未来と古来と異界のポケモン   作:クロマ・グロ

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少年と双子とライム

 

 

ヴィオ視点

 

~フリッジタウン~

 

 

うっわぁ……よりにもよって『ばけのかわ』持ちのミミッキュに壁張りさせるとか厄介なことを……。

 

「とはいえ『ばけのかわ』さえ剥がせれば!

テツノワダチ!ミミッキュに『アイアンヘッド』!」

「ウィィィィイイイイル!!!~(´∀`~)」

 

相変わらずこの子可愛いわね……やたらと顔文字が。

 

テツノワダチが『クォークチャージ』で大きく上昇した『すばやさ』を利用して凄まじい速度で転がりながらミミッキュに向かっていく。

 

それとレティのイダイナキバと私のテツノワダチの特性はほぼ同じ効果だけど決定的な違いがあることに気付いたのよね……。

イダイナキバは『こだいかっせい』で一番強い『こうげき』が強くなったけど私の見立てだとざっと2~3割マシって所だった。

でも私のテツノワダチは『すばやさ』がざっと5割増程になっている。

 

『クォークチャージ』と『こだいかっせい』の増加量に違いがあるのか……もしくは上昇する能力によって違うのかしら?

 

「ジュペッタ!『こごえるかぜ』で床を凍らせな!

ミミッキュ!横に避けな!」

「ジュペッ!タァァァァァァアアアア!!!」

「ウィィィイル!?!!(゜ロ゜ノ)ノ」

「キュッ!」

 

私が考え事をしていたらライムさんが的確に指示を出してくる。

 

確かに転がって移動するテツノワダチに対してその妨害の仕方は有効ね。

 

正直ここで使っても当たるか微妙だからあんまりやりたくなかったけど……。

 

「テツノワダチ!角を出して『じしん』を床に叩きつけなさい!!」

「ウィル・ファァァァアアア!!o(*`ω´*)o」

 

テツノワダチが回転途中で収納していた角を伸ばして出して地面へと無理矢理叩き付けて『じしん』を引き起こす。

 

このやり方は角に大きく負担をかけさせちゃうから後でケアしないと……。

 

だけどおかげで床に張られた氷はバキバキに砕け散った上に……。

 

「キュ……キュミッ!?」

「ジュペッ!?!?」

 

やっぱりダメージが入る距離には居ないわね……。

とはいえ二匹が『じしん』の衝撃でバランスを崩したわ。

ジュペッタは浮けるからすぐに体勢を立て直しそうだしここは!

 

「シビルドン!今のうちにミミッキュに『ラスターカノン』!」

「シビビビビビッ!!」

「ミミミッ!?」

「ミミッキュ!『ひかりのかべ』で踏ん張りな!」

 

ラスターカノンは誰にも邪魔されずにミミッキュへと直撃していった。

ライムさんも避けられないのが分かってたのか避けたり相殺したりはするつもりもないらしい。

 

「ミィ……ミィ……キュキュッ!」

 

ひかりのかべでダメージが大きく減ってるからか結構ギリギリとはいえ耐えられたわね。

 

「電気技の効かないそっちの子で味方ごと『じしん』、さらに特性『ふゆう』でじめん技の攻撃を食らわないシビルドンで味方ごと『ほうでん』と来たかい。

どちらも味方すら巻き込む危険な技だけどよく考えてるじゃないか!」

 

正直シビルドンに関しては『タイカイデン』でも別に良かった感はある。

でもダブルバトルって時点で『こごえるかぜ』は最優先で警戒せざるを得なかったから実質弱点が一つもないシビルドンを今回は採用している。

テツノワダチは電気タイプのポケモンとの組み合わせが純粋に相性良いからって感じね。

 

「シビルドン!『ほうでん』をし続けて!!」

「シビビビビビビルルルル!!」

「ミミッキュ!『ひかりのかべ』で踏ん張りな!」

「キュキュッ!!!」

 

シビルドンがエレキフィールドから電気を吸収して『ほうでん』をずっと続けて牽制し続ける。

 

途切れずに攻撃をし続ける事で下手に身動き出来ないようにする。

ミミッキュはずっと『ひかりのかべ』で防御し続けているからジュペッタの行動に気を付けたいわね。

 

それにゲームと違って現実での『ひかりのかべ』と『リフレクター』は物理的な防御壁としての機能があるから威力が足りないとダメージすら入らないから厄介なのよね。

 

「テツノワダチ!『スマートホーン』で確実にいきなさい!」

「ジュペッタ!『ふいうち』!」

「ドォォォォォ……オオ!?!?ヽ(ヽ゚ロ゚)ヒイィィィ!」

 

やられたわね……とはいえうちのテツノワダチの物理耐久は!

 

「ドォォォォォオオオン!!L(゚皿゚メ)」」

 

その程度で倒される程柔じゃないのよ!

 

「ミミッ!?キュキュゥゥウウウ!?!?」

「ジュペッ!?ジュジュジュジュジュッ!?」

 

ミミッキュへと弱点であり、タイプ一致の物理必中技である『スマートホーン』が直撃して『ひかりのかべ』が解除される。

これによってシビルドンの『ほうでん』を防ぐ盾が無くなってジュペッタへと『ほうでん』が直撃する。

 

「こいつは驚いた。

まともに怯んですらいない程硬いのかい。」

「この子は防御方面は見た目通りの硬さしてますから。」

「成る程ね……。」

 

するとライムさんはまたマイクを取り出した。

 

「幼いパワーに 後がない!

まだまだ アタイは 負けてない!」

 

さっきからちょいちょい好きあらばラップ挟んでるなぁこの人……。

 

「いくよ!ハカドッグ!ストリンダー!」

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