繰り出した。




マグロ「(ヽ´ω`)」
ライズ「どうしたよアホ作者。」
マグロ「お仕事がデスマーチ(ヽ´ω`)」
ライズ「知るか」
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。