未来と古来と異界のポケモン   作:クロマ・グロ

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少年と双子と手数勝負。

 

 

ヴィオ視点

 

 

~オージャの湖~

 

 

 

正直想定を大きく超えるわね……。

技の種類が多すぎるわ、5種類以上の技を使ってくるのはテラレイドだけで良かったのに……。

 

「多分フォルムチェンジに合わせて技構成が大きく切り替わるんだと思うわ。

普通は姿が変わっても変化する技は一つくらいだけど多分オストガロアはほぼ全部切り替わってる。」

 

考えたくは無いけどゲームの時と同じなら触腕に引っ付く骨の組み合わせは6通りで技も『ドラゴンブラスター』以外が全て切り替わると過程する。

 

そうすると"6×3=18"。

つまり18もの技を切り替える事が出来ると考えた方が言いかもしれない。

 

もし全部のタイプの技が用意されてると考えたら最悪ね……。

 

「来た!ヴィオ姉!」

 

オストガロアが今度はウラガンキンの顎を取り付けた触腕を骨の海に沈める。

 

とりあえずまだ未確認なのはブラキディオスの腕ね。

正直あれもあれでかなりの脅威だからあまり相手したくは無いわね。

 

オストガロアが触腕を骨の海から引き抜くと……。

 

「嘘っ!?」

 

ブラキディオスじゃない!それにディノバルドでもウラガンキンでもラギアクルス亜種でもない!

あの嘴に特徴的な鶏冠のような部位は!?

 

「ゲリョスの頭骨!?」

「ゲリョス?」

 

オストガロアがゲリョスの頭骨に付いている嘴を何度ガチガチとアグナコトルのように鳴らす。

レティとオモダカさんは警戒こそしてるけど一番注意を反らしてはいけない所に気が付いてない!

 

「『フラッシュ』が来るわよ!全員目を瞑りなさい!」

「え!?わ、分かった!レギィ!」

「レギャァ!」

「ドドゲザン。」

「ドゲッザ。」

 

バチバチピカァァァァァン!!!

 

案の定ゲリョスの鶏冠から目を瞑ってても眩しいとハッキリ感じられる程のとてつもない閃光が発生していたけどなんとか全員直視せずに済んだ。

 

やっぱりゲームと違って骨の種類が4種類だけじゃない。

こんな搦め手も使ってくるなんて!?

 

「ッッ!!」

「あぶなっ!?」

「これは……ドドゲザン、受け止めて下さい。」

「ゲッザン!」

 

ゲリョスの頭骨を張り付けた触腕がこっち目掛けて毒を纏いながら薙ぎ払われてくる。

 

さっき触腕で、『ドラゴンテール』使ってきた辺りこっちは『ポイズンテール』ね。

 

さらに今度はラギアクルスの骨を纏った方の触腕を骨の海に沈める。

だけどこれ以上二本の触腕ばかりに集中してしまうと本体への攻撃が疎かになってしまう。

 

「シュニン!本体に『ジャイロボール』!」

「レギィ!『りゅうのはどう』で合わせて!」

「ドドゲザン!残ってる触腕が動くようなら『ふいうち』!」

「ンガァァァァァアアアア!!!」

「レギァァァァァアアアア!!!」

「ゲッザァ!」

 

「~~~~~~~~~~~~~~ッ!!!!

オルロァァァァァァァアアアアアア!!!!」

 

本体が怒り出してこっちに『ドラゴンブラスター』が飛んでくる。

 

「ヴィオ姉!オモダカさん!捕まって!」

「レティ!」

「助かります!」

 

レティがいち早く『ドラゴンブラスター』の発動に気付いてくれたみたいでレギィの脚に捕まってなんとか無事で済むことが出来た。

 

そして骨の海からオストガロアの触腕がまた出てくる。

ただ良く見るとオストガロアは両方の触腕を骨の海に沈めていたのが見えた。

 

骨の海から現れたのは重厚過ぎる爪状の巨大過ぎる黒色に紅色のメッシュが入った甲殻に身を包んだ触腕。

 

もう片方は数ヶ所欠けたようなギザギザとトゲドゲしくもどんなものすらも切り裂きそうな鋭さを持った虹色に鈍く輝く刃を持った青い大鎌をハサミのように装着した触腕だった。

 

最悪ね……ここまで来るともはや原作の強さなんかとは比較にならない!

 

「ショウグンギザミにダイミョウザザミ……!

よりにもよって矛砕きと鎧裂の一部とか冗談じゃないわよ!?

シュニン!!絶対に攻撃を受けちゃダメよ!貴方の甲殻でもあれは容易く切り裂くわ!

レティ、オモダカさん。

盾の方はほぼ破壊不可能と思ってもらっていいです。

青い方の攻撃はは絶対に受けないようにしてください!

あれはたとえハガネールでも切り裂かれます!」

「うぇぇえええ!?!?」

「分かりました。

ドドゲザン!戻ってください!

ミガルーサ!お願いします!」

「ミガルサー!!」

 

オモダカさんは動きが進化前のキリキザンに比べ鈍くなっているドドゲザンは不利と判断したのかミガルーサにポケモンを入れ換えた。

 

するとライズのいた光の柱が消えて向こう側からギギネブラが飛んできている。

 

良かった……ライズの方は片が着いたみたいね。

 

「ん?」

 

良く見るとライズの後ろに常識的に考えてあり得なさすぎるポケモンが引っ付いてるのが分かる。

 

赤色と桜色に発光するエネルギー体のような翼に蒼黒い結晶体のような特徴的な体。

 

巨大な翼に対して小さな胴体、そしてそれに付いたアンバランスな程に大きな腕。

 

そう、ライズと共に飛んでいたポケモン。

その正体は……………。

 

「い……いいい……色違い月食ネクロズマ!?!?」

「ネクロム!悪いがラストにもう一仕事頼む!『プリズムレーザー』!!」

「クロロロロロッ!!!ズマッ!!」

 

ライズからの指示でネクロズマから極光のレーザーがオストガロアへと放たれていった。

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