未来と古来と異界のポケモン   作:クロマ・グロ

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少年とスター団との決着 その6★

 

 

ライズ視点

 

~アカデミー校庭~

 

 

あのリーフィア……攻撃を受けた部位が突然白い甲殻を纏ったな。

技の指示も無かった辺り特性による物なんだろうが効果がどうにも読めないな……。

それに下手にこおりタイプのポケモンで攻めようものなら『せいなるつるぎ』で手痛い反撃を受けてしまう。

 

そうなるとどうするべきか……

 

今の手持ちは無傷の状態のネクロムとニャンター、消耗しているアグナコトルの三匹でグラビモス、ギギネブラ、ザボアザギルが戦闘不能になっている。

 

アグナコトルを出してもさっきの二の舞になるのは見えている。

ならここで出すべきなのは……。

 

「ニャンター!頼むぞ!」

「お任せあれにゃ!!」

 

今ニャンターに持たせている鎧は青空のような蒼と何もかもを飲み込みそうな黒の二色の甲殻及び鱗によって構成された鎧だった。

 

その手には同じく蒼い鱗に包まれた大剣を持っていた。

 

ピケタウンで入手した物とは色違いになるがこの鎧をつけているニャンターは覚える技が変化していた。

 

「ニャンター!まずは『ビーストへんげ』だ!」

「ニャァァァァァァアアアアアア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛!!!!!!」

 

ニャンターは『ビーストへんげ』を使うことでフォルムが変化して『こうげき』が大きく上昇して素早さが上がった。

 

「ピーニャの時の技……!リーフィア!気を付けて!」

「フィィア!!」

 

…………やっぱりだ、リーフィアの動きが大きく鈍くなっている。

 

「ニャンター!『かんつうブーメラン』!!」

「リーフィア!『バンブーランス』で防いで!」

「リィィィィイイイッ!!!」

 

リーフィアが地面に前足を叩きつけてニャンターの投げた『かんつうブーメラン』の前に竹を生やす。

だが甘い!

 

「なっ!?」

「リィ!?フィァァァアア!?!?」

 

伊達に貫通という名前がついてる訳じゃない。

ニャンターのブーメランはリーフィアが作り出した竹を悉く"貫通"してリーフィアへと襲いかかる。

 

そしてリーフィアに『かんつうブーメラン』が直撃してリーフィアの身体がさらに白い甲殻に覆われた?。

 

それにしても今の『バンブーランス』……少し妙だったな。

あまりにも出てくる竹の量が減っていた。

普通に考えれば前方に大量に発生させるだけでも十分防御として成立するはずだがあまりにも出てくる竹の量が少なかったのだ。

 

恐らくだがあの甲殻が生えた場合竹を生やす能力が下がってしまうと言うことか。

 

するとリーフィアの様子が大きく変化していった。

なにやら様子がおかしい……。

 

「リ……フィ……フィァア………フィィィィィアアアア!!!!」

「なっ!?」

「にゃんと!?」

 

リーフィアの全身に生えた白い甲殻の全てに一気に亀裂が入り、白い煙が吹き出し始め一気に爆発する。

 

「ニャンター!自爆覚悟で済まないが『おおタルばくだん』!!」

「にゃんですとぉ!?でもやるっきゃないにゃ!ニャンターは度胸にゃぁぁぁああああ!!!」

 

ニャンターは俺の咄嗟の指示に自分の目の前に『おおタルばくだん』を設置して自分から起爆することで自爆する。

 

正直これに関しては完全に勘で動いた。

 

これを喰らうのはあまりにもヤバいと思ったのだ。

 

「あっちゃぁぁぁぁぁああああ!?!?ダメージはすくにゃいけどあっついもんはあっついにゃぁぁあああ!?!?」

 

ニャンターの毛に軽く引火していたが今のニャンターのタイプはほのおタイプが追加されており、あまり大きなダメージになっていない。

 

それに今の煙……『おおタルばくだん』で巻き上げられた奴が今近くで野次馬していたポケモンまで飛んで吸い込まれたんだが……一瞬でそのポケモンが眠らされていた。

 

リーフィアは大きく体勢を崩してしまっていた。

 

「まさかあんな方法で防ぐなんて!?」

「よしっ!ニャンター!今だ!『れっかざん』!!」

「旦那さんさては鬼畜かにゃ!?ともあれ容赦はしないにゃよぉ!ニャニャニャニャニャニャニャッ!!」

 

ニャンターが新たに習得した技『れっかざん』による無数の連続攻撃がリーフィアへと襲いかかった。

 

「フィッ!?フィィア!?フィァァァ!?」

 

攻撃が当たれば当たる程リーフィアに白い甲殻が張り付いていく。

 

やっぱりさっきの爆破はリーフィアにはかなり負担が大きいようだ。

 

攻撃が当たっているというのにリーフィアは全く避けようとする様子がない。

 

「リーフィア!?」

「リ……リィ……リィィィィイイイ……フィィィィィィィイイイイイ!!!!!!」

「にゃにゃにゃっ!?!?」

 

リーフィアが最後のあがきとばかりにまた爆発してニャンターがモロに巻き込まれた。

 

「ニャンター!?」

「にゃ……にゃにゃ……zzzZZZ………。」

 

ニャンターはまともに抵抗する事も出来ずに強制的に眠らされてしまった。

 

「フィ……フィァァァ……。」

 

だが同時に耐えきることが出来なかったのかリーフィアも地面に倒れていった。

 

目を回しているのが分かる。

 

戦闘不能には出来たがニャンターが眠らされたか……残りは全快のネクロムとかなり消耗しているアグナコトルか……。

 

 





『れっかざん』ほのお 物理 威力20 命中85
外れるまで連続で当たり続けて最大10回ヒットする。
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