未来と古来と異界のポケモン   作:クロマ・グロ

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少年と双子とX四天王(燼滅刃)

 

 

ヴィオ視点

 

 

~テーブルシティ(中央広場)~

 

「くぅぅ!やられたぁ!

やっぱり勝ち抜きだとのろいとまもるは厄介だなぁ。

でもこっちだってまだ半分!いくよ!ディノバルド!」

「ディッバァァァァアアアアアア!!!!!」

 

あぁ……分かりきってたけどやっぱりいるわよねぇ。

しかもあの黒い黒曜石のような甲殻に常に赤熱化したブレード状の尻尾……どう見ても燼滅刃ですありがとうございました。

 

この状態でオストガロアが落とされた場合裏に用意しているシュニンはどう考えても悪手だしダルシム安定ね……。

 

それにしてもネモの口振りから察するに……彼女似たような事された経験あるみたいね。

いったいどれだけの回数戦っているのやら……。

 

「オストガロア、まずは様子見するわよ。」

「オルルロア。」

「ふっふっふーん!ディノバルド!特性発動!」

「ディノァァァァァアアアアアア!!!!」

 

ディノバルドが咆哮を上げると同時に赤い粉塵を大量にフィールドへとばら蒔いた。

 

これってどうみても粉塵爆発起こすわよねぇ。

 

「オストガロア、ほのおタイプの攻撃が来るようならすぐに防御姿勢になるのよ。」

「オルルルロロロ。」

「あっちゃあ……やっぱりヴィオにはバレちゃってるかぁ……この子達パルデアどころか他の地方でも見たこと無いようなポケモンばかりなのになぁ。」

 

流石に前世の知識ですと馬鹿正直に言えないわね……どうしよ。

 

「似たようなのを使ってたアナザーポケモンを見たことあるだけよ。」

「そっかぁ……まぁいいや!

ディノバルド!『せいなるつるぎ』!」

 

やっぱりそう来るわよね!

 

「オストガロア!『キングシールド』!」

「オルルルロロァァァァァァァァァアアアアアアアア!!!!」

「ディッバァァァァアアアアアア!!!!」

「オルルロ!?!?」

「嘘っ!?」

「あの盾が……斬られた!?」

 

なっ!?

 

いくらなんでも冗談でしょ!?

普通の盾を叩き斬るくらいなら燼滅刃ならやってもおかしくないけどこの盾は矛砕きダイミョウザザミ……二つ名個体の中でもトップクラスの堅牢さを誇るモンスターの爪よ!?

 

しかも明らかに貫通してオストガロアにもダメージが入っている様子だしゴーストタイプであるオストガロアにかくとう技でダメージを与えるなんて……。

 

「やっぱり全員特性の効果はフィールドの書き換えだけじゃないわけね……たぶんウーラオスの『ふかしのこぶし』ときもったまを合わせたような特性なんでしょうけど出鱈目にもほどがあるわよ。」

 

オストガロアは……。

 

「オ……オロロ……オルルロロロロ……。」

 

め……めっちゃ落ち込んでる……。

いや、あの矛砕きの爪はオストガロアが自分で狩りをして手にいれた最高クラスの防具でありかなり気に入っていた様子だったしこればかりは仕方ないのかも知れないわね。

 

オストガロアには申し訳ないけどもう少し踏ん張って貰わないと。

 

「オストガロア!お気に入りの恨みよ!『ドラゴンブラスター』!!」

「オルル……オルルルロロァァァァァァァァァアアアアアアアア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛!!!!!!!!」

 

あ、めっちゃキレてる。

 

今までで見たこと無いくらいにとんでもない出力……それこそ殺意すら見えるレベルの『ドラゴンブラスター』がディノバルドへと襲いかかる。

だけどネモに焦った様子はない。

 

正直私は一瞬ヤバっと思ってしまったけどネモの冷静な様子を見て嫌な予感が漂ってきた。

 

ま……まさかね?

 

「ディノバルド!『じんめつじん』で叩ききって!」

「ディノッバァァァァァァァァアアアアア!!!!!」

 

…………いくらなんでもおかしいでしょう?

 

「呆れるの通り越してもはや感心したわよ……ハンターですら防御手段の無いオストガロアの『ドラゴンブラスター』をたった一撃で叩ききった上に相殺って……。」

 

より正確に言うなら相殺というよりは真っ二つと言うのが正しい。

 

アニメとかフィクションでは割と良くある表現ではあるけど現実でこんなイカれた防御方法を見ることになるなんて思わなかった。

というかほぼビームみたいなブレスを真っ二つってホントに何がどうなってるのよ……。

 

「はぁ……ちょっと本気でオストガロアを使い捨てみたいな扱いしなきゃいけないのキツいわね……。

仕方ない……オストガロア、『のろい』よ。」

「やば!?

ディノバルド!『フレアチャクラム』で呪われる前に倒して!」

「ディィッバッ!」

「オルルルロロァァァァァァァァァアアアアアアアア!!!!!」

 

いくら近接の動きが速くてもやっぱり変化技の発動速度には叶わないわよ。

 

オストガロアは自分のお気に入りの盾を斬られた恨みとばかりにタマミツネにかけた『のろい』よりも更に禍々しい『のろい』をディノバルドにかけて気絶する。

 

オストガロアが気絶したのもあってディノバルドの『フレアチャクラム』は当たらなかったけどオストガロアの近くに来た瞬間大爆発を引き起こしたからやっぱりほのおタイプの攻撃をトリガーに粉塵爆発を引き起こす仕様だったらしい。

 

さて、ダルシムがどれだけ持つかね……。

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