未来と古来と異界のポケモン   作:クロマ・グロ

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オリジナルのバトルシーン考えるのがなかなかムズい……。


少年と双子とX四天王(天眼)その2

 

 

ヴィオ視点

 

 

~テーブルシティ『中央広場』~

 

 

 

「オストガロア!『ドラゴンブラスター』で誘爆狙いで撃ち緒として!」

「オルルルロロァァァァァァァァァアアアアアアアア!!!!!!」

 

オストガロアは本体、触腕の三ヶ所の口から細長く収束した龍属性ブレスを放ち精確にタマミツネの放った『きつねびあわ』を貫き、爆発によって近くにある泡も誘爆させながらタマミツネめがけて凪払っていく。

 

流石に細く収束しているから威力自体はそれほど高くは無いけどその分反動も少ないから発射しながら振り回しやすい為高い機動力を持つタマミツネのスピードにも食らいついていける。

 

「避けられそうにない!

タマミツネ!『てんげんほうえい(天眼泡影)』!」

「キュォォォォォォオオオオオオオ!!!!!」

 

タマミツネはその場で回転すると同時に尋常じゃない量の泡をばらまいてこちらの動きを封じながら飛びかかり、『ドラゴンブラスター』を迎え撃つように先程より威力が桁違いの巨大な『きつねびあわ』を放ってくる。

 

「オストガロア!防御姿勢!」

「オロロロロッ!」

 

巨大な燃える泡は『ドラゴンブラスター』へとぶつかると共に破裂し、大爆発を引き起こしてオストガロアの放っていた攻撃すら消し飛ばしていた。

 

流石に元々絆技扱いなのもあって威力が桁違い過ぎる。

 

 

正直なところショウグンギザミの鎌を別の骨に変えたい所だけどオストガロアの巣から流れ込んでた骨はフィールド効果の書き換えであっさりと元の場所へと流されてしまっていた。

 

さっきパージしたラギアクルスの背電殻があるけど帯電状態で下手したらこっちが麻痺するし若干距離があるせいで下手に取りに行けば泡に足を取られかねない。

 

「正直なところこんなタイミングで切りたくはないのだけど下手にやられるよりはマシ!

オストガロア!『のろい』!!」

「オルルルロロァァァァァァァァァアアアアアアアア!!!!!」

 

オストガロアは全身の骨に宿っている怨嗟を呼び起こして藁人形を作り、そこにゴーストタイプのエネルギーが集まって出来た釘を打ち込み始める。

 

「キュゥゥア!?」

 

釘を一撃一撃打ち込む度にタマミツネは苦しそうな表情を見せる。

 

ゲーム的に考えると毎ターン最大HPの1/4というとんでもない威力のスリップダメージが蓄積していく耐久殺しとも言える技だ。

 

それだけの状態異常を交代のできない今のルールでは圧倒的にネモが不利になってくる。

 

「まずっ!?タマミツネ『すいげつ』!」

「キュォォォォォォオオオオオオオ!!!!!」

 

タマミツネが咆哮を上げるとこちらに飛びかかってきて急速旋回による尻尾叩きつけを行ってくる。

 

「オストガロア!『キングシールド』!」

「オロロロロッ!」

「キュオッ!?キュァァァッ!?」

 

焦って判断を間違えたわね!

 

急速旋回による遠心力を利用した叩きつけすらもオストガロアはその触腕に取り付けられた矛砕きの爪によって完全に無力化に成功する。

 

更にタマミツネは攻撃を弾かれたあと一気に脱力感に襲われたかのようにぐったりとした後『のろい』によるスリップダメージを受けた。

 

「攻撃を下げられた!それでも!

タマミツネ!『きつねびあわ』連射!」

「キュォォォォォォオオオオオオオ!!!!!」

 

タマミツネは今度はオストガロアから一旦離れて、ぐるぐるとこちらの回りを旋回しながら大量の『きつねびあわ』を吐き続けていく。

 

地味に嫌な行動ね。

流石に後ろの泡までは攻撃が届かないわけではないとはいえ真後ろや横はオストガロアにとっては死角……つまり見えてないわけだ。

 

でもまだちょっと甘いのよね。

 

「オストガロア!泡の高さは同じだから冷静にいきなさい。

『ドラゴンブラスター』!」

「オルルルロロァァァァァァァァァアアアアアアアア!!!!!」

 

オストガロアは触腕から放たれた『ドラゴンブラスター』を発射する高度と角度を変えずに方向だけ変えて一周させ、360°全てから襲いかかる『きつねびあわ』を凪払い、誘爆させて完全に防いだ。

 

爆発する泡って言うのは初見なら確かに驚くでしょうけどあいにくこっちはもと現代人な上に天眼は何度も狩ってる。

 

知識を照らし合わせれば誘爆を簡単に狙えるのくらい分かるのよ。

 

「オストガロア!そのまま追い込んで!」

「オルルルロロァァァァァァァァァアアアアアアアア!!」

 

オストガロアはまた三方向での同時ブレスによりタマミツネを追い込んでいく。

 

「タマミツネ!避けて!」

「キュォォォォォォオオオオオオオ!!!!!」

 

タマミツネは泡による滑走でオストガロアの『ドラゴンブラスター』をあっさりと回避し、飛び上がったりしていてたまり当たっていない。

 

だけどそれでいい。

 

「ネモ!忘れてないかしら?

私がライゼクスとの戦いでどんな状態の物をパージさせたのかを!」

「えっ!?」

「キュァァァァァアアアアアアアア!?!?!?」

 

案の定タマミツネはオストガロアの陽動によって帯電状態でパージされていたラギアクルスの背電殻のある場所までいどうしてしまい感電する。

さらに先程の『のろい』のスリップダメージも同時に入ってしまい、タマミツネは気絶していった。

 

ふう……泡で下手に動けないから焦ったわね……。

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