~テーブルシティ~『ポケモンアカデミー前』
ネモが連れて行かれた後に私達は宝探しについて話ながら地獄の階段を下りていた
「そういえばライズ君って前回の宝探しってやったの?」
「ん?あぁ、やったにはやったがちょっとしつこいのに付きまとわれてハッコウシティからあんま出られなかったんだよ」
「へぇ……ってか宝探しってほんと具体的に何をすればいいのかしら?」
「宝探し……まぁ比喩表現に近い行事なんだが……
このポケモンアカデミーのメインイベントとも言える宝探しは宝探しと言っても実際にどっかに宝を隠してあるとかそういう物じゃないんだよ……」
やっぱりそういう意味じゃないんだ……
どういう事なんだろ?
「まぁどっか探せば本物の宝がある可能性はないとは言えないが……まぁこの行事の主な目的はこの地方を自由に冒険していろんな事を体験する事が主な目的とも言えるな」
いろんな事を体験するか……その経験が宝ってことなのかな?
「まぁ具体的にはジムに挑むとか困ってるやつを助けるとか……まぁさっき言ったみたいにマジの宝を探すってのもアリっちゃアリな訳だ
まぁアカデミーの中だと学べない事とかも学ぶ良い機会ではあるな」
へぇ……確かにアカデミーの中だと基本的に実際にやってみるってのも割と少ないしそういう意味でも良い経験になるんだ……
私達は話している間に地獄の階段を降りきってバトルフィールドのある商店街を進んで出口を目指していく
「ネモとかは前回の宝探しでは特に暴走してたみたいでな……目と目が会ったらすぐに勝負を仕掛けられると思った方が良いだろう
……あいつだけはもはや別の地方のルールで動いてやがる……」
ネモ……やっぱりいろんな所で勝負を仕掛けまくってたんだ……
「とりあえずあいつと出会したらほぼ確実に勝負を挑まれると思っとけ……」
「デスヨネー」
「あまり出会さない事を祈るわ……」
ネモには少しは自重を覚えて欲しい……
「とりあえずマップアプリで適当に目的地を設定して向かってみたらどうだ、オレはオレで適当に旅するからよ」
「あら?一緒に旅に出てくれないのかしら?」
「お前と行ったら玩具にされるのがオチだろうが……」
うーん、でもここまで何度も一緒に居て今更別行動するのもなぁ……
「その……ライズ君……私の……見たのよね?」
「うぐっ……おまっ!?そこでその話を出してくるか!?」
「ダメ……?」
「うぐ……ぐぬぬ……あー!もう!わかったよ!
一緒に行けばいいんだろが!?
やっぱりお前ら双子だよ!?どっちも性格わりいな!?」
「えー、私はヴィオ姉程性格悪くないよー!」
「ちょっとレティ……それは私にダメージ大きいのだけど……」
私達が一緒に旅する事が決まると後ろからペパーの声が聞こえてくる
「おーい!レティ!ヴィオ!あとついでにライズ!」
「あら?」
「あ、ペパーだ、どうしたの?」
「オイコラついでってなんだよ……」
「おぉ、わりぃわりぃ
お前らも一緒にヌシポケモン探してスパイスをちょろまかすの手伝って欲しくてな
……改めてどうだ?レティ、ヴィオ
秘伝スパイスを守るヌシの住みかに一緒に行こうぜ」
するとまたアカデミーの方からネモが走りながらこっちに現れる
「ちょっと!ペパー、ズルいよ!
三人に変なこと教えないでよ!
三人は私と一緒にチャンピオンランクになるの!」
あれ?校長先生の説教は?
って思ってたけどなんか凄い汗かいてるしこれ……逃げてきたな
「はぁ!?誘ってるだけで決めるのはこいつらだろ?」
「ふんぬー!」
ロトロトロトロト……
ロトロトロトロト……
すると今度はヴィオ姉のスマホロトムに電話がかかってきた
「ん?ヴィオ、スマホロトムが鳴ってんぞ?」
「あら?ほんとね……」
スマホロトムが飛び出て私の前に現れて通話機能がONになる
『やぁ二人とも
カシオペアだ』
「こんにちわ、カシオペア
一応ブロックしてファイアウォールを強化しておいたのだけど……」
『あぁ、あの程度ならば私にとっては簡単なパズルを解くような物さ
まだルービックキューブのが面倒だね』
「言ってくれるね……」
ヴィオ姉が珍しく悔しそうにしてるら
『さて、私からの用件は以前に伝えていたスターダスト大作戦についてだ
スター団には5つの組があり、アジトもそれぞれ分かれている
二人にはそこへ向かい、組のボス5名を倒して欲しいのだ
したっぱ軍団が邪魔してくるだろうが、私も遠くからサポートさせて貰おう』
遠くからサポートって一体何を……って一体何をどうやるんだろ?
『さて、ボス達組の名前となっているポケモンタイプの使い手だが……あなた達ならきっと大丈夫だろう
と言うわけで勝手ながらアジトの場所を登録させて貰う』
すると私のスマホロトムも飛び出してきてヴィオ姉のスマホロトムと共にデータをダウンロードする
えーっと……
あく組
ほのお組
どく組
フェアリー組
かくとう組……か
なんかやたらとかわいい組も混ざってるなぁ……
『ボスを倒す度にこちらからたんまりと報酬を差し上げよう』
報酬かぁ……なに貰えるんだろ?
今度は我慢しきれなかったネモやペパーがカシオペアに話し始める
「いやいきなり誰なの!?
スター団って不良で危ないし!
二人には関係ないよ!」
「そうだそうだ!
コイツららオレと一緒にすげぇ食材を探すんだよ!」
『決めるのは二人……
いや今は三人……だったかな?ネモ、ペパー』
「「っ!?」」
「なんで名前……!」
『スカーレット、バイオレット、それにライズ……
あなた達の活躍を楽しみにしているよ』
カシオペアはそう言い残して通話を一方的に切ってしまう
「なんだったんだよ……」
「なんかオレも巻き込まれる流れっぽいなこれ……」
「二人とも……友達多いのは良いけど危ない事に深入りしすぎないでね?」
「……はぁ、少なくともネモにしつこくバトル挑まれるよりマシだ」
「そりゃそうだ」
「ちょっと!?ライズ!?ペパー!?
はぁ……さぁて気を取り直して冒険の始まりをしy……(ガシッ)」
ネモが言い切る前にネモの肩を背後から誰かが強く掴む
「冒険を始めるのは大変結構です
……しかしネモさん……まだOHANASHIは終わっていませんよ?」
ネモを掴んでる人の正体は……
「こ……こここ校長先生!?いつの間に……」
「さて、まだしばらく説教に付き合って貰いますよ?」
「ちょっ!?レティー!ヴィオー!ライズー!助けてぇ!?」
「「インガオホー……」」
「「因果応報だな……」」
するとペパーが呆れたように溜め息を吐くと私達に話の続きをし始める
「はぁ……まぁいろいろと口出ししちまったけど決めるのはお前らもだ
それにしても自分だけの宝……ねぇ
オレの場合はマh……いや、秘伝スパイスに決まってる」
アレ?なんかペパー言い直したけど……なにかあるのかな?
「スパイスを見つけたらうーんとうまいサンドウィッチ!
作ってお前らにも食わせてやるからな!」
「ほほーう、そりゃ楽しみだな
前にもごちそうになったがお前のサンドウィッチは旨いからな」
「そういうお前だって結構料理大好きちゃんですげぇ上手いじゃねぇか
たしかうさ団子?だったか?あれがものすげぇ美味かったぞ!」
「え!ライズ君料理上手なの!?」
「う……悪いか?」
「ううん、今度なにか作ってよ!」
「はぁ……気が向いたらな?」
お団子……お団子かぁ……
すると少しいやな予感がしてヴィオ姉を見る……すると
「じゅるり」
「アギャス!」
「アギャ!アギャギャッス!」
あ、ロックオンされてる……その……ライズ君……頑張ってね?
しかもコライドンとミライドンまで出てきて二人をめっちゃ見てるし……
「げっ!?なんで出てくるんだよ!?」
「お前らも食いしん坊キャラかよ……」
「お前にはやらねーぞ……」
「ギャス!ギャス!」
「アギャ!ギャス!」
なんか二匹とも速く行きたいみたい
あれ?もしかして乗れって言ってるのかな?
「ヴィオ姉!」
「えぇ!」
私達はミライドンとコライドンの背中に乗ると二匹が姿を変化させる
「アンギャー!」
「アギャース!」
「クェェェェエエエ!!!」
あれ?なんか変な鳴き声が……
横を見てみたらライズ君が既にガーグァに乗って待機していた……準備良いなぁ……
「どうせそのまますぐに行くんだろ?行き先はお前らに任せるよ」
「っ!うん!一緒にいこっ!」
「退屈しなさそうね」
「ヌシポケモン探すなら東門からのがいいぜ!」
「逆にジムにいくなら西門だが……真っ先にいくとネモが居そうで怖いな……」
うん……やっぱそうだよね……
「よーし、まずは東門から出発だー!」
「えぇ!行きましょう!」
「任せる」
「後から追い付くからなー!」
よーし!冒険の始まりだー!
ネモ「解せぬ」
マグロ「お前……前回何人に勝負仕掛けた……」
ヒソカ「え?うーん、百から数えてないや」