未来と古来と異界のポケモン   作:クロマ・グロ

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来週の火曜日深夜の投稿は旅行の帰りなのでお休みします。


少年と双子と浮眠竜☆

 

 

レティ視点

 

~スター団フェアリー組アジト内部~

 

 

「なんで負けるんだ!!

なんで……なんで!!何でだよぉぉぉぉおおお!!!」

 

オルティガは車体の半分ほどがひしゃげて前面にいたブロロロームが目を回しているスターモービルの上でそう叫ぶ。

 

対するボルンガは技を相殺する為に使った『もろはのずつき』の反動で若干額の鎧が歪んではいるけどピンピンしていた。

 

「くそっ!くそっくそっくそぉ!!

こいつはまだ言うことちゃんと聞かせきれないから使いたくなかったけど!!

まだ終わらないぞ!終わってたまるもんか!!」

 

そう叫んだオルティガは往生際悪くさらにボールを取り出すけど……このパターンだとやっぱりオルティガも持ってたかぁ……。

 

オルティガの持っているボールはさっきから使っていたゴージャスボールではなくてドリームボールを取り出していた。

だけどボール越しからでもわかる程尋常じゃない威圧感がある。

 

「ボルンガ……気をつけて。」

「ボルァ!」

 

オルティガは壊れたスターモービルから飛び降りてボールを構える。

 

「いけよ!パオウルムー!!」

「うっっっっげ!?!?!?」

 

その名前が出た瞬間ヴィオ姉がものスッゴく顔を青くした。

なんか凄く嫌な予感がする。

 

そのボールから出てきたのは宵闇を連想させる黒色の体毛と甲殻に全身を覆われたナマケロのような顔を持ったもふもふのドラゴンのようなポケモンだった。

 

「ウルルルルルルルッ!!!」

 

いままでのフェアリーポケモンとはうって変わってどっちかと言うとあくタイプっぽい印象を受ける。

 

「なんて威圧感……体の所々に傷がある辺りかなり戦いなれてそう。」

「ボル……ボルァァァァァァアアアアアアア!!!!」

 

ボルンガも一瞬その威圧感に押されそうになっていたけど自分を鼓舞するように咆哮を行い、闘志を燃やした。

 

「ウルルル……。」

「パオウルムー……オレは……オレ達はこのまま終わるわけにはいかないんだ……あの人を……あの人が帰ってくる場所を守らなきゃ!!だからいまだけでも良いんだ!力を貸してくれよ!!」

 

オルティガは願うようにそうパオウルムーへと訴えかける。

パオウルムーはしばらくオルティガを見つめてからこちらへと向き直り、強い敵意をこちらへと向けてくる。

どうやら一時的なのかどうかは知らないけどオルティガを認めたらしい。

 

「ボルンガ……いくよ!『マッドブラスト』!!」

「ボルァァァァァァアアアアアアア!!!」

 

私はまずは様子見と牽制に『マッドブラスト』をボルンガへと指示して遠距離から攻撃を試す。

 

だけどパオウルムーはそれを最小の動きであっさりと回避してこちらへと向かってくる。

簡単に見切られてる!?

 

「ウルルァァァァァァアアアアア!!!」

「パオウルムー!!『サマーソルト』!!」

「パルルルルァァァァァァアアアアア!!!」

 

パオウルムーは俊敏な動きでボルンガの側面へと回り込んでその場で翼を羽ばたかせて宙返りと同時に尻尾をボルンガへと叩きつけてくる。

 

「ボルァッ!?ボルァァァァァァアアアアアアア!!!」

 

だけどボルンガの全身につけられた鎧は軽く傷が出来る程度で済んでおり、ダメージはかなり押さえられてた。

多分威力的にパオウルムーのタイプとは違う技。

でもノーマル技っぽいのに何故か攻撃の時に強い風圧が発生していたのが若干気になった。

 

パオウルムーは宙返りした後はその場で羽ばたいていたけどすぐに降りてくる。

もしかしてあの巨体なのもあって滑空が限界なのだろうか?

 

「パオウルムー!!『エアバキューム』!!」

「ウルルル!!!」

 

今度はパオウルムーが瞬間的に首に空気を送り込んだのか凄いスピードで首が膨張して風船のように膨らんだ。

 

「ナニソレ!?どうなってるのその首!?」

 

パオウルムーの長かった首は凄まじい膨張によって全身すらも包み込めそうな程膨らんでおり、膨らむ前には見えにくかった首筋の模様が膨らんだ事でまるで目のような模様となっていたのがわかった。

 

「パオウルムーの恐ろしさを教えてやる!!『たつまき』!!」

「ウルルル!!!」

「ボルルルッ……ボルッ!?……ガ……。」

「ボルンガ!?」

 

どうしたんだろう……ボルンガは今の姿ならだいぶ特殊攻撃に強いのにたつまきを受けた瞬間に大きく脱力している。

まるで眠たそうに……それに私もこの風を浴びていると眠たく……まさか!?

 

「パオウルムー!!『ようせいのかぜ』!!」

「ウララララッ!!」

「ボルァ!?……アァ……zzzZZZZZ ……。」

「ボルンガ!!」

 

ボルンガはこうかはいまひとつの『ようせいのかぜ』を受けて倒れ込んでしまう。

その顔を見ていると寝ているのが分かる。

でも『ようせいのかぜ』や『たつまき』にそんな効果は……まさか!?

 

「パオウルムーは風を使う時に体内の睡眠ガスも一緒に撒き散らすんだよ!

簡単に勝てるとは思うなよ!!」

 

攻撃と同時に眠らせて来るなんて……一気に雲行きが怪しくなってきた……。

 

 




マグロ「パオウルムーのステータス一部紹介」

パオウルムー(れきせん・あしゅのすがた)
フェアリー・ドラゴンタイプ
アナザーポケモン

特性:スカイスキン(??????)


新技

『サマーソルト』
物理 命中90 威力85 ノーマル

20%の確率で『すばやさ』と『かいひ』が一段階上昇する。

『エアバキューム』
変化 命中- 威力- ひこう

空気を取り込むことで姿と特性を変化させる『パオウルムー意外が使うと失敗する』
『ぼうぎょ』と『とくぼう』が1段階上昇する。
姿が変わると技が『フライングプレス』に変化する。
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