未来と古来と異界のポケモン   作:クロマ・グロ

220 / 300
殆ど書けずに寝落ちしてしまいました……ちょっと最近寝落ちが酷いので今週の投稿一旦休みます


紫の少女と頂上決戦その4

 

 

 

ヴィオ視点

 

 

~ポケモンリーグ屋上~

 

 

「出てきて!マリルリ!」

「ルリリルリッ!」

 

私は『すてゼリフ』で引っ込んだオーロンゲの代わりにマリルリを繰り出した。

元々オーロンゲは相手の火力を極限まで下げて貰って裏の積みポケモンで一気に全抜きを狙えるようにする為にいれていたポケモンで『いたずらごころ』からの壁貼りや『すてゼリフ』などの交代技でそう簡単には倒されないから壁が切れたり積みエースが倒された時の保険として採用していた。

 

今回のポケモン達のコンセプトはとにかく能力を上げることだ。

 

とはいえ唯一の欠点として基本的に『ちょうはつ』なんかで台無しにされやすかったり初動が遅いのも相まってなかなか難しい編成でもある。

 

まぁそれの対策として攻撃をすればする程能力が上がるタイプのポケモンや特性『まけんき』のような能力を下げられたらむしろ火力が上がるようなポケモンを入れてもある。

 

それにこの世界のトレーナーで『ちょうはつ』のようなメンタル系の技を使いこなせる人は極少数だ。

でもそれの最大の原因はそれを使いこなす下地……つまり根本的な実力不足がやっぱり関わってくる。

 

確かにこの世界のバトルはゲームとは違う。

でも根っこは同じ以上基本的な戦術としてはやっぱり前世の世界ではテンプレとも言えたような戦術が有効だった。

 

…………ただ流石にマルチスケイルりゅうまいしんそくみたいな化け物中の化け物は一度使ったらそこら中で真似されたりして取り返しのつかないことになりそうなのでマジでやめた。

 

「マリルリですか……いったい何を……?」

 

やっぱりマイナーなポケモンの特性やどんな技を覚えるかみたいのは殆ど知られてないみたいね。

 

このマリルリの特性は『ちからもち』、その効果至極単純で自身のこうげきを二倍にする。

 

ほんっとなんで、こんなぶっ壊れた特性を持ったポケモンが放置されてるのか理解に苦しむわね。

 

そしてマリルリはこの特性を持ちながらとんでもない強化技を覚えるポケモンでもある。

 

「マリルリ、『はらだいこ』。」

「リルリルリリ♪」

「流石にそれは見過ごすわけには参りません、ゴーゴート『ウッドホーン』!」

「ゴォオオオオオト!!!」

 

ゴーゴートが角に草タイプのエネルギーを集中してお腹を太鼓のように叩いて体力を半分も削ったマリルリへと向かってくる。

 

「リル。」

「ゴオッ!?」

「なっ!?」

 

だけどマリルリはその強化された圧倒的な力でゴーゴートを片手で押さえ込んでもう片方の手でオボンの実をかじっている。

 

『はらだいこ』は自分の体力を最大値の半分削る代わりにこうげきを最大……つまり6段階上昇まて上げてくれる。

6段階上がったこうげきは威力としては4倍、『ちからもち』によってそれは更に2倍されており、現在のマリルリのパワーは通常の8倍というイカれた能力になっている。

 

それに加えてゴーゴートはまだ『すてゼリフ』の能力ダウンに加えて『リフレクター』にも阻まれている為に攻撃の威力が殆ど相殺されていたのだ。

 

「マリルリ!『じゃれつく』!」

「ルリルリルリィ♪」

「ゴォォォォォオオオオオ!?!?」

「ゴーゴート!?」

 

マリルリの8倍火力のタイプ一致『じゃれつく』は流石に耐えきることは出来なかったようでゴーゴートは一撃で戦闘不能になっていた。

 

やっぱり『はらだいこ』は一度決まると止まらないわねぇ。

 

「ならば……!行きなさい!クレベース!」

「レベェェェエス!!!」

 

クレベース……物理に対してめちゃくちゃ硬い奴が来たわね……流石にこいつを一撃で倒すのはマリルリでもかなり厳しい。

 

「マリルリ!『アクアブレイク』!」

「ルリルリルリルリ♪」

 

マリルリは可愛い鳴き声を出しながらその見た目に反してイカれたパワーを持った拳をクレベースへと叩き込む。

 

「クゥゥゥウウウウウ!?!?」

 

クレベースはマリルリの『アクアブレイク』の直撃によってとんでもないダメージを受けて大きく吹っ飛ばされる。

 

だけどやっぱり一撃で倒せなかったか!?

 

「クレベース!『ゆきなだれ』!」

「ベェエエエエエエエス!!!」

 

クレベースの叫びによりマリルリの上空から尋常じゃない量の雪が落ちてくる。

 

この技は攻撃を受けた後に出した場合は威力が二倍になるというイカれた効果を持っている。

 

あの量は捌ききれるかだいぶ怪しいわね。

 

「マリルリ!『アクアブレイク』でなんとか弾いて!」

「ルリ!ルリルリルリルリルリルリルリルリルリルリルリルリルリルリルリルリルリルリルリルリルリルリルリルリルリルリルリルリルリルリルリルリルリルリルリルリ!!!」

 

どことなくどこぞの波紋使いを思い出す拳裁きでクレベースの放った『ゆきなだれ』を押していくがあまりにも量が多くどんどんじり貧になっていく。

 

「ル……リリ……ルリ……ルリ……ルリィィィィイイイ!?!?」

 

そしてマリルリは最終的に『ゆきなだれ』に飲まれて戦闘不能になってしまった。

 

やっぱり最大HPの半分を削る『はらだいこ』だとリフレクター一枚じゃあまり耐久出来ないか……。

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。