そしてまた寝落ちです(ヽ´ω`)
ヴィオ視点
~テーブルシティ『中央広場』~
「戻って、ライゼクス。」
ネモは戦闘不能になったライゼクスをボールへと戻していく。
これでようやく二匹……正直二つ名だけあってかなりキッツい……こんなのがあとまだ4匹も残ってるとなると洒落にならないわね。
「オストガロア、体力はどう?」
「オルロロロ。」
幸いまともに直撃していないから全く削れては無さそうだけど触腕の方がかなり辛そうね……。
それにどうやら『ドラゴンブラスター』を纏わせたのが若干無茶だったみたいで片方の触腕は龍属性エネルギーに完全に侵食されていた。
龍属性を扱うモンスターでも弱点が龍属性である個体も多い。
やっぱり負担が大きすぎた場合は自傷してしまうらしい。
「無理させて悪いわね……。」
「オルロロ。」
オストガロアは体を横に振る。
多分気にするなということなのだろう。
後でこの子の骨のケアを手伝ってあげましょうかね。
「よーし、だんだん滾ってきた!
いくよ!『タマミツネ』!」
「キュォォォォォォォォオオオオオン!!!!」
やっぱり居るわよね……そしてあの両目の傷からして案の定二つ名個体……天眼タマミツネね。
タマミツネは出てくると同時にそのまま周囲をぐるぐると滑り始めると大量の巨大な泡が発生し始めて一気に弾けて周囲が泡まみれになる。
すると突如としてウルトラホールが発生してフィールドを埋め尽くしていた骨の海が全て元に戻されてしまった。
どうやら今度はまたフィールド扱いの特性になっていてオストガロアのフィールドを上書きされてしまったらしい。
「『バブルフィールド』ってとこかしら。
どう考えても動きを阻害されそうね。」
さて、下手に動くと逆に踏ん張りが効かなくなりそうね。
遠距離に徹するのが無難かしら?
それに幸い帯電させてパージしたラギアクルスの背電殻は『ステルスロック』のように残っている為まだ利用出来る。
だけど付け替えるとしたらショウグンギザミの触腕だからとりあえず龍属性やられが回復するまでは使えないわね。
「タマミツネ!『ムーンフォース』!」
「キュォォォォォォォォオオオオ!!!」
うげっ!?フェアリー技!?
「流石にそれを受けるのは御免ね!
オストガロア!『キングシールド』!」
「オルロロロロロロロロッ!!!!」
オストガロアは月の光のエネルギーが集中した砲弾をダイミョウザザミの爪で受け止めてダメージを完全に防ぐ。
こうなってくると盾だけは外せないわね。
「タマミツネ!今のうちに畳み掛けるよ!『らせんそう』!」
「キュォォォォォォォォオオオオンン!!!」
流石に『キングシールド』2連続はリスクが高すぎて割に合わないわね。
それに『キングシールド』の追加効果の乗らない特殊技を防がせてから近接攻撃を仕掛けてくる辺り確実に狙ってやってるわね。
タマミツネは螺旋状に体を捻れさせると同時にその勢いを泡で加速させて向かってきている。
そうなってくると下手に受け流そうとすると泡と潤滑液で滑って別の所に攻撃を当てられそうなのよね。
「オストガロア、正面の地面に盾側の触腕だけで『ドラゴンブラスター』!凪払って!」
「オロロロロロ!!!」
こういうのは下手に止まれないから障害物を作っておくに限る。
オストガロアはショウグンギザミの鎌を地面に突き刺して体を固定し、ダイミョウザザミの爪を装備している方の触腕で『ドラゴンブラスター』を細く放つ。
だが細くとも地面を破壊して隆起させるには十分過ぎる威力であり、オストガロアとタマミツネの間に障害物が出来た。
どっかで「修理がぁぁぁぁあああああ」という悲鳴が聞こえた気がするけど気のせいだろう……うん、木の精木の精。
「タマミツネ!急旋回!」
「キュォォン。」
っ!驚いた。
ぶつかるまで殆ど距離が無かったはずなのに殆ど滑らずに急旋回していった。
見たところ体を捻る勢いを利用しているみたいだけど海竜種ってあそこまで柔軟な動きが可能なのね。
「タマミツネ!『きつねびあわ』!」
「キュォォォォォォォォオオオオオオオン!!!!!」
タマミツネはまたその場で旋回し始めて青白い炎を纏った泡をいくつも産み出していく。
天眼タマミツネは両目を失った事で自分の食性に変化が起きており、死んだ時に爆発するとかいう意味分からない生態している魚を主に食するようになる。
その影響により爆発性のある潤滑液の分泌も可能になっている。
流石に爆発を何度も受けてるとこっちの触腕の骨がひっぺがされそうね。
さて、どうしたものかしら。