未来と古来と異界のポケモン   作:クロマ・グロ

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少年と双子とメスガキのようなショタ

 

 

レティ視点

 

~スター団フェアリー組アジト内部~

 

 

 

こ れ は ひ ど い 。

 

目の前で起きている光景に私達は軽く引いていた。

何故なら……。

 

「ギャァァァァア!?!?」

「フェアリーにどくはやめてくれぇぇぇえええ!?!?」

「そんなデカイはがねで叩き潰さないでくれェ!!」

「引かれるゥゥゥウウウ!?!?」

 

トレーナーごと巻き込むような大型のアナザーポケモン達の蹂躙が起きていた。

シュニンはひたすら転がってはポケモン達の防御ごと粉砕しながら引いていく。

ギギネブラは空の上から猛毒の雨を降らせたり毒の爆弾をいろんな所に設置してちょっとした地獄を生み出している。

ボルンガは頭を振り下ろしてフェアリーポケモン達を粉砕しながらその頭によるアッパーでトレーナーごとポケモンを吹き飛ばしていた。

 

吹き飛ばされていた人達は全員海に落ちていたから無事だけど……これは流石に酷すぎる。

 

「ライズが作戦が要らないと言うわけね……そもそも話になってないわね。」

「とはいえアナザーポケモンはドラゴンタイプも多いから完全に油断は難しいがな。」

「うーん、大丈夫かな……吹き飛ばされたあの人達……。」

 

そうして蹂躙されていくスター団を見ていると……。

 

『守りきれませんでした……そろそろボスの出番です!』

 

スピーカーから声が響き渡り、アジトの一番大きなテントからブロロロームとブロロン達のエンジン音のような鳴き声が聞こえてくる。

 

テントの入り口が開かれるとそこには……。

 

「「「ドピンク!?!?」」」

 

全身ピンク色で所々にハートの模様が施されてネオンが目に痛いとんでもないカラーリングのスターモービルが出てくる。

そしてそのスターモービルの上に立つのは……。

 

ピンク色のスーツに身を包み、真珠色の杖を持った一見ちっちゃい子供に見える人だった。

 

「ショタ来たァァァァァァアアアアア!!!!」

 

ヴィオ姉が何か言ってるけどたまにあることだし意味もわからないから私はスルーする。

 

「へー……ふーん……オマエらがオレ達に喧嘩売ってきてる三人組なんだ……。

ショージキ予想外だよ、もっとゴツいの期待してたのに。」

 

あれ?なんか嘗められてる?

スッゴいイラってくるんだけどこの人……。

 

「ま!誰でもいいんだけどさ、オレが負けるとかないし。

フェアリータイプのかわいくないとこじっくり体験していけばいいんだ!」

 

この人……この人……なんかムカつく!!

 

「ヴィオ姉……ライズ君……ここは任せて貰ってもいいかな?」

「え……あぁ、いいわよ?」

「あ、あぁ……。」

 

すっごい上から目線な上にこの見下されてる感じは流石に嫌だ!

 

「へー、オマエがやんの?ならかわいがってやるから吠え面かいて帰れよ!いけ!マリルリ!!」

「粉砕するよ!ボルンガ!!」

「リルルリリ!!」

「ボルァァァァァァアアアアアアア!!!!!」

「ルリリッ!?」

 

ボルンガの様子を見ると頭の筒から蒸気を何度も吹き出してる。

あんなの言われて黙ってられる訳がない。

 

「マリルリ!あんな図体ばかりのやつにビビる必要はない!『アクアテール』だ!」

「ルリ!リルゥゥウ!!!」

「ボルンガ、真っ正面から受け止めて。」

「ボルッ。」

 

私とボルンガはあえて避けずに真っ正面から受け止めた。

はがね・じめんタイプであるボルンガにみずタイプは弱点だけど今はボルンガはスター団のしたっぱ達を蹂躙して泥まみれになっている。

 

つまり……。

 

「なっ!?」

「リルルリ!?」

「ボルンガ……『アイアンヘッド』!!」

「ボルァァァァァァアアアアアアア!!!!」

 

特性の効果で実質的な弱点は『じめん』と『かくとう』くらいしかまともにない!!

仕返しとばかりにボルンガは頭を振りかぶって地面へと叩きつける。

そのはがねエネルギーは怒りによって増幅されて軽く地面を割るような威力になっていた。

 

「ヒェッ……。」

 

オルティガの顔が若干青くなるけど関係ない、全力で叩き潰す。

 

「レティ……かなり怒ってるわね。

それにしてもわからされる生意気なショタ……悪くないわね。」

「何をいっているんだお前は……。」

 

ヴィオ姉がなんか言ってるけど無視!

 

「へ……へへ……へぇ……や、やるじゃん。

でも俺のポケモンはまだまだいるんだ。

このくらいで勝った気になるんじゃないよ?

いけ!プクリン!」

「プクリ……ピッ!?」

「グルルルルルル………。」

 

ボルンガは出てきたプクリンの目の前で睨み付けながら唸り声を出していた。

 

「プクリン!『あまえる』!」

「プク……プクリ?」

 

プクリンはやたらとあざとかわいいポーズでボルンガにすり寄るけど……。

 

「ボルンガ。」

「ボル……ボルァァァァァァアアアアアアア!!!」

 

ボルンガは容赦なくプクリンへと『アイアンヘッド』を叩き込む。

『あまえる』でさっきみたいな威力にはならなかったけど一撃で倒すには十分過ぎた。

 

「嘘だろ……い、いけ!バウッツェル!!」

「バウッ!…………きゅーん。」

「ま、負けるな!『どろかけ』で視界を塞ぐんだ!」

「バ、バウッ!」

 

バウッツェルはボルンガに泥を掘り起こして投げつけてくる。

本来なら弱点だけどもとから泥まみれであり、泥の池に潜ることもあるボルンガにはまったく意味がない。

 

「ボルンガ……『マッドブラスト』!!」

「ボルァァァァァァアアアアアアア!!!!」

「きゅーん!?きゅーん!?バウッ!?」

 

ボルンガは地面へと頭を叩きつけてからその頭の目の前を巨大な泥沼にして尋常じゃない大きさの泥塊を作って掘り出した。

掘り出した泥塊をアッパーの要領でバウッツェルへと投げつけるとバウッツェルは避けきれずに泥に潰されてしまったのだった。

 

 




ライズ「レティのぶちギレなんてはじめて見たぞ……。」
マグロ「将来一緒に生活して怒らせないようにな。」
ライズ「え?なんでそんなことを……。」
マグロ「無自覚ってこっえ。」
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