未来と古来と異界のポケモン   作:クロマ・グロ

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少年と双子と最後の進化★

 

 

ライズ視点

 

~オージャの湖~

 

 

 

目の前にいるオストガロアから三方向から収束した『ドラゴンブラスター』が俺へと向かってくる。

 

あの範囲では流石に回避不可能だ。

だがどうやって守る……ッ!

ネクロムにもう一度"アレ"を使って貰うわけにもいかない!

唯一耐えられそうなバサルモスはさっき『だいばくはつ』を使わせてしまったせいで今は力尽きている。

 

ザボアザギルの防御もすぐには出来ない!

 

流石にこれは死……ッ!?!?

 

「ヴァァァァァァァアアアアアア!!!!!!」

 

すると突如として懐のボールからバサルモスが出てきてオストガロアの『ドラゴンブラスター』を受け止める

 

「バ、バサルモス!?無茶するな!ただでさえもう瀕死なんだぞ!?」

「ヴァァァァァァァアアアアアア!!!ヴァァァァアア!!」

 

バサルモスは俺の言葉に聞く耳を持たず体内の熱を収束して口から吐き出して『ドラゴンブラスター』を弾いていく。

 

だが威力が足りなすぎる!

 

ドラゴンブラスターはバサルモスの身体をどんどん削っていく。

しかも背中の甲殻がどんどん割れているのが分かる上にそこからグツグツと煮えたぎるマグマのようなものまで出ているように見える。

 

ピンクの結晶は既に全て砕け散っている。

 

「バサルモスゥゥゥゥウウウウウウ!!!!」

「ヴァァァァァァァアアアアアア!!!!」

 

俺の声に呼応するようにバサルモスに現れたヒビがどんどん全身へと広がっていき、そこから蒼白い光が出ている。

 

するとどんどんオストガロアの『ドラゴンブラスター』をヒビから体内に吸収し始めた。

 

まさかこのエネルギーを吸収して無理矢理進化する気か!?

 

そんなことしたらバサルモスがどうなるか分かったものじゃない!!

 

「ヴァァァァァァァァァァアアアアアア!!!!!!!!!!!!!」

 

バサルモスの外殻が全て砕け散り、露になった光輝くバサルモスはその姿をどんどん変化させていく。

 

より鎧のように強固な甲殻……いや、重殻へと変化させ、短かった尻尾が長く強靭な物へと形を変えていく。

そして何よりも異様な変化をしているのがその背中であり、まるで第二の翼の如く中央を避けて薄く、そして幅広く伸びた重殻の内側には火山の火口のごとくマグマが流れ出している。

そしてその全身が『ドラゴンブラスター』を吸収する毎にどんどん黒く染まっていき、口からは赤黒いドラゴンエネルギーがあふれでていた。

 

「ヴァァァァアア!!!」

 

進化したバサルモスがこっちを見て何かをやれと言うような意思を見せている。

 

このままだと折角進化したバサルモス共々俺がやられるだけか!

 

「受けとれ!!」

「グラァ!」

 

進化したバサルモスは口で俺が投げた結晶をキャッチして飲み込む。

オイ……いやまぁこいつの身体なら問題なく機能するか。

 

俺はテラスタルオーブにパワーをチャージして投げてバサルモスをテラスタルさせる。

 

少しずつ押し返してはいるがそれを分かっているのか『ドラゴンブラスター』の出力がさらに跳ね上がる。

火事場の馬鹿力ってやつか……なら俺だって全力で望むだけだ!!

 

バッグからこの地方では使わないだろうと肥やしにしていた白いリングを取り出して腕に装着し、そのリングに藍色に輝くクリスタル……ドラゴンZクリスタルを嵌め込む。

 

クリスタルに全力で力を込めて両手を龍の口に見立てて噛み合わせ、力強く開いていく。

 

これにより俺のZリングを通してバサルモスの飲み込んだドラゴンZクリスタルへと力が注ぎ込まれる。

 

普通ならあり得ない量のドラゴンエネルギーがバサルモスの口から溢れ始め、そこから紫の身体に赤黒い雷光を身に纏った龍が現れてオストガロアの『ドラゴンブラスター』をまた押し返し始める。

 

「俺達の全力……ッ!!100%を超えた120%以上のフルパワァァァアアア!!!

『アルティメットドラゴンバーン』!!!」

「ヴァァァァァァァァァァアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!」

 

ついに龍は『ドラゴンブラスター』を切り裂き、周囲に弾き返し、オストガロアへと迫っていく。

 

「オルロロロロロロロッ!?!?!?

オロロロロロァァァァァアアアアアアアア!!!!!」

 

今オストガロアの身を守る()は存在しない!

ならここで一気に決めてやる!!

 

「手伝えヴィォォォォオオオオオ!!!レティィィィィイイイイイイ!!!」

「シュニン!!『じじん』!!!」

「レギィ!!!!『シューティングスター』!!!!」

「ンガァァァァァァアアアアア!!!!」

「ギルルルルルルァァァァァァアアアアアア!!」

 

俺達の『アルティメットドラゴンバーン』にシュニンの『じしん』による強大なじめんエネルギーと大量の流星群のようなレギィの刃鱗が降り注ぐ。

 

「オルロァァァァァァァアアアアアアア!?!?!?」

「ヴィオ!!」

「任せて!!いくわよ!ダークボール!!」

 

ヴィオが懐から空のダークボールを取り出してオストガロアへ投げていく。

 

ぶつかったダークボールへとオストガロアは吸い込まれていき、完全に中へと入った。

 

一回……二回……三回……

 

どうだ!?




オストガロアの能力です

オストガロア
アナザーポケモン
ドラゴン・ゴーストタイプ

特性:『がいりゅうのほこり』

複数の特性をあわせ持つ。

・『ムクロマトイ』
毎ターンフォルムが変化する。
フォルムによって一部のタイプの技が強化される。
フォルムが変わる毎に技が3つ変更される。

・『エンシェント』
古龍が発する特有の性質。
ただそこにいるだけで周囲の環境を自分の有利な環境へと変化させる(オストガロアの場合周囲を骨の海へと変化させる。)
相手が使う技の消費PP二倍

H:120
A:112
B:138
C:130
D:120
S:80


・『ドラゴンブラスター』
ドラゴン 特殊 威力120 命中95
タイプ相性を完全に無視して攻撃する(ドラゴン相手でも弱点にならない)
1ターン溜めた後に強大な龍属性エネルギーを放出し、当てた相手からドラゴンタイプ以外を消して攻撃技はノーマル、かくとう、ドラゴンの3タイプ以外を使えなくする
反動として1ターン動けなくなる
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