~南3番エリア~
私達はポケモンセンターでの休憩を終えた後、南3番エリアの探索をし始めた
ミライドン達のジャンプで登れそうな崖を登るとなんかとんでもない強さのポケモンが普通に出てきてホントに焦った……ただ周囲にはライズ君に教えてもらったガケガニの普通の個体が結構壁に張り付いていてガケガニがどんなポケモンなのかはだいたい把握出来た
「あら……?」
「どうしたのヴィオ姉?」
「この辺りのガケガニ達……何か変じゃないかしら?」
「……たしかに妙だな
どいつもこいつも脚やら爪やらが無くなってやがる……地面には砕けた殻もあるな……
それにこれはかなりのデケェが……足跡にしては感覚が狭すぎるな……」
「もしかしてヌシ……?」
でもヌシってガケガニなんだよね?
「いや、おそらくヌシじゃないな
岩壁に擬態するなんて特徴を持ってるのはガケガニくらいだ
バサルモスも確かに擬態能力はあるがあれは岩だしな
似たような生態してるやつだとイワパレスもいるが
あいつはこの地方に生息していないからな……」
「うーん……」
明らかな異常事態ではあるんだけど……
これはちょっと調べるには難しいなぁ……
「とりあえずは当面の目標通りヌシをさが……」
カラン……コロン
なんかライズ君の上から物音がして石が落ちてきた
「ん……?」
私達はライズ君の背後の壁を少し離れてから見つめる……
するととある輪郭でかなり大きく浮き出ているのが分か……
「ってガケガニだこれ!?」
「なにあの大きさ!?」
「バサルモスよりデケェぞあれ……」
するとガケガニは私達に気付いたのかギョロリ……と目をこちらへ向けると岩壁への擬態をやめて壁からジャンプして降りてくる
「ンガァァァァニィィィィィイイイイ!!!!!」
「うわぁ!?襲いかかってきたぁ!?」
「あら?なんか片爪もげてないかしら?」
「……たしかにもげてるな……
そうなるとヌシ含めて何かに襲われた訳か……」 「とりあえずニャローテ!いくよー!」
「ンニャロー!」
「みずタイプを育てといて正解だったわ……マリル!」
「リルー!」
「アイルー!いけるか!」
「お任せあれ!旦那さん!」
「ンガニィィィイイイイイ!!」
ガケガニは残っている片爪を器用に使って地面をくりぬき、巨大な岩石を掘り出して投げつけてくる
「『がんせきふうじ』にしてもデカすぎんだろ!?
『あなをほる』で避けろアイルー!」
「にゃにゃっ!」
「ニャローテ!もアイルーに続いて穴に!」
「ンニャ!」
「マリル!」
「リルー!」
アイルーは3匹が入れる程度の穴を掘ってからガケガニの真下へとどんどん掘り進めて地面から飛び上がり、ガケガニに強烈な一撃を食らわせる
「ンガニィィィイイイイイ!?!?」
『あなをほる』は地面タイプだから効果は抜群!これなら!
「ンガニィィイイ!」
っと思っていたらガケガニが逃げちゃ……逃げちゃ……
「って逃げたっ!?」
「見失う前に追うぞ!」
「ミライドン!」
「ギャアス!」
「頼むぞ!ガーグァ!」
「クェェェェエエエ」
「あ!?ちょっとまって!?コライドン!」
「アギャ?」
私達はガケガニが逃げた先を追っていくと崖を下っていくのが見える
よくみるとその崖は何か大きな岩で封じたような形になっていたのだが……ガケガニはその岩を破壊して隠されていた洞窟が姿を表す
するとガケガニはピンク色に輝く何かを爪で挟んで食べ始めた
「三人とも!ヌシを見つけたのか!?」
騒ぎを聞き付けたのかペパーが私達を見つけてやってきた
「あいつが岩壁のヌシ……デカ過ぎんだろ……
スパイスを食って強くなってるのか!?
だが爪が片方ねぇぞ?」
「どうもこの辺のガケガニが何かに襲われてるみたいでな
だが追うにも情報が少ないから先にヌシを相手してたんだ」
「まあ先にこっちが襲われかけたんだけどね……」
するとガケガニが何かを食べ終えたのかこちらへと振り向くと失った爪が凄まじい速度で再生してさらに巨大化して凄まじいオーラを放ち始める
「っ!?三人とも
……気を付けろよ!」
「うん!いくよ!ニャローテ!」
「油断してると本気でヤバそうね……マリル!」
「アイルー!」
「ヤバそうちゃんだけど負けねぇぞ!
シェルダーではさみ揚げだ!」
ガケガニはその圧倒的過ぎる巨体で威嚇を行おうと叫ぶ
だがその遠くからゴロゴロと高速で何かが転がって来るような音が聞こえる……
「ンガァァァァニ゛ッ!?」
そしてその音の正体である巨岩はガケガニを上から潰して私達の回りを転がり続ける
そしてガケガニの爪を片方巻き込み、再度跳ね飛ばしてしまう
「ガニィィィイイイイ!?!?」
「明らかに転がり方がおかしい……こいつはポケモンだ!」
すると転がっていたポケモンは丸めた体を伸ばしてその大きな二本脚で立ち、私達の前に立ちふさがる
背中は金属質な岩石のイボを大量に備えており、あの正体不明の巨大で細かい足跡の正体はこのポケモンが転がっていたものとわかる
その口にはヌシ・ガケガニの爪を咥えており、むしゃむしゃと食べていた
そして特筆すべきはその圧倒的なまでに巨大な顎であり、とてつもなくシャクれてはいるもののその顎はまるでハンマーのようにも見える
「なんだ……このポケモン……」
「なんつうデカさ……」
「ガケガニのあの堅そうな爪をいとも簡単に噛み砕いてる……」
「図鑑アプリだと……ダメだ、情報がない!」
「ンガァァァァァア!!!」
謎のポケモンはガケガニの爪を食べ終わるとガケガニと同じような変化を起こしてさらに巨大になり、咆哮を放った後に地面に顎を叩きつけることで周囲に地震を発生させる
「うわっ!?っとっと……」
「きゃっ!?」
「くぅ……」
「た……立てねぇ……」
私達はその地震で地面に座り込んでしまう
ニャローテ達も立ち上がれないようだ
「くっ……ニャローテ!『タネばくだん』!」
「ンニャー!」
ニャローテのタネばくだんは上手く謎のポケモンの足元で炸裂してその巨体を支えるにはバランスがあまり良いとは言えない大きさの脚に大きくダメージを与える
「ンガァァァァァア!!!」
とはいえ謎のポケモンは軽く怯むくらいで転ぶ程ではなかった
「ダメージは大きくなって無さそう……見た目からしていわタイプっぽいけどほのおかなにかが混ざってると思う!」
「なら!マリル!『アクアテール』!」
「マーリルー!」
謎のポケモンはしっぽを銀色に輝かせてなぎはらう
まずい!?『アイアンテール』だ!?
「ルリーー!?!?」
「マリル!?」
お互いのしっぽがぶつかり合うとマリルは大きく吹き飛ばされて謎のポケモンは少し仰け反る程度で済んでいた
物理面がかなり堅い……
「さすがにアイアンテールがあるとマリルをこれ以上戦わせるのはキツそうね……みずタイプでも弱点っぽい反応じゃないから多分……ドラゴンかしら」
いわ、ドラゴンタイプ……弱点はかくとう、じめん、はがね、こおり、ドラゴン、フェアリーか………あれ?だいぶ弱点多くない?
「なら行って!パーモット!」
「パーモッ!」
パーモットはパモの最終進化だ
ちょうどノコッチを捕まえた後にパモが進化してパモットになったんだけどそれをヴィオ姉が気に入ってしばらく連れ歩きながらこの辺調べたりバトルしたりしてたらなんかすぐに進化したんだよなぁ……
「パーモット!『ほっぺすりすり』!」
「パモパモパモ~!」
「ガッ!ガガガガガッ………」
パーモットは自分のほっぺたを自分の手で擦って電気を貯めてそれを謎のポケモンにすり付ける
そうすると謎のポケモンは体を痺れさせて動きが大きく鈍くなる
「アイルー!『かんつうブーメラン』!」
「ンニャァァァァァァァ!!!」
アイルーが投げつけたブーメランはオーラを纏いながら飛んでいき、謎のポケモンにぶつかるとそのまま真後ろまで貫くように飛んでいく
さらに戻ってくる時にも謎のポケモンへとダメージを与えており、かなり大きく怯んでいた
「ンガァァァァァア!!!」
「よしっ!効果は抜群みたいだな!畳み掛けるぞ!」
すると謎のポケモンは頭をを大きく上げて勢いよく地面へと顎を叩きつける
するとまた巨大な地震が発生して身動きを取れなくされる
謎のポケモンはその勢いを殺さずにイッシュ地方を主な生息地とするポケモン、ホイーガのように丸まりながら転がってくる
この巨体からの転がりの一撃は痛いなんて次元じゃない
そしてそれは不幸にも私へと向かってきていた
「ッ!?レティ!」
マグロ「果たして何ガンキンさんなんでしょうかねぇ」
主ガケガニ「チョキン」
マグロ「あ、首が………再生するけど」
主ガケガニ「(´・ω・)」