未来と古来と異界のポケモン   作:クロマ・グロ

184 / 300
少年と双子とビワの実力

 

 

ライズ視点

 

~スター団かくとう組チーム・カーフアジト内部~

 

 

「行って!ドクロッグ!」

「ロッグッ!!」

 

先発はドクロッグか……毒状態にされればいかにネクロムといえど限界が出てくる。

 

「ネクロム、どくタイプの攻撃にだけは気を付けろ。」

「シカリッ!」

 

それにしてもこのドクロッグ……たぶんだがアナザーポケモンと普通に渡り合えるレベルで育てられている。

スター団のボス達の中で最も強いとは聞いてたがここまでとは……。

 

「ここは私達の場所……これ以上荒らさせはしない!!」

 

それにドクロッグがボールから出た瞬間かなり強く身震いしていた。

特性は『きけんよち』な上におそらくエスパータイプが割れたな。

ビワの表情も若干険しい。

 

「ネクロム!『フォトンゲイザー』!!」

「クロロロロロロマッ!!」

 

ネクロムが全身の結晶から光輝くレーザーを発射して四方八方からドクロッグへと襲い掛かる。

 

「ドクロッグ!『かわらわり』で弾いて!」

「ロッグ!ドック!ドッグ!ロッグ!!」

 

なっ!?相性の悪いかくとう技で弾きやがった!?

いや、明らかに弾いた部分のダメージがデカイ!

 

「ネクロム!そのまま『シャドーレイ』!!」

「ドクロッグ!『ふいうち』!」

「ロッグ!!」

「リノッ!?」

「ネクロム!!」

 

しくった……よりにもよって『ふいうち』を持ってたか……。

ネクロムはエスパー、ゴーストタイプだ。

流石にあくタイプの攻撃はかなり痛い。

特性で軽減こそ出来るがそこまで強い効果ではないのも痛いな。

 

「叩いたら叩き潰す!!最後まで立っていた者が勝つ!!」

 

こりゃ油断はダメだな。

 

「ネクロム!『フォトンゲイザー』!」

「同じ事よ!『ふいうち』!」

「ネクロム!全方位発射!」

「クロロロロロロマッ!!」

「ドクロッ!?クロッグゥゥウウウウッ!?!?」

「なっ!?ドクロッグ!?」

 

ドクロッグはネクロムの『フォトンゲイザー』に叩き落とされてそのまま一撃で戦闘不能になる。

 

「っ!!なんて威力……!ナゲツケザル!お願い!」

「ウッキャー!!」

 

ナゲツケザルか……こいつもこいつであくタイプの技である『なげつける』を持っている可能性がある。

 

「ナゲツケザル!『がんせきふうじ』で機動力を奪うわよ!」

「ウキャキャキャッ!!」

 

ナゲツケザルが地面を掘り起こして岩石をいくつも取り出して投げつける。

 

あれを喰らうと素早さが下げられて攻撃を避けにくくなる。

これもこれであまり喰らいたくはない。

 

「ネクロム、『フォトンゲイザー』で全て粉砕してくれ!!」

「シカリノッ!!」

 

ネクロムの『フォトンゲイザー』がすべての岩を粉砕してナゲツケザルへと向かう。

 

「ナゲツケザル!『タネばくだん』!!」

「ウキャッキャキャキャキャ!!」

 

ナゲツケザルが手に持っているきのみを爆発させて『フォトンゲイザー』の光が土煙によって霧散させられる。

 

どうやら彼女はかなり頭が切れるらしい。

まさかこうもあっさり『フォトンゲイザー』の特徴に気が付いて簡単に対処されるとは……。

 

あくまでもフォトンゲイザーはエスパーパワーで収束こそさせてはいるがその本質は全身の結晶体から発生する光そのものだ。

だからこそ土煙のような光を乱反射するような事をされると簡単に防がれてしまうのだ。

 

「ネクロム!『シャドーレイ』!同時に『つきのひかり』!!」

「クロロロロロッ!!」

 

ネクロムは上空に飛行して己の姿を月に見立て、ゴーストエネルギーを収束させる。

それと同時にネクロムが吸収したルナアーラとしての性質である月の力とネクロムの光が合わさり優しい光を放ち、ネクロムの傷をみるみる回復させていく。

 

これは両方とも行動に似通った部分があるからこそ出来るコンボだ。

 

「ナゲツケザル!『インファイト』!!」

「ウキャキャキャッ!!ウキャッ!?」

「なっ!?すり抜けた!?ゴーストタイプね!」

「正解だ、今だ!」

「ネクロマッ!!」

「ウキャァァア!?!?」

 

ネクロムの体をすり抜けた事によってナゲツケザルは大きな隙を産み出しており、簡単に直撃して地面へと吹き飛ばす。

 

地面に激突したナゲツケザルはまたもや一撃で倒された。

 

「ッッ!!……強い。」

 

やはり相性はこっちのか圧倒的に良いがそれ以上にビワの腕がめちゃくちゃ上手い。

これは油断してるとネクロムがやられかねないか。

 

「ルカリオ!!」

「アオォン!!」

 

ルカリオか……地味にネクロムとは相性があまり良くないな。

 

「ネクロム!『フォトンゲイザー』!!」

「クロロロロマッ!!」

「ルカリオ!!『あくのはどう』!!」

「アォォォオオン!!!」

 

ルカリオが腕に黒い波動を溜めて放つ。

『フォトンゲイザー』が一撃で半分近く消されたか……少なくともこのルカリオは特殊方面に特化させてるっぽいな。

 

「ルカリオ!!『りゅうのはどう』!!」

「ガルルルッ!!」

 

ルカリオの手から今度は竜の形を模した波動が発生して完全に『フォトンゲイザー』を弾き返した。

 

…………こいつはちょっと楽しくなってきたな。

なぁ?ネクロム?

 

「クロロロロロロロッ♪」

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。