未来と古来と異界のポケモン   作:クロマ・グロ

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少年と双子と坊ちゃま

 

 

レティ視点

 

~北3番エリア『スター団アジト前』~

 

それぞれライドポケモンから降りてスター団アジト方面まで進んでいくとちょうどその進行方向に校長先s……ネルケが無駄に髪を整えながら待ってた。

 

いつから待ってたんだろうあの人……アカデミーの仕事もあるだろうに。

 

「ライズ、レティ、ヴィオ。

スターダスト大作戦、進んでいるな。

残るボスは二人か……。

この作戦のおかげでいろんなことが見えてきて助かってるぜ。」

 

校長先生……げふんげふん、ネルケはグラサンの位置をこまめに調整しながらそう話すけど……その仕草がすでにボロ出してますよ……。

隣のライズ君とヴィオ姉も顔がひきつってるもん。

 

「……?ところで三人はカシオペアをどう思っている?」

「カシオペアを……ですか?」

「んー、そうね……私としてはただただ怪しいわね。」

 

あー、ヴィオ姉とカシオペアって仲が良いんだか悪いんだかよくわからないんだよなぁ。

実際私にはあんまり仲が良くないように見えるんだけどライズ君は『じゃれあってるだけだ』って言ってるし。

 

「レティはどうなのかしら?」

「んー、私かぁ……不思議な人って印象かなぁ……。

やたらとスター団の内情に詳しすぎるってのも大きいけど。」

 

正直今思ってみればカシオペアはスター団の事についていくらなんでも詳しすぎる気がするんだよね。

いくら元スター団とは言っても普通ここまで知ってる物かな?

知ってるとしても元々凄い上の立場だったんじゃないかなって思ってる。

 

「ライズ君は?」

「俺か?……正直情報が足りなすぎてわからないって所だな。

ある程度目星は付いてきたが証拠がない。」

「うぇ!?嘘!誰々!?」

「悪いんだが確信が持てるまで待ってくれ、間違いでしたで済ませて良いような問題でもないからな。」

 

あぁ……そっか、確かに今のスター団の噂とか考えると色々とその人が危なくなっちゃうもんね。

 

「……なるほどな。

オレはな、カシオペアがスター団を恨んだり憎んでいるとは思えない。」

「あ、確かに……どっちかと言うとスター団の事を大事に思ってたような素振りも多かったよね。」

「それもあるな、だがあいつが団を解散させたい本当の理由は一体……。」

 

少し考え込む校長先生だけどすぐに首を振って切り替えた。

 

「……そろそろ見張りに戻るぜ。

アジトに挑むなら呼んでくれよ?」

 

クラベル校長先生はそう言い残して無駄に綺麗な姿勢で去っていっちゃった。

そういう所ですよ……。

 

_________________________________________________

 

 

あの後とりあえず軽く休憩を入れてからスター団アジトの入口まで向かうと門番っぽい人とメガネをかけたチョビヒゲのおじさんが話しているのが見える。

 

「…………それではまた後程ピアノのお稽古の時間に。

坊ちゃまによろしくお伝えください。」

「わっわかりました!イヌガヤさん!」

 

私達は入口の所で話している二人の会話を聞いていて色々と疑問が沸いてきた。

 

「ピアノの稽古?」

「坊ちゃま?」

「イヌガヤ……どこかで聞いたような。」

 

ライズ君はどうやらあのおじさんの名前をどこかで聞いた覚えがあるみたいだけど詳しくはよく覚えていないみたいで頭を捻ってる。

すると……。

 

「……おや?」

「「「あ、気付かれた。」」」

 

隠れて聞いていた事に気付かれたみたいだから素直に私達は二人の前に向かっていく。

話してたの聞かれちゃってたかな?

 

「あなた方も坊ちゃまのご学友の方々でしょうか?」

「坊ちゃま?すみません、だれの事だか……。」

「あら?そういえば確かにここのボスって……。」

 

私達が坊ちゃま?っていう人物に対して特に知らないことを伝えるとイヌガヤさんって人はちょっと残念そうにしていた。

 

「左様でございますか……。

ご存知無いかもしれませんが、ここはオルティガ坊ちゃまが率いるフェアリー組『チーム・ルクバー』のアジト……。」

 

イヌガヤさんがここに付いて話し始めると隣にいたスター団の団員が若干青い顔をし始める。

っていうかやっぱり『坊ちゃま』ってここのボスの事だったんだ。

 

「あっあの、そういうの勝手に教えないで……。」

「大変失礼致しました、この方々どちらさまなのでしょう?」

「多分私達の敵です!」

「多分て……いやまぁ合ってるけど。」

 

するとイヌガヤさんは若干目付きが鋭くなってこちらを見てくる。

 

「成る程……ということは坊ちゃまの敵……ということで?」

「まぁ……そうなります?」

「どのみちカチ込みに来たのは変わら無いんだから敵で良いんじゃないかしら?」

「少なくとも否定する要素は無いな。」

「ふむ、成る程……であれば。」

「へ………?」

 

なんか隣にいる門番の人が置いてけぼりになってるなぁ……。

 

「ワタクシと一戦願えませんでしょうか?」

「どうする?ライズ君?」

「私としては別にそこまで影響は無いとは思うわよ?」

「そうだな……どのみち突破するにしてもバトルは避けられないわけだし……わかりました、受けてたちます。」

「ありがとうございます、それでは参ります!!」

 




マグロ「うーむ、2000文字を目標にしてるとどうしても短くはなるけど……一番負担の無い文字数がこれなんだよなぁ。」
ライズ「とりあえずは遅れないようにだけはしとけよ?」
マグロ「うむ(´・ω・)」
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