未来と古来と異界のポケモン   作:クロマ・グロ

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数パートに別れる予定です


少年とスター団との決着★

 

 

ボタン視点

 

~アカデミー校庭~

 

 

「勝負するなら手は抜かない!それがスター団の掟!

いくよ!ブラッキー!」

「まずは様子見だ!ザボアザギル!!」

 

私は先発にまずブラッキーをくりだす。

 

ライズはザボアザギルか……色々と調べたけどやっぱりライズのポケモンの情報は殆ど得ることが出来なかった。

というよりライズ達以外にこのポケモン達の情報がネット上に何一つとして存在していなかった。

 

だけど手掛かりとしてこの地方に現れるウルトラホールについて色々と個人的に(主にハッキングを駆使して)調べた結果いくつかの"どうぐ"の入手に成功した。

 

「なっ!そのポケモンがブラッキーだと……!」

 

今のブラッキーは私がなんとかして全員分入手することが出来たある"どうぐ"によってフォルムチェンジをしており、より強力なポケモンへと強化されていた。

 

今のブラッキーは体毛の下には鱗がびっしりと生えて目は赤く染まっており、尻尾はより細長くしなやかに……そしてその先端の体毛の中には複数の鋭く長いトゲが生えている。

 

更に前足にはブレード状に発達した翼を備えており、ブラッキーの面影が若干残るもはや別のポケモンへと変化している。

 

更に防御方面に特化したブラッキーの能力が反転し、こうげきとすばやさがかなり高いポケモンとなっている。

 

「…………その特徴、アナザーポケモン関連か。」

 

っ!やっぱり見ただけで分かった……アナザーポケモン専門のポケモン博士なのは知ってたけどやっぱり凄いな……。

 

「うん、貴方のポケモン達と対等に張り合うならこれくらいはやらないと勝負にすらならないもん。」

「後で色々と教えろよな全く……ザボアザギル!『アイスアーマー』!」

「ザブッ!ザボァァ!」

 

ザボアザギルの全身が氷で出来た鎧に覆われてより攻撃的な姿になる。

確かザボアザギルはこおり・みずタイプだったはずだからこれで『ゆきげしき』とか覚えてたら不味いかも……。

でも今の姿のブラッキーなら色々と有効打はある!

 

「ブラッキー!『せいなるつるぎ』!」

「ブラッキッ!ブラァッ!!」

「ザボアザギル!『アクアジェット』!!」

「ザババババッ!!」

 

っ!速い!あんな巨体でよくあんな速く動けるなんて……!

 

ブラッキーの『せいなるつるぎ』を見られた以上は下手に近づくことは無さそう……だけどそれだと物理寄りのザボアザギルにはあまり打点はないはず……。

 

「ブラッキー『トゲとばし』!」

「ブラッ!ブルァ!」

 

ブラッキーが長くなった尻尾の先端に隠されたトゲを展開して回転させるように振り、一瞬だけ勢いよく動かして遠心力を利用してトゲを発射する。

 

「ザボアザギル!『ハイドロポンプ』で迎え撃つんだ!」

「っ!ブラッキー!避けて!」

「ブラァッ!!」

 

しくじった……まさか『ハイドロポンプ』を使ってくるなんて思わなかった。

あと少しでも指示が遅れていればブラッキーに直撃して危ないところだった……。

今のフォルムは元の姿に比べてかなり防御方面が弱い……例えザボアザギルのとくこうが低くても威力の高い『ハイドロポンプ』は流石に受けたくはない。

 

「ザボアザギル!『撃竜槍(アクアジェット)』!!」

「ギルルルルァァァァァアアアア!!!」

 

ザボアザギルがドリルのように高速回転しながらこっちまで突撃してくる。

 

あれは多分『せいなるつるぎ』じゃ威力不足で弾かれる!

 

「ブラッキー!『つじぎり』!」

「ルルァァァアア!!」

 

ブラッキーが翼にあくタイプのエネルギーを集中させてザボアザギルに対してすれ違い様に切り裂く。

 

ザボアザギルの纏っている氷の鎧……その頭部部分にあるドリル状のトゲが輪切りにされて切り落とされ、ザボアザギルにそこそこのダメージが入った。

 

やっばり物理面がかなり硬い……!

 

「っ!!ブ……ブルァ……!」

 

ブラッキーの様子がおかしい……よく見てみるとブラッキーも胴体横に螺旋状の傷が出来ていて大きなダメージを負っていた。

 

かするだけであそこまでのダメージだなんて……。

 

「ザボアザギル、一回『アイスアーマー』を解除だ。」

「ザブァ!」

 

どういうつもり?折角のアドバンテージを自分から捨てるなんて……。

 

ザボアザギルがライズの指示にしたがって身体を覆っている『アイスアーマー』を砕いて振り落とす。

 

「ザボアザギル!『たくわえる』!!」

「ザブァ!ザボボボァァアアア!!!」

 

っ!?ザボアザギルが大きく息を吸って何かを『たくわえる』ように飲み込むとさっきまでの四足のサメのような姿から大きく変化して腹部がまるで巨大なボールのように膨れ上がりカエルのような姿になっていた。

 

それに『たくわえる』はほうぎょととくぼうを両方上げる技だからかなり不味い。

 

「ブラッキー!『おぼろづき』!!」

「ブラッ!!ラッキー!!」

 

ブラッキーが赤い瞳を光らせて姿を消し、ザボアザギルの周囲に赤い跡が回っていく。

 

赤い瞳の跡が上空へと跳躍して姿を表したブラッキーが回転しながらトゲの生えた尻尾を叩きつけるようにザボアザギルへと叩きつける。

 

「嘘っ!?」

「ブラッ!?」

 

全く効いていない!?

しかも全く怯む様子もない!?

 

「ザボアザギル!『ハイドロポンプ』!!」

「ザババババババッ!!!」

「ブラァァッ!?!?」

「ブラッキー!?」

 

ブラッキーが至近距離での『ハイドロポンプ』をもろに食らって大きく吹き飛ばされた。

 

ブラッキーの様子を見てみると目を回して気絶しているのがすぐに分かる。

 

やっぱり一筋縄じゃいかない!





ブラッキー(ナルガクルガのすがた)
げっこうポケモン
あく・ひこうタイプ

特性:じんりゅうのちから
接触技の威力が1.2倍になる
音技を受けると30%の確率でひるむ

H:95
A:110
B:65
C:60
D:65
S:130

『トゲとばし』 ひこう 物理 威力25 命中95
2~5回攻撃する 攻撃する度に10%の確率で『まきびし』を撒く

『おぼろづき』 あく 物理 威力120 命中80

1ターン目に姿を消して2ターン目に攻撃する
当てると50%の確率で怯ませるが外すと反動で1ターン動けなくなる
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