未来と古来と異界のポケモン   作:クロマ・グロ

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少年と双子と目的地

 

 

~南3番エリア~『ポケモンセンター前キャンプ』

 

 

「んんんーーー、よく寝たなぁ……」

「……………zzzzZZZZ

……………あと一万年と二千年……」

「長いよ!?ってか死んじゃうよ!?」

 

ヴィオ姉は昔からちょくちょく変なことを言う姉だけど

寝ぼけている時はホントによくわからない事を呟く場合が多い

 

『薔薇が……薔薇が足りない……ビーエルを……』

 

でもあの後聞いてみたら薔薇はそんな好きじゃないらしいしびーえる?って何か聞いてみてもはぐらかされるし……

 

「ほら、起きて……朝だよヴィオ姉!」

「むにゃむにゃ……モエルーワ!」

「何が!?ってか起きてよ!そろそろ寝間着から着替えないと!」

「むにゃむにゃ……バリバリダー!」

「だからナニソレ!?もー!!出てきてニャローテ!」

「ニャーロ!」

「ヴィオ姉の頭に『かみつく』!!」

「ニャロッ!?……ガブッ」

「ッ!?!?!?いったぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあああああああい!?!?!?」

「ほらヴィオ姉、起きたんなら早く着替え……るよと言いたいけどちょっと待った」

「ええ?無理矢理起こしといていきなりなんなのよ?」

 

すると少しした後に……

 

「おい!何があった!?大丈夫か!?」

 

そう言ってライズ君はテントの外から声を掛けてくれた

 

「だ、大丈夫!寝坊助なヴィオ姉を無理矢理起こしただけだから!」

「そうか、なら良かった。

いきなり叫ぶもんだから心配したぞ」

「ごめんねー」

 

……ふぅ……危なかった

もしあのまま着替えはじめてライズ君が心配でそのまま入られたらまた何したか分からないし……

まぁ今回はライズ君はちゃんと確認を取ってから入るかどうか決めてくれてたから良かったけど……

 

「ったく……まぁいいか、とりあえず俺はもういつでも出れるぞ」

「うぇ!?ライズ君準備はやッ!?」

「むしろお前らの寝起きが遅いんだろ?

とりあえずはあいつらの世話をしながら待っててやるからとっとと準備しとけ」

「はーい、ほら!ヴィオ姉!早く着替えるよ!」

「うぅ……分かったわよぉ……」

 

 

______________________

 

 

 

「お待たせー!」

「おう、とりあえず次の目標はどうする?」

「えーっとここから近い所だと……」

「ボウルタウンが一番近いわね、ただその少し近くにスター団のほのお組があるわ」

「たしかそいつら強さ的には下から二番目だったよな……まだかけだしでバッジも無い俺らだとどうなんだ?」

「んー、たしかにキツいかも……順番に一番難易度の低いところからやるのが良いかな?」

「それが懸命なんだが……とりあえずボウルタウンには一度行った方が良いだろうな」

「ふぇ?なんで?」

「……またここを移動するのはだりぃ……そらとぶタクシーを登録した方が後が楽だ」

 

あ、確かに……ミライドンやコライドン達もかなり速いけど結局そらとぶタクシーが一番楽だもん

 

「決まりね……そうなると次の目標はセルクルタウンのむしジムを突破してからのスター団あく組かしらね?」

「まぁそんな所だろう……問題はスター団だな……」

「あー、なんかしたっぱがかなり邪魔してきそうだね……」

「まずはジムを突破出来るだけの実力を付けないとな」

「賛成!」

「異議なしね」

 

とりあえずボウルタウン自体はここからそんなに遠くないから着いたらタクシーの登録だけして一度テーブルシティに戻る感じかなぁ

 

「まぁそんなに急ぐわけでもないしゆっくりといくか」

「お?じゃあいろいろと話しながらいこ!」

「私は疲れたくないしミライドンにでも乗りながらゆっくりと進むわ」

「アギャッ!?」

「アギャ……アギャ……」

「クェ?」

 

なんかミライドンがコライドンに同情されてるし

 

「むしタイプのジムかぁ……ヴィオ姉にはシュニンがいるしライズ君はバサルモスが居るから有利そうだけど私はむしタイプキツそうかなぁ……」

「あら?レティにはビビヨンが居るじゃない」

「確かにそうだけどむしタイプの扱いじゃ確実にジムリーダーのが上手だろうしなぁ」

 

うーん、私も何かいわタイプのポケモン捕まえようかなぁ……

 

するとレティはヌシ・ガケガニがいた辺りにヌシサイズでは無いもののかなり大きなガケガニがいるのを見つけた

 

「あれ?あのガケガニかなり大きくない?」

「ん?あぁ……確かにデカイな……つかあの場所って……」

「ヌシがいた場所……よね?それに片方の爪が無いってことは……」

 

私達がずっと見ているとガケガニも気付いたのか慌てて崖に登って擬態する……しかしバレバレなうえにとてつもない冷や汗をかいている

 

「……あれヌシだったガケガニじゃないかしら?」

「どうみても元ヌシっぽいな」

「……よし、ちょうどいいから捕まえよう!」

 

私達は全員ライドポケモンを全速力で走らせてガケガニを追い始めた

 

「ガニッ!?ンガニィィィィィイイイイ!?!?」

 

「あっ!?逃げた!」

「逃げたら鍋にするわよ!」

「ガニッ!?」

 

ヴィオ姉の一言でガケガニは全身をガクガクと震えさせながら止まる

 

「ヴィオ姉まさか本気で食べるつもりじゃ……」

「そうね、逃げたら鍋ね」

「そうか、出汁を取る準備しとくぞ?」

「ガニッ!?ガニガニガニィイイイ!?!?」

 

全力でハサミを横に振っている……なんか可哀想になってきた……

 

「……一緒に来る?少なくとも鍋ルートは回避できるけど……」

「ガニッ!!………ガニィィイイイイ!!」

 

すると元ヌシガケガニは何故かスカーレットを崇めるように平伏し始める

 

「えっ!?ちょっ!?そんな崇めなくて良いから!?」

「計画通り……」

「おい、ヴィオ……今とても他の男とかには見せられねぇ顔してやがるぞ……

幻滅されかねん」

 

元ヌシガケガニをスカーレットは捕まえて私達はそのままボウルタウンまで行ったんだけど時間もその頃には夜になっちゃってた、さすがに寄り道し過ぎたっぽい

テーブルシティまでそらとぶタクシーで戻って寮にある自分の部屋で休もうと思ってたんだけど……

 

『工事中』

 

うん、まぁそんな気はしてた……ドア粉砕しただけじゃなく壁まで吹っ飛んでたし……

 

結局ヴィオ姉の部屋もドアが粉砕されていたのもあってギリギリ無事で工事も終わってたライズ君の部屋に泊めてもらった

 

……仲が良い友達はいっぱいいるけどみんな旅で居なくて女子寮の部屋借りれなかった……

 

ライズ君は信用出来るからホントに助かった……




マグロ「ミンチなう」
ライズ「っチャッカマン」
マグロ「ヤメルォォォオオオオオ!?!?」
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