未来と古来と異界のポケモン   作:クロマ・グロ

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少年と双子とダブルバトル

 

 

レティ視点

 

~フリッジタウン~

 

 

「ダブル……!」

「バトル……!」

「そうさ!

ダブルでポケモン勝負カマせばアゲが2倍で客席アゲアゲ!会場爆アゲ!フリッジ雪解け!

温まったライブ会場にジムリがご機嫌に登場!

ジムテストはクリアってワケ!」

 

私達が首を傾げるとDJカマーさんがリズムに乗ってノリノリでジムテストの説明をしてくれる。

……若干聞きにくいけど。

 

「ステージで上がればアクト開始!

3連勝するまで途中退場はノーだ!

覚悟してチャレンジしてくれよ!」

「まぁ分かりやすく言えばダブルバトルの連戦に勝ち進む事がジムテストだ。

まぁ見栄えとかは気にするだけ無駄だからとりあえず勝つこと考えればいいよ。」

「ライズ!?さすがにそいつはひでーよ!?」

 

ライズ君ったら相変わらず変な所でドライだなぁ。

 

「正直前座ですし観客からすれば本命はライムさんなんですから。」

「まぁその通りなんだがよ……一応皆チャレンジャーのバトルだって楽しみにしてんだぜ?」

「バトルでそんなの気にしてたら隙になるだけですって。」

 

うん……まぁ正直それはわかる。

 

「相変わらずだなオイ……さて、オープニングアクト&ジムテスト!

カマしちゃう準備はOKなのかい!?」

「「「はい!」」」

「それじゃぶっつけ本番!ステージに上がってくれよ!」

あと今回は三人組だから一人ずつ交代でやってくれても構わねぇぜ!その方が盛り上がりそうだぜ!」

「それでいいのかしら……ジムテストって……。」

「あはは……ハイダイさんとかナンジャモさんにも言える事だったけど以外と皆適当だよね。」

「基本皆こんなものだよ。」

 

私達は三人共ステージに上がるとどんどん観客達がステージの客席に集まってくる。

あとなんかお墓?が雪を移動してるように見えたのは気のせい?

 

「人が集まるの速いわね……。」

「カマーさんがフリッジタウンのお知らせに早速書き込んでいたらしい。

いつの間にやったんだか……。」

「やっぱり皆ライムさんが好きなのかな?」

 

それなりに人が集まったタイミングでカマーさんがマイク片手に話し始める。

 

「レディース&ジェントルメン!

今回のライブ、オープニングアクトはこの三人のチームによるダブルバトル3連勝だー!!

挑戦者達に最初に立ちはだかる相手は……そよ風を呼ぶ少年パフォーマー!ユーヤン!!」

 

目の前には対戦相手の小さな褐色の男の子が現れる。

でもこのジムでのジムテストを任されるくらいだ……実力は相当高そうだなぁ。

 

「ダブルバトル……1+1……その答え、君は知ってるのかな?」

「さぁチャレンジャー諸君!最初の相手は誰かな?」

 

するとヴィオ姉が珍しく率先して手をあげた。

 

「まぁ任せて頂戴。」

「チャレンジャー側の挑戦者は双子の姉のバイオレットだ!

さぁさぁどんなバトルを見せてくれるんだYO!」

 

「簡単には勝たせないよ!カゲボウズ!ボチ!」

「カゲゲー!」

「バウッ!」

「ダブルバトルでの戦略の幅広さを見せつけてあげるわよ!ミミッキュ!リキキリン!」

「ミミミッ!!」

「キリリキィ!!!」

 

まってヴィオ姉いつの間にその二匹捕まえてたの!?

 

「あー、レティ?

一応ヴィオのやつはエリア周辺のポケモン全てを捕獲してから次の目的地を目指して動いてるぞ。」

「え!?知らなかった……。」

 

そういえばヴィオ姉はちょくちょくどっかいく時があったけどてっきり迷子にでもなっちゃってたのかと思ってたんだよね……。

 

「ミミッキュ!厄介な……カゲボウズ!ミミッキュに『シャドーボール』!ボチ!同じくミミッキュ!に『たたりめ』!」

「カァァゲ!!」

「バウ!!」

「集中攻撃!?」

「ダブルバトルだとそこそこ狙われやすい戦法だ。

一匹一匹を確実に倒すというならベストだからな。」

 

普通に考えて集中攻撃を受ける側はかなり部の悪い状況に立たされる。

だけどヴィオ姉は全く動揺する様子すら見受けられない。

 

「リキキリン、『サイドチェンジ』!」

「キッ!!」

 

するとリキキリンとミミッキュの場所が一瞬で入れ替わってさっきの攻撃が全てリキキリンへと向かっていった。

けどリキキリンは無傷で済んでる。

そういえばリキキリンってエスパー・ノーマルだっけ……ヴィオ姉の前世からくるバトルの知識ってホントにすごいものがあるなぁ……確かにこれなら下手に攻撃が出来ないもん。

ゴーストタイプとノーマルタイプの組み合わせってこんなに厄介なんだ……。

 

「ミミッキュ、『トリックルーム』!」

「キキキキッキキ!!」

 

ミミッキュの技で周囲の空間が妙に歪み始める。

 

「確か遅いポケモンのほうが速く動けるようになるんだっけ?」

「あぁ、だが欠点として強い集中力を必要とするからどうしても発動までに時間がかかるんだ。

中断こそされないが『きあいパンチ』に近いものがある。」

 

…………あれ?ミミッキュって特性でどんな攻撃でも一回だけほぼ無傷で耐えるよね?

 

 

 

 

「あれ?これ防ぐの物凄く難しくない?」

 

するとリキキリンの隠し持ってた道具が発動する。

あれってルームサービス!?

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