未来と古来と異界のポケモン   作:クロマ・グロ

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少年と双子とオープニングアクト

 

 

レティ視点

 

~フリッジタウン~

 

 

ライズ君の容赦無さすぎるパワープレイによる派手なバトルで会場が熱気に包まれてフィールドの床の部分が紫色に発光する。

 

「この床もライトだったんだ……。」

「…………これバトルで壊れないのかしら?」

 

ホントにどうなってるんだろ……ライズ君のアグナコトルとザボアザギルだけでもかなりの重量なのに……。

それに今気付いたけど全く床にダメージが無いような……。

 

そんなことを考えてたらライズ君がちょうど戻ってきた。

 

「お疲れ。」

「お疲れ様……というよりやりすぎじゃない?」

「本当はニャンター主軸と行きたいんだがなぁ……タイプ的にきついからこうなった。」

 

あ、そういえばニャンターって他のタイプの技使ったりタイプ変わったりしてたからあんまり気にならなかったけどメインはノーマルタイプとかくとうタイプなんだっけ………。

 

「まぁ確かに相性はあんまり良くなさそうね。」

 

どっちもゴーストタイプには効かないもんね。

 

しばらく話しているとカマーさんから呼び出しの合図がちょうど来る。

さて……そろそろ私も向かわないと!

 

「よーし!次は私の番だし頑張るぞー!」

「気を付けろよー。」

「頑張るのよー!」

 

ライズ君とヴィオ姉の声援を受けて私はさっそくバトルフィールドに向かう。

なんかチラっとアグナコトルとザボアザギルがライズ君を甘噛みしてたのが見えた気がするけど気のせい……だよね?

 

「お?来たな?

お前達のアクトで声援もライトもド派手になってきたぞ!

いやぁまさかの飛び入りサプライズだ。

二人がここまでカマすとは!スカーレットにも期待してるぜ?」

「はい!よーし!誰が最後の相手かなぁ?」

 

するとカマーさんが顔をニヤけさせながらマイクを片手に話し始めた。

あれ?どういうこと?

 

「次でラストだ、三人目最後のお相手は……!

このオレ!MCカマーだ!」

 

「え?ェェェエエエエ!?!?

司会がバトルに出るなんてアリなの!?」

「オレだってこれでもジム所属のトレーナーなんだぜ?

司会もポケモンもおてのもの!ダブルでお手玉してやるよ!

いくぜ!フワライド!ヤミラミ!」

「フワワワワッ!」

「ヤミヤミー!」

「ヴィオ姉だってアナザーポケモン無しでやってたし……よし!いくよ!イダイナキバ!コータス!」

「コーー!!」

「ドンファァァァァアンド!!!!」

 

コータスの特性『ひでり』が発動して雪が常に降り続けていたフリッジタウンの天気が『にほんばれ』になる。

それを利用してイダイナキバの特性『こだいかっせい』が連続して発動してイダイナキバの力が強くなる。

 

「ファァァァァアンド!!!!」

 

イダイナキバの特性『こだいかっせい』は場の状態が『にほんばれ』だと自分の一番高い能力が強くなる特性らしい。

イダイナキバは特に力強くなるように特訓させてたから少なくともスパイスで強化されてた頃と同じくらいの力にはなっているはずだと思う。

 

「オマエも見たこと無いようなポケモン持ってるのかよ!?

おいおいどうなってんだお前らは!テンションが上がるじゃねぇか!」

「イダイナキバはまだ可愛い方ですよ!

イダイナキバ!『はたきおとす』!」

「ファァァァァアンド!!」

「ヤミラミ!『さきおくり』だぜ!」

「ヤミミッ!ヤミヤミヤミィ!!」

 

イダイナキバがあくタイプのエネルギーを鼻に集中してフワライドへと攻撃をしかけるけどヤミラミが何か押さえつけるような動作をすると同時にイダイナキバが突然動きが押さえられた。

確か技を出すのを物凄く遅らせる技だっけ。

 

「なら!コータス!『かえんほうしゃ』!!」

「コォォォォォォオオオオ!!!!」

 

コータスがまるで『オーバーヒート』のような威力の『かえんほうしゃ』を使う。

 

コータスには『こだわりメガネ』を持たせてるから特殊攻撃が物凄く強くなってる。

ただ道具の副作用であとは手持ちに戻さない限り『かえんほうしゃ』以外が使えなくなっている。

でもひでりで発生している『にほんばれ』の効果でほのおタイプの技の威力が大きく上がってる上にタイプも一致してるからここまでの威力となっている。

 

「フワァァ!?!?」

「フワライド!?なんつう威力だ!?」

「ヤ……ミミミ……ヤミ……ヤミィ!?」

 

このタイミングでさきおくりの効果が切れてイダイナキバの『はたきおとす』がヤミラミに直撃してヤミラミが吹き飛ばされた。

 

「ヤミラミッ!?」

 

どっちも一撃……ヤミラミとフワライドは二匹とも戦闘不能になっていた。

 

「なんつう威力の高さ……ぶちカマされたぜ!」

「「「「うおぉぉぉぉおおおお!!!!」」」」

 

すると客席の方のボルテージが最高潮になったみたいで最後の仕掛けであるフィールド中央のモンスターボール状のライトが照らされる。

 

あとなんかめっちゃカチコールとかユキハミが群がってる!?

 

「サンキュー!三人とも!ジムテストは合格だ!おめでとう!

みんな盛大な拍手をー!」

 

ライズ君とヴィオ姉もフィールドに上がってきて合流すると同時に客席全体から凄い拍手が聞こえてくる。

 

「背筋がブルっちまうほどの一体感!

メインを呼ぶ準備はパーぺキ!」

 

それってカマーさんがそんな寒そうな格好してるからなんじゃ……。

 

「それでは皆さんご一緒に!本日の主役……!!

 

 

カモン!!ソウルフルビート……ラァァァイム!!!!」

 

 

 

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