未来と古来と異界のポケモン   作:クロマ・グロ

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少年と双子と金塵の地

 

 

ヴィオ視点

 

 

~エリアゼロ(結晶エリア)~

 

 

オオナズチもそうだったけどあのマム・タロトもなかなか強烈だったわね……。

 

私はライズが試練を受けている間にマム・タロトに呼び出しを受けてまたなぜ色々と知りすぎて居るのかとライズとの関係性を根掘り葉掘り聞かれて居た。

 

前世関係はともかくとして過保護にも程がないかしら?

 

毎回口に出すのに勇気がいるようなマネをさせないで欲しいのだけど……まぁお陰でいざライズに告白する時とかも緊張はしなくなりそうだけど。

 

「綺麗……。」

 

私達は今火山エリアよりも更に下層に位置している無数の結晶と竜巻のあるエリアに来ていた。

 

竜巻が若干危険だからある程度迂回しながら進んではいるけど探索している内にいくつか気が付いたことがある。

 

まず一つはこのエリアに無数に散らばっている結晶が上で散々見てきたテラスタル結晶とは全く違う物質であること。

 

こっち関してはライズが気付いてくれた。

ライズ曰くこの辺りに散らばっている結晶はテラスタル結晶とは構造が大きく異なるらしい。

 

それと遠目だと分からなかったけど竜巻の近辺にはなにやら黄金の鱗粉のようなものが舞い続けており、どう見ても古龍案件の代物なのは間違いなさそうだった。

 

最初はシャガルマガラでも居るのかと疑っていたけどこの近辺のポケモンが狂竜症により凶暴化していない(とはいえ普通に襲ってくるくらいには好戦的)のでそちらの選は無さそうだった。

 

『シャガルマガラじゃ無いとしたら一体この鱗粉のようなコレは一体なんなのかしら?』

 

見た感じ竜巻だけであればとある古龍が頻繁に使ってくるアレにも見えるけど自然発生している辺りどうなのかしら?

 

それになにかを見落としている気がするのよね……たしかモンスターハンターフロンティアにこんな感じのか居たような……ダメね、前にやってたのが昔過ぎてあんまり、覚えていないわね。

 

結晶の大地を進んでいくとまるで原始的な姿をしたメガボーマンダのようなポケモンにまるでエルレイドとサーナイトを足して2で割ったようなビジュアルの機械ポケモンの出会していた。

 

遠目から見ているだけでも分かる。

この二匹は明らかに他のパラドックスポケモン達とは格が違うのがすぐにわかった。

 

ついでに数匹の群れの中、私はある個体を見つける。

 

「…………真っ白?」

 

エルレイドとサーナイトを足して二で割ったようなポケモン数匹のうち、1匹だけ真っ白で機械の体に何も塗装を施していないような個体がいるのを見つけた。

 

「あれは……色違いかしら?

明らかに一匹だけおかしいのが混ざっているのだけど?」

「え?あ、ほんとだ!なんか一匹だけ銀色!」

「パラドックスポケモンの色違いか……。」

 

遠目から観察する程度でするつもりだった私達だったけどメガボーマンダモドキとエルレイドモドキはかなり目が良いのか茂みに隠れながら見ていた私達の方を向くと戦闘態勢に入った。

 

というかあのエルレイドモドキの腕のブレードがまさか外れて合体してガン○ムのビーム薙刀のような手持ち武器になるとは思わなかった。

 

あまりにもロマン溢れているわね……ぜひ捕まえたいわ。

 

「リオレウス!」

「リオレイア!」

「オストガロア!」

「アトラル・カ!」

「マフィティフ!」

「ニンフィア!」

「ムクホーク!」

 

流石に群れ相手に一対一をし続けるのは厳しそうだったから全員のポケモンを出して迎え撃ったんだけど……。

 

「マンダ……。」

「…………ッ!?…………。」

 

若干エルレイドモドキのタイプがヤバかった程度で完全な蹂躙だった……最近バカみたいな強さのポケモンとばかり戦っていたから若干感覚が麻痺してきているわねこれ……。

 

どう考えてもこんなに出す必要無かったわね……。

 

一先ず私はボーマンダモドキにムーンボール、エルレイドモドキ(色違い)にドリームボールをぶつけてゲットする。

 

名前は……ボーマンダモドキがトドロクツキ、エルレイドモドキがテツノブジンね……。

 

図鑑内容を見ているとやっぱり私が捕まえたテツノブジンの白い個体は色違いだった。

 

これ……あんまり表に出さない方が良いわよね?

 

「…………なにか辻褄が合わないな。」

「どうしたのライズ?」

「いや、大丈夫だ。

それよりも……うぐっ!?」

「ちょっとライズ!?」

 

私は急に頭を強く押さえ始めたライズにかけよって肩を貸す。

 

「近付いてくる……記憶の鍵が……向こう側から!」

 

近付いてくる……って事はわざわざ出向いてきたってこと!?

 

すると私達の頭上に眩い光が幾重にも差し込む。

 

「まぶしっ!?」

 

私はとっさに持っていたサングラスを着けて頭上を見上げるとそこには黄金で金属質な甲殻や鱗に身を包み、更にその外側から青みがかった透明な結晶が身体中から生えているクシャルダオラに酷似したフォルムをもった龍が姿を表していた。

 

「金塵龍……ガルバダオラ!!」

 

 

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