レティ視点
~スター団フェアリー組アジト内部~
「パオウルムー!『フライングプレス』!!」
「ウルルア!!」
「ッ!?……zzzZZZZZ……。」
「ボルンガ!起きて!!」
ボルンガは寝ている間にパオウルムーから攻撃を受け続けている。
幸いダメージはそんなに大きくは無いみたいでボルンガは煩わしそうにするだけで済んでるけど……それでもダメージは蓄積し続ける。
これを何度も受け続けていたらかなり不味い……。
「ヴィオ!これを使え!」
私達がパオウルムーに苦戦しているといつの間にかニャンターを取り出して樽で何かをしていたライズ君が一つのビンを取り出して投げてくる。
「えっ!?ちょっ!?うわぁっととと!?」
私は投げられたビンをギリギリで受け止められたけど危ないよ!?
危うく落とすかと思っちゃったよ!?
「え?ライズ君これ何!?」
「ニャンター曰く元気ドリンコだそうだ!睡眠効果を持つ攻撃をしてくるアナザーポケモンとの対決に用いられるらしい!」
「うぇ!?と、とりあえず飲ませればいいの!?」
「ボルルルル……。」
すると眠気が覚めたのかボルンガが薄く目を開いて私の方へと顔を向ける。
様子を見る限り私達の話も一応聞けていたらしい。
「ボルンガ!これを飲んで!」
「そう簡単にさせねぇよ!パオウルムー!『たつまき』!」
「オルルルルル!!」
私はビンの蓋を開けた元気ドリンコをボルンガへと投げつけるけどオルティガがそれをさせまいとパオウルムーに『たつまき』を指示して妨害する。
「ボル………ンガァァァ!!」
ボルンガは眠そうな体を動かして吹き飛ばされそうになっていたビンを口でキャッチしたと思ったら……。
「ンガッ………ゴクンッ。」
「ちょ!?!?」
ボルンガがビンを噛み砕いてそのまま中身ごと食べちゃった!?
それ大丈夫じゃないよね!?怪我してない!?
「ペッ!」
幸いボルンガは噛み砕いたビンをちゃんと吐き出してくれたからよかったけど割と本気で焦った……。
元気ドリンコを飲んだボルンガは一気に目を見開いて立ち上がる。
「そんな量でそこまで巨大なポケモンに効果なんて出るはずないだろ!
パオウルムー!『ようせいのかぜ』!」
「ウルルルル!!ウルァッ!?」
「ボルルルルルゥ………!!」
ボルンガはパオウルムーの『ようせいのかぜ』を避ける様子も無く真正面から受け止める。
だけどボルンガのその瞳が眠気によって閉じる様子はなく見開かれており、なんなら筒状の頭殻からは蒸気を吹き出しており、軽く興奮状態になっているようきも見える。
何を使えばこんなのが出来るの……?
「材料は今日の『ミツハニーみつ』とそこら辺に生えてた『ニトロダケ』だにゃ!だから安心するにゃ!」
「まってまってまってまって!?あきらかやばそうなのがあるんだけど!?」
ニトロダケってなに!?この辺そんな物騒すぎる名前のが生えてたの!?
「しばらくは眠らなくなるがそんなに長くは効果が持たない!
早めに決めろ!」
「わかった!!」
するとオルティガが杖を自分の掌に叩きつけながらイラついた様子でパオウルムーに指示を出していく。
「眠らなくなったってなんだってんだ!パオウルムー!『たつまき』!!」
「ウルルルル!!」
またもや『たつまき』がボルンガへとおそいかかる。
だけどボルンガのその泥と鋼の鎧にはほとんどまともにダメージが入ったおらず、逆にパオウルムーへと突撃を始める。
「ボルァァアァァアアアアア!!!!」
うん、おもいっきり大興奮してる……。
「ボルンガ!聞こえてたらマッドブラストでパオウルムーに泥を被せて落としt……。」
「ボルルルルァァァァァァアアアアア!!!!」
「なんかめっちゃ暴走してるんだけど!?」
「ありゃ?ニトロダケかミツハニーのみつの量間違えたかにゃ?」
「ニャンター……今日のサンドウィッチの材料マイナス一品な?」
「ニャニャァァァ!?!?」
ボルンガは咆哮しながらパオウルムーへと向かって突進していく。
「避けろ!パオウルムー!」
「ウルルッ!パルアッ!?」
『もろはのずつき』を使っているようにも見えたけどよく見ると違っていて、暴走して突進しているようには見えるけど周囲に全身に纏った泥を撒き散らしながら突進しており、パオウルムーが突進を避けた後に泥を貰っていた。
ってことはギリギリ理性が残ってる?
なら泥で重くなって地面へと降りた今がチャンスだ!!
「ボルンガ!!トドメの『アイアンヘッド』!!」
「ボルボルボルボルボルボルァァァァアアアア!!!!」
「ウルァッ!?ウルァァァァァァアアアア!?!?」
「パオウルムー!?」
暴走の勢いをそのままに『アイアンヘッド』により頭部に鋼を集中してからの地面を抉りながら放つアッパーカットによってパオウルムーは大きく吹き飛ばされてしまう。
さすがのパオウルムーもそのあまりの威力から気絶していた。
マグロ「書かな……書か無けれ……zzZZZ」