未来と古来と異界のポケモン   作:クロマ・グロ

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少年と双子と竜の武器

 

 

レティ視点

 

 

~オージャの湖~

 

 

オロロロァァァァァアアアアアア!!!!

 

オストガロアが体を反転したと思ったら骨の鎧が持ち上がって本体が骨の海から体を出してきた。

 

まさか体を反対向きにしてこっちと戦ってたなんて……。

 

口の部分はマーイーカやカラマネロみたいにかなり大きな嘴があるけどその奥には物凄く鋭そうで大きな牙が無数に生えていた。

 

あれで口に入れられたら確実に生きられないだろうなぁ……。

 

すると突如触腕の頭部分を骨の海に埋めて何かをあさり始める。

 

「一体何を……。」

 

ヴィオ姉を見てみるとかなり緊張した顔なのが良く分かる。

この行動が無視出来ないってことなんだと思う。

 

しばらくすると触腕が骨の海から頭を出すけど明らかに形が違うことに気付いた。

 

「他のポケモンの一部をくっつけたの!?」

 

片方は刃のような鋭い甲殻が特徴的なポケモンの体の一部だったと思われる部位でドラゴンポケモンに擬態させた頭に装着した事で斧みたいな姿になっている。

 

もう片方は……まさかあれはシュニンと同じウラガンキンの顎!?

 

「爆鎚竜ウラガンキンの顎に斬竜ディノバルドの尻尾ね……鋭い方は叩きつけると粉塵が舞って爆発するわよ!」

「分かった!」

「それでは我々は少し後退した方が良さそうですね。」

「結構離れないと巻き込まれますがこっちを狙われると不味いのでライドポケモンを出しておいて下さい。

ミライドン!出てきて!」

「アギャァス!!」

「ゴーゴート!頼みます!」

「ゴォーー!!」

 

オロロロァァァァァアアアアアア!!!!

 

両方の触腕を武装したオストガロアは全身をくねらせながら咆哮する。

 

凄い威圧感……今まで相手したヌシポケモンとは比べ物にならない!

 

「来るわよ!」

 

オストガロアが刃の付いた方の触腕を骨の海に叩きつけると前方に加えて斜めにも粉塵がまっすぐ舞ってすぐに爆発する。

幸いシュニンは転がって避けててキラフロルは体が小さいのもあって当たる様子は無いみたい。

今のところ遠距離の心配は無さそうかな。

 

「オルロロァァァアア!!!」

 

オストガロアのウラガンキンの顎が付いた方の触腕の目に擬態してる所や吸盤と思われる光る部分が強く発光すると地面から巨大な岩の剣がこっちに向かって生えてくる。

『ストーンエッジ』だ!

 

「レギィ!焦らず避けて!」

「セルルルルッ!!」

 

レギィは『ストーンエッジ』を避けながら追撃で鱗をオストガロアの本体に向けて発射するけど直撃しても効果がかなり薄いみたい。

若干煩わしそうにしてるけどそれだけだ。

 

「体の表面もかなり硬い……レギィ!『りゅうのはどう』!」

「レギァ!!!」

 

レギィの口からドラゴンの形をしたエネルギー体が飛んでいく。

 

オストガロアは両触腕部の口と本体の口から赤黒くて禍々しいエネルギーを貯めて迎撃をする。

 

「ッ!?レティ!絶対に避けなさい!!」

「分かった!レギィ!」

「セルッ!」

 

オストガロアから放たれた赤黒いエネルギーは『りゅうのはどう』をいとも容易く消し飛ばしてこっちにまで飛んでくる。

 

三方向に飛んできてるのが厄介だけどレギィの高い空中機動力ならなんとか避けられる!

 

「ヴィオ姉今のは!?」

「あれは全ての古龍が多かれ少なかれ持っていながらも自らの弱点となる龍属性エネルギーによるブレスよ。

龍属性は同じ属性以外を全て封じる効果があるから多分食らえばドラゴンタイプ以外が無くなるわ。

それにドラゴンタイプとかくとうタイプ、ノーマルタイプくらいしか技が使えなくなるかも。」

 

なにそれ!?

 

「名付けるなら『ドラゴンブラスター』ってとこかしら……。」

「そうなるとかなり厄介ですね。

なるべく迎撃はせずに回避する方向で行きましょう。」

 

すると今度はディノバルドの尻尾を付けた頭を骨の海に沈めてまた漁り始める。

 

今度は青白いトゲのような甲殻を取り付けて槍のような形になっている。

 

「白海竜ラギアクルス亜種の背電殻!

今度はでんきタイプの技が飛んでくるわよ!」

「オルロロァァァアア!!!!」

 

言ってる側から早速電撃がこっちに向かって飛んでくる上に本体から青黒い粘液も一緒に飛んできてそれが帯電している。

 

「ちょっ!?なんかめっちゃ狙われてる!?」

「シュニン!『アイアンヘッド』!」

「ンガァァァァァアアアア!!!」

「オルルロロロロロロ!!!」

 

シュニンの『アイアンヘッド』に合わせてオストガロアのウラガンキンの顎を付けた触腕が叩きつける合うような形でつばぜり合いになる。

シュニンが押されてる……もしかして『アームハンマー』!?

 

まって!?明らかに技を5つ以上使ってる!?

 

「触腕の武器を変える度に技構成も変化するようですね。

キラフロル!『ヘドロウェーブ』!」

「キラキラァ!!」

「オルロロロロッ!?オルロロァァァアア!!!」

「キラァ!?」

「キラフロル!?」

 

青白いトゲの付いてる方の触腕に薙ぎ払われたキラフロルが吹き飛ばされてオモダカさんのボールに強制的に収納させられる。

そしてオモダカさんの手持ちからドドゲザンが出てきた。

 

『ドラゴンテール』まで使ってくるなんて……。

 

「強い……っ!」

 

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