未来と古来と異界のポケモン   作:クロマ・グロ

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すんません、久しぶりに寝落ちやらかしました


紅の少女と戦術

 

 

レティ視点

 

 

~コサジの小路~

 

「リククラゲ!『ヘドロばくだん』!」

「リークークウッ!?」

 

リククラゲは反撃とばかりに『ヘドロばくだん』を放ってくるけど技を使った時に身体を動かしすぎたのかレギィの刃鱗が更に深く突き刺さって苦しそうにしている。

 

レギィの与える裂傷は相手が動けば動く程身体に刃鱗が食い込む他に傷が更に大きく開きやすくなるからなぁ……。

 

「レギィ!『りゅうのまい』で回避して!」

「はぁ!?」

「セルァァァァァアアアアア!!!!」

 

レギィは私の指示通りに華麗に空を舞うように動きながら『ヘドロばくだん』を回避していく。

これ私もヴィオ姉に目の前でやられた時はペパーとほぼ同じような反応したんだよなぁ……。

 

これに関しては完全に技術が成せる技であり一番厄介な所は使えば使う程『こうげき』だけじゃなく『すばやさ』まで上がるから一度見た技はもうほぼ当たらないと思った方がいいのだ。

 

だからこそそのまま舞わせる訳にいかなくて一度止められるずにフル強化まで行けた場合はもうほぼ確実にもまらない化物が生まれてしまう。

 

実際にヴィオ姉とのバトルの時に一度それを本気で使われてかなり洒落に不味い。

 

基本的に『りゅうのまい』による回避戦法は相手が回避を切らなかった場合をかんがえていた。

 

この回避は近接攻撃を避けるのだけは無理があるからなぁ……。

 

「レギィ!『アクロバット』!」

「セルルルルルルルッッッ!!!!」

 

レギィは『りゅうのまい』で上昇したこうげきとすばやさを活かした凄まじい攻撃でリククラゲを襲う。

 

リククラゲも素早い部類ではあるけど元からすばやさに特化しておりバフまでかかっているレギィを抜くほどでは無かった。

 

「クラァァァァァアアアア!?!?」

「リククラゲ!?」

 

元々レギィには持ち物を持たせて無かったのも相まって火力も最大になっていたタイプ一致の『アクロバット』はリククラゲの弱点のタイプなのもあって一撃で倒すことに成功した。

 

「わりぃ、リククラゲ……休んでくれ。

いくぜ!パルシェン!」

「パルパルゥウーーー!!!」

 

げっ、相性最悪……。

 

しかもパルシェンもパルシェンでまた見覚えしかないとてつもなく甘い香りを漂わせるピンク色のオーラを身に纏っており、スパイスによって強化されているのが分かる。

 

「レギィ!戻って!」

「セルッ!」

「いくよ!ペリッパー!」

「ペッパァーー!」

 

流石にレギィはタイプ的にこおりタイプは天敵にも程がある上にパルシェンはかなり高い物理耐久が特徴な為に私は一旦ペリッパーに交代した。

 

そしてペリッパーの特性である『あめふらし』が発動してコサジの小路の天候が雨に変わった。

 

「甘いぜ!レティ!

パルシェン!『ロックブラスト』!」

「パルパルァァア!!」

 

まずっ!?しかも『ロックブラスト』をわざわざ使ってくるって事は『スキルリンク』!?

 

ペリッパーの周囲を囲むように大量の岩の弾丸が襲いかかってくる。

 

「ペリッパー!『ぼうふう』で巻き上げて!」

「リッパァァ!!」

 

ペリッパーは雨の影響で範囲が広くなり、命中精度が必中クラスまで上昇した『ぼうふう』で『ロックブラスト』の岩を全て吹き飛ばしにいく。

 

パルシェンも範囲の広がった『ぼうふう』に巻き込まれており、巻き上げられた『ロックブラスト』の一部が当たってそれなりのダメージが入っている。

 

だけど……。

 

「ッパァ!?」

 

運悪く『ぼうふう』によって巻き上げられた『ロックブラスト』の一部が風の勢いに乗ったまま『ぼうふう』の範囲から吹き飛んできた岩の弾丸がペリッパーへと直撃して大ダメージとなる。

 

「ペリッパー!戻って!」

 

流石にこれ以上受けてしまうとペリッパーが確実に持たないと判断したのもあって私は一旦ペリッパーをボールに戻した。

 

「いくよ!ファイアロー!」

「ァァァァァアアアロ!!」

 

私はここであえてさっきよりも相性の悪いファイアローを繰り出す。

 

常識的に考えれば雨下でのファイアローはタイプ一致のほのお技による強みが消えており、普通は物理技に特化させる人がとても多い。

 

でもファイアローは物理だけじゃなく特殊方面でもそこそこの能力を持っており、私は持ち物に『こだわりメガネ』を持たせていた。

 

まぁ『こだわりメガネ』は技を一つしか選べないのもあってかなり慎重に技の選択をする必要があるけどファイアローの特性や天候と相まって私からすればどちらも全く関係なくなっていた。

 

「パルシェン!『ロックブラスト』ではさみ揚げにしちまえ!」

「パルa……。」

「ファイアロー!『ぼうふう』!」

「ァァァァァアアアロ!!!」

 

ファイアローの特性『はやてのつばさ』の効果が発動して凄まじい速さとなったファイアローはパルシェンが動きを見せる前に超火力の『ぼうふう』を発動してパルシェンを一撃で倒していく。

 

「パ……パルパルア……。」

「んな!?」 

 

流石のペパーもファイアローの特殊技で一撃でやられるとは思ってなかったみたいでかなり驚いていた。

 

ただ……ここまで出てきたポケモンから察するに次に出てくるのは……やっぱりあのポケモンだよねぇ……。

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