未来と古来と異界のポケモン   作:クロマ・グロ

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チラッとラスボス予定のモンスター?について情報を出します。

皆も予想してみてください。


少年と双子と濃霧の密林

 

 

ヴィオ視点

 

 

~エリアゼロ~

 

 

 

「………行こう。」

「ライズ……。」

 

ライズは何処か懐かしむような目をしながら何かに誘われるように進んでいく。

 

それにしても濃霧に密林……やっぱり出てくるのはドス古龍の一角……霞龍オオナズチだと思う。

 

ただちょっといやな予感がしていて霧が若干"オレンジ"がかっているのが猛烈にいやな予感を加速させる。

 

普通のオオナズチが出す霧は基本的に普通の霧と同じか毒で紫がかっているけどこのオレンジ色の霧……あの特殊個体だけは勘弁してほしいのだけどね……。

 

しばらく密林へと向かって気まずい雰囲気のまま歩いているとペパーが急に話し始める。

 

「…………オレ、人生で父ちゃんと母ちゃんの二人と会ったことあんま無くてさ。」

「突然の自分語りどうした?」

「ボタン!シッ!」

 

ボタン……ちょいちょいペパーに対して反応がドライね……。

ネモも雰囲気が気まずいのを察してか仲裁してくれてるのは助かるわね……ってよく考えたらネモって生徒会長だったわね。

バトルジャンキーがあまりにも酷くて忘れてたわ……。

 

「…………仕事で忙しくて全然構ってこないし、料理も洗濯も自分でしてマフィティフだけが話し相手だった。」

「…………。」

「だから実の親の事全然知らねぇんだ。

オレの父ちゃんと母ちゃんすごいんだって誇らしい気持ちで誤魔化してたけど、すごくなくてもさ……やっぱ一緒に居て欲しかった。

最近じゃテレビのニュースとかネットの記事でしか顔見てない。

たまに来てたメールもここ数年は音信不通。

それなのに急にエリアゼロに来てくれ!……だと!

つくづく変な家族だよなー。」

 

…………確かにそれは複雑でしょうね。

たぶん仕送りくらいはあったのでしょうけど殆ど家族と一緒に居られない子供時代と考えるとそれはかなり過酷だ。

なんと言っても頼れる人が居ないと言っているようなものなのだから。

 

「や、そんなん……人それぞれだし。

……さっきはゴメン、ずけずけと言い過ぎた。」

「オレも感じ悪かった、すまん……えっと……?」

「名前、ボタン。」

「オマエって……いいヤツだよなボタン!」

「そうそう!ボタンってすっごく仲間思いでいい娘なんだー!」

「ペパーにレティも……ふふ、オマエらやめろし。」

「うむうむ!」

「まぁ若干手段選ばないのはたまにキズだけどね。」

「アンタらのトリオの残念担当には言われたくないし。」

 

残念担当ってなによ残念担当って!?

流石に心外すぎないかしら!?

 

「あー、ヴィオ姉は……その……ね?」

「まぁ黙っていれば美人なほうだな。」

 

ライズに美人って言われるのは嬉しいけど黙ってればってどういう意味よ!?

私そんなにやかましくしてる!?

 

「あー、確かにな~。

スパイス確保した後もヴィオ用の飯用意すんのが一番時間かかったしなぁ。」

「え?ヴィオ大食いなん?なんでそれで太ら…………垂れてしまえばいいのに。」

「ちょっとボタン!?聞こえてるわよ!?」

「ヴィオってちょくちょく変な癖あるよねー!」

「ネモまで!?」

 

そしてボタンが私にとってあまりにめ|致命の一撃『クリティカル』な発言をする。

 

「…………BL(ボソッ)。」

「ヒェ…………。」

 

あ、ダメだこれ……弱み握られてる。

言い返せない……。

 

するとペパーがまた話の続きをする。

 

「昔父ちゃん達に会おうとしてパルデアの大穴に来たときこのあたりで見たことない生き物に襲われたんだ。」

 

これってマフィティフの……。

 

「え!どんなポケモン!?」

 

ネモ……。

 

「あれはポケモンってより鉄っぽい機械みてぇな……っていうかなんか妙に全身がツギハギだったんだよなぁ……それにバカデカかったし。」

「ツギハギだと?」

 

ライズがツギハギの身体という所に反応した。

 

たぶんライズの場合タイプ:ヌルとその進化であるシルヴァディの事を知ってるからこそ黙ってられないのでしょうね。

 

「デカイってのが気になるけどちょっぴりメカメカしいポケモン何じゃないの?ほら、オーベムとかジバコイルとかいるじゃん。」

「いや全然違えから!もう生物として別物!

…………っていうかあんなのが自然に生まれるもんなのかなぁ。

まぁそれでマフィティフもソイツにやられて大怪我したんだ!

二度と見たくねぇヤバいヤツなんだよ。」

「そんなに強いんだ……早く会いたいね!」

「…………言うと思った。」

「…………たまに不思議なとこある。」

「…………。」

 

ネモ…………流石に空気読みなさいよ。

後ろでアオキさんですら頭抱えているわよ……。

 

そんな調子でエリアゼロを進み続けているとついに霧の濃い密林へと到着する。

 

「…………呼ばれている。」

「ライズ?」

「呼ばれてるって何に?」

「分からない、ただ確信を持って言えるのは……こいつが俺の過去に何らかの関わりがあるってだけだ。

それに…………この森に初めて来た気がしない、植物も霧もなにもかもが何処か見覚えがあるんだ。」

 

植物も霧も?

 

ってことはこの密林に他の植物もすべてモンハン世界の物!?

 

「行こう、確か観測ユニットも密林の内部にあったはずだ。」

 

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