未来と古来と異界のポケモン   作:クロマ・グロ

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少年と双子とスター団かくとう組

 

 

レティ視点

 

~スター団かくとう組アジト前~

 

 

私達はあの後ペパーと一旦別れて私達の旅の最後の目標であるスター団かくとう組へのカチ込みを先に始めることにした。

 

ペパーは若干複雑そうな表情してたけどこっちが終わるまで待ってくれる事になった。

 

ミライドンとコライドンが崖を登れるようになったお陰でどく組の方面から道を無視して簡単に来ることが出来た。

 

アジトのすぐ近くまで来るとまたタイミング良くヴィオ姉のスマホロトムが鳴り始める。

 

『ヘイ!セイ!ヘイ!セイ!ヘイ!セイ!ヘイ!セイ!ヘヘヘイ!セイ!ヘイ!セイ!ヘイ!セイ!ヘイ!セイ!』

 

なんか今回のはやたらとうるさい着信音だなぁ……。

流石に自分でもうるさいと分かってたのかヴィオ姉が若干顔をしかめながら通話に出る。

 

『……5つ目のアジトに近付いて来たな。

その先に最後のチームがいる。

よくここまで戦ってくれた……三人ともありがとう。』

「まったく……ここまで来れば途中でやめるなんて無いわよ。

乗り掛かった船だもの。」

「そうそう、それに何だかんだで楽しいしね。」

「お前達の間に何があったのか……俺も知りたい所だしな。」

 

すると今度は後ろの方から足音が聞こえてくる。

まぁここまで来ればやっぱり来るよね。

 

「ヴィオ!レティ!ライズ!カシオペア!」

『ネルケも来てくれたか。』

「クライマックスのアジトだからな。」

 

校ty……ネルケはリーゼントを身体を反らしながら撫でるような仕草をしてカッコつけながらそう言う。

 

正直ちょっと……うん。

 

『ネルケの働きにも礼を言いたい。

最初あなたを疑っていた……本当にすまない……。』

「……いいってこと。

このアジトが終わればスターダスト大作戦は完了かい?」

『いや、スター団真の黒幕……マジボスが残っている。』

 

マジボス……。

 

「そいつの足取りは?」

『全てのボスが引退すれば姿を見せるだろう。』

 

正直私達はマジボスの正体……それに加えてカシオペアが誰なのかも粗方予想はついていた。

ついに答え合わせの時がやってくるんだね……。

 

「……そうか。」

『終わりは近い、くれぐれも頼んだぞ。』

 

カシオペアはそう答えて通話を終了した。

 

「カシオペアさんの通信は……切れましたかね。

皆さんのお陰でスター団を少しずつ理解出来ました。

私がなすべき事……そしてくだすべき決断も……。」

 

校長先生……口調戻ってますよ。

これじゃまともに隠せてすらいないです……。

 

「皆さんには感謝してるぜ、くれぐれもお気をつけろですよ!

……若者言葉は慣れませんね。」

 

やっぱり隠す気無いですよね校長先生!?

 

校長先生はそのままスター団のアジト方面に向かっていった。

 

 

 

_________________________________________________

 

 

私達もアジトの方へと向かうと門番にはアイドルのようなフリル付きのスカートに白をベースにした改造制服を来た強面の化粧をした長身の女の子が立っていた。

 

その目の前には校長先生が立っている

 

…………むぅ、やっぱり胸が大きい。

 

っていうかあの顔って確かかくとう組のボス!?

 

「……なかなか筋がいい。

私のポケモンの攻撃を退けるなんてね。」

 

校長先生の周囲にはかくとうタイプのポケモン達が数匹囲んでいた。

 

ってか状況やばいって!?

 

「そちらもな……名前はビワっていったか?

研ぎ澄まされた技だ。

しかしボス自ら門の見張りとはな……。

仲間のしたっぱ達を信じてないということか?」

「……黙りなさい。

私は私以外誰も傷ついて欲しくないだけよ。」

 

なんか雰囲気めっちや険悪なんだけど!?

何したの!?ってか何があったの校長先生!?

 

「優しいボスさん。

……勝負再開といこうか!」

「「「ちょっ!?」」」

 

私達は流石に慌てて止めに入る。

カチこみは本来私達の仕事だし校長先生が主体でやっちゃ別の方で考えてもまずい。

 

「……誰?」

「ヴィオ、レティ、ライズ!来てくれたのか!」

「先走り過ぎです校t……ネルケ。」

「実力行使はこっちの仕事よ。」

「あぁ、ここは俺たちに任せてくれ。

というかいきなり何があったんです?」

「あぁ、団員らしき生徒がいたんでちょっと話しかけたんだがいきなり襲われてひと勝負してたところだ。」

 

いや軽率過ぎるって!?

ただでさえスター団ここがラストなんだからそりゃ相手もピリピリしてるよ!?

 

すると今度は横から誰かが歩いてくる足音が聞こえる。

 

「ビワちゃん!やっぱりここにいた!」

「タナカちゃん……!」

 

スター団の制服にヘルメットと星形サングラスをかけた女生徒はビワさんを心配するような様子で話しかけている。

 

「ちょっと大丈夫?怪我してない?」

「大丈夫だから……!タナカちゃんは安全な場所へ!」

「ここは引き受けるれビワちゃんはアジトへ戻って!」

「……引かない……引けない!」

「ビワちゃん!もうやめて!」

 

…………どうしよう……すっごくやりづらいんだけど。

 

「マジボスが帰るまで……かくとう組チーム・カーフを……スター団を守らないと……!」

「だったら尚更少しでも休むの!」

「ボスの私が……引くわけには……。」

「ビワちゃんお願いよ!友達の言うこと聞いて!」

「わかった……タナカちゃん、ごめんなさい!」

「もう!違うでしょ!お疲れ様でスターでしょ!」

「お……お疲れ様でスター!」

 

そうポーズを決めながら言ってビワさんはアジトへと戻っていった。

 

「ここからはわたしが相手!みんなまとめてかかってきなさい!」

 

私達が全員揃って苦い顔をしていると校長先生が話しかけてくる。

 

「……三人とも、さっきの勝負でオレもポケモンもフラフラだ……。

悪いがここは頼んでもいいか?」

「え、ええ……わかったわ。」

「……すまない。

ここは見張らせてもらう!」

 

どうしよ……ほんっとにやりづらいんだけど!?

 

「仕方ない……だがまぁ好都合だ。

悪いが二人とも、今回のカチこみは全部オレに任せてくれないか?

ようやく調子が戻ったんだ……こいつもウズウズしてるんだ。」

 

そう言ってライズ君はネックレスを握りしめている。

 

「……わかった。」

「無理しないでね……。」

「あぁ……!」

「ビワちゃんは私が守る……準備は良いわね?」

「無論だ!」

「参ります!!」

 

 

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