未来と古来と異界のポケモン   作:クロマ・グロ

223 / 300
紫の少女と決着

 

 

ヴィオ視点

 

 

~ポケモンリーグ屋上~

 

 

「キラフロル!『マジカルシャイン』!!」

「キラララ~~!!」

 

テラスタイプと一致してない技を使うのは気になるけどいきなり弱点のタイプで仕掛けてきた!

 

「カイリュー!『しんそく』からの『アイアンヘッド』!」

「リュゥゥゥウウウ!!」

 

流石にあの手の広範囲攻撃を避けるのはかなり厳しいので私はマルチスケイル込みで受けるダメージがかなり少なくなるように『アイアンヘッド』である程度相殺しながら弱点を突きにいく。

とはいえマルチスケイルのダメージ半減が剥がされた以上若干まずい状況に変わりはない。

 

特にいわテラスタルってことはタイプはいわ単タイプでしかも元のタイプとも一致したいわ技は驚異になる上にいわタイプに対して『しんそく』は効果が薄い。

 

そしてカイリューが『アイアンヘッド』で突撃して軽く爆発が発生する。

けれどその中にキラフロルの姿は居なかった。

 

「居ない!?目眩ましか!」

 

してやられたわね……キラフロルは宙に浮かぶように飛行するポケモンだから目眩ましをしてしまえば攻撃はかなり外れやすくなる。

 

『しんそく』のスピードにも対応してた辺り多分『マジカルシャイン』を放ちながら同時に移動みたいね……そうなると威力は相当控えめのようね。

 

私のカイリューはインファイトメインの接近戦が得意なポケモンだけど相手のキラフロルは特殊攻撃はメインで遠距離戦もかなり出来る上にさっきみたいな距離を詰められた時用のリカバリー手段もしっかり備えてる……流石にこのままカイリューでいくのは難しそうね。

 

「ごめんカイリュー!一旦引いて頂戴!」

「リュッ!?リュゥゥウウウウ………。」

 

不完全燃焼で終わらせてしまってかなり申し訳ないけどこっちとしても手持ちの消耗がそれなりにきつい状況だからあまり悠長に殴り合いをさせてあげられない。

 

特にマルチスケイルが剥がれた状態で無傷で相性の悪いポケモン相手に突っ張るのは愚策だもの。

 

今控えにいるのはオーロンゲ、トロピウス、それに頼みの綱になるオストガロア。

ただオーロンゲはそもそも攻撃技を採用していないしトロピウスはタイプ相性が若干怪しい……テラスタルはどくタイプにしてるけど確かキラフロルって『だいちのちから』を覚えられるのよねぇ……。

 

そうなるとオーロンゲクッションに出して『すてゼリフ』からオストガロアが安定といった所ね。

 

「ごめんオーロンゲ!」

「ロンゲ!」

「キラフロル!『ヘドロウェーブ』!」

「キラキララ~!」

 

交代先を読まれた!?いや、どのみち最後の一匹相手だから能力を先制で下げながら引けるオーロンゲを警戒されたのかしら。

 

「ンゲッ!?ロンゲェェエエ!?!?」

 

オーロンゲがタイプ一致弱点の攻撃を受けて大ダメージを受ける。

一応耐久力が高くなるように体力とぼうぎょ、とくぼうに厚く努力値は振ってたけどオーロンゲは肩で息をしてるような状態って事は本当に間一髪だったみたいね。

 

「オーロンゲ!『すてゼリフ』!」

「…………ンゲッ。」

「キラララララーーーー!!!」

 

いやほんと何を言ったら毎回相手をそんな怒らせられるのかしらこの子……。

 

とはいえこれで大きく火力を上げることには成功した。

 

ここで私は最後の一匹が入ったダークボールを取り出して起動する。

 

「いくわよ!オストガロア!!」

「オロロロロロッ!!!」

 

オストガロアが出てきた途端に特性が発動し、周囲にいくつものウルトラホールが発生してリーグのフィールドを埋め尽くし、屋上から下へとこぼれ落ちる程の大量の骨が雪崩れ込んでくる。

 

あの落ちた骨……色々と大丈夫よね?

 

「オロロロロァァアアアアアア!!!」

 

オストガロアが珍しくかなりやる気を見せている。

触腕に他のモンスターの骨を纏わせずに本体の青く光を放つ部分が紅く染まって口からはバチバチと激しく龍属性エネルギーを迸らせている。

 

いきなり瘴龍形態になるなんてね……なら私がこの子にして上げることは簡単ね。

 

「オストガロア!テラスタル!!」

 

私は懐からテラスタルオーブを取り出してオストガロアへと投げつけて白いドラゴン……ミラルーツを象ったテラスタルへと変化する。

 

「オルルロァァァァァァァアアアアアアアアアア!!!!!!!」

 

これによってオストガロアの口から迸る龍属性エネルギーが更に増大して周囲の景色が歪んで見える程のエネルギーが収束していく。

 

「成る程……お互いに全力でという訳ですか。

受けて立ちましょう!キラフロル!!」

「キララッ!」

「我々が放てる最大の技で迎え撃ちますよ!」

「キラキララ~~!!」

「いくわよ!オストガロア!!

『ドラゴンブラスター』ァァァァァァアアアアアア!!!!」

「オロロロロロロロロロロロァァァァァァァアアアアアアアアアア!!!!!!!」

 

オストガロアの口、触腕の三方向からキラフロルへと向かって龍属性エネルギーの収束したとてつもない範囲のブレスが放たれる。

 

キラフロルが迎え撃つように輝きを放ち大爆発を引き起こす。

 

テラスタルが砕ける音がしたけど煙が凄すぎてどっちが倒れたかわからない。

 

オストガロア……!

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。