未来と古来と異界のポケモン   作:クロマ・グロ

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少年と双子とスターダスト☆ストリートの終わり

 

 

レティ視点

 

~ポケモンアカデミー入口~

 

 

『ホワァァァァァァアアアアアアアアアアア!!!!(キボクラボイス)』

「「うるさっ!?」」

 

ボタンの一件の翌日の昼頃、私達はアカデミーの正門前に集まって何処かでお昼を一緒に食べようかと話していたらいきなりヴィオ姉のスマホロトムからすっごく耳障りな叫び声のような着信音が聞こえてきた。

 

毎度思うんだけどヴィオ姉は何を思ってこんな着信音にしてるんだろう?

 

「もしもし?」

『……ヴィオ?』

「あぁ、やっぱりボタンね?」

『うん、ちょっと話があってうちらが初めて会った学校の階段前にライズやレティと一緒に来て欲しい。

……待ってる。』

「え?あっちょっとボタン?……切れちゃったわね。」

「なんか随分と強引な呼び出しだったね。」

「まあ色々と不器用な性格なんだろう。

その辺は色々と察してやった方がいいだろう。

とりあえず場所も近いことだし向かうとするか。」

 

確かに……ボタンって基本的に頭すっごく良いけどちょくちょく変な所で天然というか不器用というかそういうところが見受けられる気がする。

 

とりあえず階段の前にいくと下の方に確かにボタンがいるのが見えたからそのまま向かっていくことにした。

 

「おーい!」

「ボタ~ン!」

 

私とライズ君が声をかけるとボタンは振り替えって私達の方に向く。

 

「……お疲れ様でスター。」

「「「?」」」

「団作ったメンバー6人で最初に考えた挨拶。

……ダサすぎて逆にアリだよね。」

 

あっ、ダサいって自覚あったんだアレ!?

 

「……LP不正発行の件、ヤバいことになると思ったのにあっさり許された……。」

「本当!?よかったぁ……。」

「いやほんとあのカミングアウトはだいぶ焦ったわよ……。」

「まぁリーグ側がなにも言わないなら俺としてもこれ以上とやかく言う理由も無いな。

本当によかったよ。」

 

するとボタンが目を反らす。

 

「うぐっ……その……ホントにごめん。

えっと……ポケモンリーグでエンジニアとして奉仕活動すればチャラだって。

卒業後もぜひ来て欲しいって言われた。」

「相変わらずあの人はその辺ちゃっかりしてるなぁ……。」

「ポケモンリーグのエンジニアなんてすごいじゃん!」

「まぁ普通に考えれば大出世なのでしょうけど……アオキさんみたいにならないでね?」

 

…………うん、アオキさんのやつれ方はちょっとその……ね?

 

「うん……校長にもオモダカって人にもなんかすごく褒められたし。

素晴らしい才能!だとか……。」

「確かに才能としちゃ凄いんだが……仕事の内容とかその辺は大丈夫そうなのか?」

「うん、そんな大した量じゃないし結構簡単なものばかりだから大丈夫。

…………………………呼んどいてごめん、リアルで話すの苦手なん。」

「ううん、気にしないで。

その辺はなんとなく分かってたから。」

「まぁだいたい予想はついてたよ。」

「その……助かる。

……うまく言葉が出てこないし……だけど……あの……あ、ありがとう……ございました。

三人のおかげでスター団も仲間も救われた……。

感謝してもしきれない、だからこれ……。」

 

そういってボタンはわざマシンを私達に一枚ずつ渡してくれる。

 

するとライズ君とヴィオ姉が凄い顔になってる……え?何?そんなに凄いわざが入ってるの?

 

「えーっと……何々……ゑ?」

 

私はスマホロトムを使ってボタンから渡されたわざマシンに入っている技を調べてみる。

するとその画面には……。

 

「りゅ……りゅりゅりゅ『りゅうせいぐん』!?」

「い、良いのかしら?こんな貴重品を……それも三枚もだなんて。」

「あぁ……俺みたいな立場でも滅多にお目にかかれない高級品だぞ。」

「うん、それに貴方達なら多分使えるはず。

……それと……皆に借り……返したい。

何かあったら言って。

特に機械とかハッキングとか得意分野……。」

「「「ちょっ!?」」」

「ふふっ冗談。

三人が困った時は今度はうちが助けるんで。

じゃあまたね、お疲れ様でスター。」

 

ボタンはそのままあの地獄の階段を走り抜けていった。

 

「…………まぁ頼もしいと言えば頼もしいわね。」

「だな……それにボタンのやつ……ネモと比べても遜色無いと思えるくらいには強かったぞ……若干焦ったわ。」

「それにしてもあの階段をあんなペースで走っていって大丈夫なのかな?」

「「…………あっ。」」

 

そうして私達が一斉にボタンが駆けていった地獄の階段の上の方を見上げてみると……。

 

「コ……コヒュー……コヒュー……カハッ……。」

 

あ、やっぱり……あれすっごく辛いもん。

それにボタンって相当なインドアっぽかったしなぁ……。

 

「…………助けにいくか。」

「締まらないわね……ホント。」

「まぁでもこういうのがある方がいつもの私達らしいんじゃないかな?」

「それもそうね。」

 

とりあえず私達は階段を登って死にそうな顔になってるボタンを保健室まで連れていくことにした。

 

 

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