未来と古来と異界のポケモン   作:クロマ・グロ

195 / 300
少年とスター団との決着 その5★

 

 

ボタン視点

 

~アカデミー校庭~

 

サンダースまでやられてしまった……それにライズのギギネブラの色が変化して明らかに能力が上がっている。

 

多分ガケガニの特性『いかりのこうら』に近い能力なのだとは思うけど本格的に不味くなってきた。

 

こちらは残り二匹に対して向こうは5匹……しかもうち二匹がまだ出てきてない状態……。

 

「リーフィア!お願い!」

「フィーア!」

「っ!この威圧感……ブースターと同じ古龍の姿か!」

 

古龍……?

私は聞き覚えのない単語に少し戸惑ってしまう。

 

でも恐らくはアナザーポケモン関連の事だろうことは察しがついていたのでここはあえて考えないことにした。

アナザーポケモン達は一度考え始めると疑問がいくらでも出てきてしまうから……。

 

今のリーフィアはフォルムが大きくことなっていて緑色だった身体はすっかり紅葉したような山吹色へと変色しており、ブースターのような鬣を首もとに生やしている。

手足には鱗と堅牢な甲殻、鋭い爪が生えていて後頭部から後ろに向かって何本か角が生えていた。

 

尻尾は長く延びて葉っぱのような形状から大きく変化して先端には筍のような形に膨らみ、首から尻尾の先端にかけて鬣が延びている。

 

今のリーフィアはくさ・ドラゴンタイプになっててその力は私の今の手持ちの中でも二番目(・・・)に強い。

 

「リーフィアなら少なくともくさタイプ……恐らく特徴から追加タイプはドラゴンか。」

 

っ!一発でバレてる……!

 

「ギギネブラ、あまり近付き過ぎるなよ。」

「ギギッ!!」

 

相変わらずライズの戦い方は堅実だ。

でもだからこそここまで警戒して下がってくれたのは非常にありがたかった。

 

「リーフィア!『バンブーランス』!!」

「リィィィフィア!!!!」

 

リーフィアが大きく跳躍して地面へとその前足を叩きつけると大きく離れていたギギネブラの周辺の地面から大量の竹が凄い速度で生えてきた。

 

「ギッ!?」

「なっ!?これは竹か!?」

 

ギギネブラに何本かの竹が直撃してダメージを与える。

周囲にある竹が邪魔しているから少なくとも飛行は出来ないと思う。

リーフィアはどんどんフィールドに竹を生やしていって自分の戦いやすい空間に作り替えていく。

 

「ギギネブラ!『みがわり』!」

「リーフィア!『ふいうち』!」

「フィア!!」

「ギィィィィィィィイイイイ!?!?」

「ギギネブラ!?」

 

ギギネブラはいきなり上から現れたリーフィアによる一撃でみがわりを出す前にすぐに倒された。

 

やっぱり耐久が大きく減ってたみたいだ……もし耐えきられて『みがわり』を使われてでもしていたらかなり不味かった。

 

「頼むぞ!ザボアザギル!」

「ザバァァァァアアア!!!」

 

ライズの次のポケモンはザボアザギルか……こおりタイプは今のリーフィアには極端な弱点になっているから絶対に喰らいたくはない。

 

「リーフィア!『かげぶんしん』!」

「フィァァアアア!!」

 

リーフィアの竹による視界不良を利用して『かげぶんしん』を使わせる。

『かげぶんしん』は相手の撹乱にはもってこいだけど唯一欠点として分身には影が出来ないっていう致命的な弱点のせいで使える場面が大きく限られる技でもある。

 

だけど影ならこの竹林て十分過ぎる程確保出来ているからそうそう本体を見破られることはないだろう。

 

「ザボアザギル!『ハイドロポンプ』で竹林を凪払え!!」

 

っ!!やっぱりそう来るか!

 

ザボアザギルの吐き出した大量の水によってリーフィアの分身が竹林ごとなぎ倒されていく。

 

リーフィアの作り出す竹は成長速度こそ凄まじいけど通常の竹よりも枯れやすくて比較的折れやすい……垂直に突く分には十分な強度になるけど横からの衝撃にはめっぽう弱いんだよね。

 

このお陰で影が分かるようになったしまった……流石のライズもこのチャンスを逃すとは思えない。

ここは被弾覚悟で行くしかない!

 

「ザボアザギル!上だ!『ハイドロポンプ』!!」

「リーフィア!『こうかくまとい』!」

「ザバババババッ!!」

「ッッっ!!!フィーア!!!」

 

リーフィアはザボアザギルから攻撃を受ける前に自分の身体にブレスを吐いて即席の白い甲殻を作って受ける。

 

この状態になると動きが鈍くなる上に『バンブーランス』な威力が下がって竹も生やしにくくなるから痛いけど『ぼうぎょ』と『とくぼう』が上がる!

 

元々みずタイプにはかなり強いからダメージもほとんどない。

 

アイススピナーを警戒して上に跳ばして正解だった。

 

「リーフィア!『せいなるつるぎ』」

「フィィィィィィィィィィイイイア!!!」

 

リーフィアが側に落ちていた竹を口に加えて剣のように扱ってザボアザギルを切り裂いた。

 

「ザッ!?サボア………ッ!!」

 

弱点なのもあって元々消耗していたザボアザギルはそのまま倒れていく。

 

だけど……。

 

「ッ!?フィア!?」

 

ザボアザギルが倒れると同時にリーフィアの身体に即席の白い甲殻が更に出来ていた。

リーフィアの特性が発動したってことは攻撃を受けていた!?いつの間に!?

 

よくみるとリーフィアの身体が若干凍り付いている。

 

…………やっばり油断できない。





リーフィア(がおうのすがた)
しんりょくポケモン
くさ・ドラゴンタイプ

H:105
A:120
B:110
C:60
D:100
S:105

特性:ネムリノヨロイ
攻撃を受けると『ぼうぎょ』『とくぼう』が一段階上がり『すばやさ』が一段階下がる。
『こうかくまとい』含めて三回同じ効果が発動した最に相手をねむり状態にして自分も1ターン動けなくなり、甲殻が剥がれて『ぼうぎょ』『とくぼう』が元に戻る。

わざ

・『バンブーランス』 くさ ぶつり 威力120 命中95
甲殻を纏う度に威力が40ずつ下がる。

・『こうかくまとい』 くさ へんか
甲殻を纏い『ぼうぎょ』と『とくぼう』を一段階上げて『すばやさ』を一段階下げる。
一度纏うと甲殻が剥がれないともう一度使えない



サンダース『ジンオウのすがた』
かみなりポケモン
でんき・かくとうタイプ

H:65
A:110
B:60
C:100
D:60
S:130

特性:ちょうたいでん
でんき技を使う度に身体に電気を蓄える。
3回使うことにより自身のすべての能力を一段階上昇させる。

わざ

『らいこうちゅう』でんき とくしゅ 威力75 命中90
35%の確率で相手を麻痺にする。
『ちょうたいでん』発動後は威力が25上昇して確実に麻痺させる
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。