ライズ視点
~エリアゼロ『火山地帯』~
「グルォォォォォォォオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!」
ジョーの全身が膨張してフォルムチェンジが引き起こった。
どうやら『グラトニーラース』が発動したらしい。
この特性は非常に強力な効果を持つ反面残りの体力が半分を切った証拠でもある為にあまり無茶は出来ない。
それに先程リオレイアから『サマーソルト』を食らった影響もあって今ジョーは劇毒状態になっている。
まさかこのリオレイアも紫毒姫と同じレベルの毒を使うとは思わなかった。
「ジョー!飛び上がってリオレウスに『かみくだく』で掴みかかれ!」
「グルォォォォォォォオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!」
「グォッ!?」
ジョーは俺の指示を聞いてからただでさえ巨大な良く発達した足の筋肉を更に膨張させて飛び上がる。
リオレウスもジョーがここまで高く飛び上がるとは思っていなかったのか驚いて回避行動が遅れており、その首根っこをジョーが強靭な牙で噛みつき、胴体をその巨体で踏みつけて完全に地面に拘束した。
「オグァァァ!!グルォォオ!?」
よし、これならこいつの攻撃手段は無いな、なら!
「ジョー!『じしん』でリオレイア共々巻き込め!」
「グルォォォォォォォオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!」
「「グルォォオオオ!?!?」」
ジョーがリオレウスを拘束している脚の片方を大きく上げるとリオレウスは激しく抵抗するがジョーを引き剥がす事が出来ずにそのまま踏みつけられて『じしん』の衝撃をゼロ距離でそのまま直撃し、更にダメージを受けすぎた事で自爆を引き起こした。
「グゥウウウ……。」
リオレウスは爆発の煙が晴れた時には目を回して気絶していた。
「グルァァァァァアアアアアア!!!!!」
リオレウスの仇とばかりにリオレイアは咆哮し、口元に爆発しそうなほどの炎を蓄えながら突進して噛みつきにくる。
流石にあれの直撃くらったらいくら能力が上がったジョーでも不味いな……下手したらさっき俺がやったのと同じような形でゼロ距離ブレスもくらいかねない。
「ジョー!『ドラゴンブラスター』で凪払って視界を遮れ!!」
「グォォォォォォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!」
「グァァァァァァアアアアアア!!!!」
リオレイアはお構い無しにブレスに突っ込んでくる。
恐らく耐えられると言う確信があったのとあまり隙を見せないためだろう。
「ジョー!『げきりん』!!!」
「グォォォォォォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!」
ジョーの全身の筋肉が更に膨張し、ジョーの顔の全体すらも赤黒い龍属性の煙に覆い尽くされ、その黒い顔から覗く真っ赤な眼光がより恐ろしさを強調している。
恐暴竜という名前が付けられる訳だ。
今は腹を満たしているから理性を保っているが空腹の状態で『げきりん』なんか使わせたら確実に暴走を引き起こすだろう。
「グォォォォォォオオオオオオオオ!!!」
「グルァァァァァアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!」
お互いのブレスを纏った牙同士がぶつかり合って周囲を吹き飛ばしかねない程の大爆発を引き起こす。
爆発の煙が薄れてくると二匹の影が重なりあっており、まだ倒れていないのが分かる。
だが………。
「グル………ォォォォォオオオ。」
リオレイアが力尽きるように地面へと倒れて目を回した。
『ふむ、思ったよりもあっさりと決まったようじゃな。
いやまぁゼロ距離であんなもの食らえば古龍すらも危ういじゃろうしのぉ。』
「グォォォォォォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!」
ジョーは勝利の咆哮と言わんばかりに大きく空に向かって吠えて元のフォルムへと縮むように戻っていった。
ただリオレイアとリオレイアがかなりボロボロだから『げんきのかたまり』と『かいふくのくすり』を併用するくらいじゃないとダメそうだなこれ。
「レティ、ヴィオ。
荷車から『かいふくのくすり』と『げんきのかたまり』取ってきて治療頼めるか?
俺はジョーの方の治療やっとくから。」
「わかった!」
「えぇ。」
ジョーは元の姿に戻ってこちらへと歩いてくるとなんかすごい可愛い顔になって……。
「ゴォォォォォォォォォォオオオオオオオオオオ。」
という腹の音を出した。
どうやらバトルでメチャクチャお腹が空いているらしい。
つか欲しがる時の顔が可愛いな……あのよだれは触れたら身体溶かされかねないが。
俺はバッグからまたカビゴン用のフーズを取り出してジョーへと投げていった。
「グォォォォォォオオオオオオオオ♪」
…………うちのエンゲル係数大丈夫かこれ?