未来と古来と異界のポケモン   作:クロマ・グロ

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すみません、操作ミスで何故か3話に挿入されてました


少年と双子と金色の嵐

ライズ視点

 

 

~エリアゼロ(結晶エリア)~

 

 

「さて、俺から伝えることは伝えたな。

俺としてはもはや貴様を試す必要性はないと思っているが俺にも立場があってただで通してやる訳にもいかん。

そこでだ……俺からの試練は貴様らの対応力、生存能力を見させてもらう。」

 

俺はその言葉を聞くと同時にすぐにジョーのボールを取り出した。

ガルバダオラは俺が向こうに居た時から基本的に何でも自分で確認したり試したりしないと納得しない性格だった。

そうなるとガルバダオラが行うことは一つしかないだろう。

 

「やはりライズは俺が何をしたいか分かったらしいな。」

「えぇ……要はいつものでしょ?」

「ククク……分かっているじゃないか。」

 

すると後ろからペパーが若干顔をひきつらせ、レティが若干顔色を悪くして俺のところに来た。

 

「お、おいライズ?」

「それってもしかしなくても……。」

「貴様らも分かっているじゃないか。」

 

そしてガルバダオラは大きく翼を羽ばたかせてホバリングを始める。

 

「俺が課す試練ことは至極単純だ。

ただ生き残って見せよ!」

 

そう言うとガルバダオラは咆哮し、周囲にいくつもの竜巻が同時に発生して結晶を砕き、周囲につぶてを撒き散らしている。

 

「グラビモス!!」

 

俺は若干相性が悪いかも知れないがグラビモスを出した。

 

こいつの耐久力は筋金入りだ、ある程度の相性の悪さは技でどうにかなる。

 

「グラビモス!『てっぺき』!」

「グォァァァァァアアアアア!!!」

 

ガルバダオラの発生させている竜巻自体は特殊攻撃だから本来『てっぺき』を使う意味は無いのだが竜巻に巻き上げられている大量の結晶によるつぶてはもし飛んでくれば普通に大ケガの原因になりかねない。

 

やがて竜巻はグラビモスを飲み込んだがただでさえ分厚い甲殻に守られており、超重量級のグラビモスを竜巻で持ち上げ、ダメージを与えることは出来ず、『てっぺき』を使った事で物理的な防御力が尋常じゃない硬さとなっているグラビモスに結晶のつぶてでは傷一つ付かなかった。

 

だが……。

 

「グ、グォウ!?」

「なっ!?」

 

竜巻が収まるとグラビモスは前身を結晶が張り付くような形で覆っており、身動きが取れなくなっていた。

 

「まさかノーダメージとはな。

だが動きが止まったようだぞ?」

 

ガルバダオラがそう言うと隙だらけだと言いたいのかまたすぐに大量の竜巻を発生させてくる。

 

「エンニュート!『どくどく』!」

「ぬぅ!?!?」

 

今のはヴィオか!

 

「今よ!」

 

ヴィオの奴的確にガルバダオラの弱点を突いてった。

全くどれだけ向こうの世界の事を知ってるんだ……。

 

だが助かった、これでガルバダオラの竜巻の勢いがかなり落ちた。

 

俺は一旦グラビモスを一旦モンスターボールへと回収して身動きが取れるようにしておく。

 

とはいえまた出しても同じような結果になりそうだな。  

 

「ニャンター!」

「お委せあれにゃ!」

「いくよ!リオレイア!」

「グォォォォォオオオオオ!!!」

 

ガルバダオラはキツそうな顔をしているがこの程度でどうにかなるようなら古龍なんて呼ばれていない。

 

「この程度!!」

 

ガルバダオラが黄金の甲殻を強く輝かせてとてつもなく強い衝撃波を発生させる。

 

「ニャァァァアアアア!?!?」

「ぐぅぅぅぅぅううう!?!?」

「グォウ!?」

「キャァァァァアアア!?!?」

「ぬぉぉぉぉぉおおお!?!?」

 

毒で能力が弱体化しててもこの威力か!?

 

俺達は衝撃波によって発生した暴風に吹き飛ばされそうになるがギリギリで踏ん張る。

 

ヴィオの『どくどく』がなければ確実に吹き飛ばされてたな……。

 

「ふむ、ならばこれはどうだ!」

 

今度はガルバダオラの周囲にまた強風が発生し、先程とは全く逆の向きに回転を始めた。

 

「全員!!体を固定しろ!!」

 

俺は再度グラビモスを出してその影に隠れる。

 

出来るだけ全員が巻き込まれないように『ストーンエッジ』による障害物を発生させるとガルバダオラを中心に巨大な竜巻が発生して周囲にある全てを根こそぎ吸い込み、結晶の欠片で切り刻んでいく。

 

もはやミキサーだなあれは……。

 

「あっ、ヤバ……死……!?」

「ボタンーーー!!!!」

 

不味い!?ボタンが体を固定しきれてなかった!

 

あのまま竜巻に巻き込まれたら確実に死んでしまう!

 

「グラビモス!ニャンター!フォロー頼んだ!」

「グォウ!?」

「無茶ですにゃだんにゃさん!?」

「届けぇぇぇぇぇえええええ!!!!」

 

俺はこの竜巻の中ボタンを目指して手を伸ばしてグラビモスから飛び出した。

 

もちろん俺の体は強風によって浮いてしまい、竜巻へと吸い込まれていく。

 

だがその前にボタンを掴み、抱き寄せた。

 

「ッ!?ラ、ライズ!?なんで!?」

「話は後だ!捕まってろ!」

 

俺は懐にある装置を起動するとパラシュートが起動する。

 

これだけなら意味は無いんだが……。

 

「グラビモス!『ストーンエッジ』!!」

「グォァァァァァアアアアア!!!」

 

グラビモスがパラシュートと俺の間に『ストーンエッジ』を発生させたのを確認した俺はすぐに装置を操作してパラシュートの紐を巻き取り始める。

 

すると紐は見事に『ストーンエッジ』へと引っ掛かり、俺達も『ストーンエッジ』に張り付いた。

 

「ニャンター!『おおタルばくだんG』だ!」

「にゃにゃ!?分かったにゃ!」

「「ゲッ!?」」

 

するとガルバダオラとヴィオの二人が俺がやろうとしている事が分かったのか同じ反応をした。

 

ニャンターが設置した『おおタルばくだんG』は竜巻へと吸い込まれていく。

 

これで竜巻が止まってくれればいいんだが……。

 

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