ライズ視点
~エリアゼロ『密林地帯』~
俺はジョーは出したままにしておいてこいつに向けてロトム図鑑のスキャンモードを起動する。
とりあえずこいつのデータも後でリーグとか学会にレポートを挙げないといけないしな。
そういえば図鑑のスキャン機能もアップデートが入ったらしいがどうなってるんだろうか?
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イビルジョー(くうふくのすがた)
アナザーポケモン
ドラゴン・あくタイプ
特性:『グラトニーラース』
体力が1/2減るとフォルムチェンジして『こうげき』、『とくこう』、『ぼうぎょ』、『とくぼう』、『すばやさ』が1段階上がりドラゴンタイプの技が強くなる*1
能力地
こうげき★★★★★
とくこう★★★★☆
ぼうぎょ★★☆☆☆
とくぼう★★★☆☆
すばやさ★★☆☆☆
技:
『ドラゴンブラスター』
『げきりん』
『じしん』
『かみくだく』
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予想はしてたが尋常じゃない特性だな……全能力が上がるとは。
とりあえず能力値は分かりやすく改良されてるな。
足はそこまでだがとにかく火力と体力が高いって印象だ。
つか空腹の姿て……もしかしてジョーのやつまだ我慢してる方なのか?
そういや義母さんはどうなるんだろ?
「義母さん、義母さんもこれで能力をスキャンしてみてもいいか?」
「ん?別に構わないよ。
どのみちそこの娘は私の事を知ってそうだしね。」
そこの娘となるとやっぱりヴィオの事だよな……なんかだいぶ怪しまれてる気がするし後で事情を説明しておいた方が良いよな。
「んじゃスキャンするからちょっとそのままでいて。」
「はいはい、好きにして頂戴。」
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オオナズチ(傀異克服のすがた・人間フォルム)
アナザーポケモン
ドラゴン・どくタイプ
特性『?????』《解析不能》
能力地
こうげき?????《解析不能》
とくこう?????《解析不能》
ぼうぎょ?????《解析不能》
とくぼう?????《解析不能》
すばやさ?????《解析不能》
技:
『?????』《解析不能》
『?????』《解析不能》
『?????』《解析不能》
『?????』《解析不能》
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…………マジか。
義母さんに殆ど解析出来なかった事を正直に話すとなにか可笑しかったのか笑い声を出す。
「ふふふふ、伊達に1000年クラスで生きてないわよ。
長生きな古龍ってのは幼体や若い個体に比べると能力が桁違いなんだから。」
そうなるとヴィオのオストガロアとかネモのバルファルクなんかも長生きの個体はもっと桁違いの強さな訳か。
なぜ俺の世界の人達はそれを普通に狩れるのだろうか?
本当に同じ人間なのかが不思議に思える。
すると義母さんが笑うのを止めて真面目な雰囲気を出し始める。
「「「ッ!?!?」」」
それに加えて今までに感じたことが無い程の尋常じゃない威圧感だ。
「さて、昔話や談笑もこんなところで良いでしょう。
本題に入りましょうか。」
「本題……?」
すると義母さんは俺達に改まって態度を変える。
「"あの方"から私はライズへと試練を与えるように仰せつかっています。
ゆえにライズ、ここから先に進み真実を知りたいのなら貴方はそれを乗り越えなければならない。
貴方に……いえ、貴方達にその覚悟はありますか?」
「覚悟ならこのエリアゼロに来た時にはとっくについてる。
それに俺はあの時の記憶を……それに今このパルデアに何が起きているのかを知りたい。」
「私だってライズ君とずっと旅してきたんだもん!
ずっと一緒にいてライズ君の事をもっと知りたいと思ったし苦楽を共にしたい!」
「私はレティ程覚悟が決まってる訳じゃないけど彼との日々はかけがえの無い大切な物です。
それを守れるならなんだってやります。」
「ウチは……ライズ達に恩がある。
ウチ達スター団の皆を救ってくれた恩を返さない訳にはいかない!」
「俺だってこいつらにマフィティフの命を救ってもらったんだ。
それにここには父ちゃんと母ちゃんもいる。
色々と聞きたいことが山ほどあんだ!諦められるか!」
「…………。」
「ワクワク……ワクワク……!」
レティ……ヴィオ……ペパー……ボタン!
「約二名反応に不安しかありませんが良いでしょう。
なら私からの試練は……このモンスターをどうにかして対処しなさい!」
すると霧の向こうから何かが羽ばたいてくる音が聞こえてくる。
「ならば越えなさい!このモンスターを相手に!」
「ギュルォォォォォオオオオオオ!!!!」
それは……紫がかった緑色の甲殻に身を包み、その尻尾のトゲからは毒々しい液体を垂らしているレギィのようなタイプのドラゴンポケモンだった。