未来と古来と異界のポケモン   作:クロマ・グロ

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すみません、今日の朝仕上げようと思ったら10時間以上寝てました……


少年と竜と機械の負荷

 

 

 

ライズ視点

 

 

〜ゼロラボ(タイムマシンの間)〜

 

 

『未知ノプログラムヲ検出……システム起動。

竜騎兵No.0プロトタイプハ楽園防衛プログラム二権限ヲ譲渡完了シマシタ。』

 

機械音声!あの世界は竜騎兵が居た時代はそこまで科学文明が発達していたのか……!

 

だがよく見てみるとあの竜騎兵の各部にはまるで無理矢理つけられたような古びた鎧のような機械部分の他にも明らかに技術レベルがこっちの世界の物と思われる異物が繋げられている。

 

恐らくは博士達が竜騎兵を調べる為に接続したんだろうな……。

 

「「『何者カハ知ラナイガ邪魔者ハ排除サセテモラウ。』」」

 

フトゥーAIのボールからはテツノドクガ、オーリムAIからはチヲハウハネというウルガモスによく似たパラドックスポケモン、さらにウルトラホールからウツロイドが現れる。

 

「ペパー!アオキさん!ウルトラホールから現れるウルトラビーストを頼みます!」

「任せろ!」

「はい……。」

 

フトゥーAIとオーリムAI、それに加えてシステムに乗っ取られた竜騎兵から全く同じタイミングで声が発せられていた。

 

よく見てみるとフトゥーAIとオーリムAIは動きがカクカクとしており、明らかに各部駆動系の処理に不具合を起こしている。

どう見ても本来想定されてないプログラムを無理矢理インストールしたせいで処理速度が落ちている。

 

そんな中無理矢理起動している上にAI博士達の人格を残して上書きする形で人格を歪めているから余計に負荷が大きい可能性がある。

 

竜騎兵はオーパーツとも言うべき存在であり、処理能力が桁違いなのか特に異常は見られないが竜騎兵から発せられる素材とされたモンスター達の悲鳴のような叫びがどんどん強くなっている。

 

恐らく表面上問題ないように見えるだけでかなりの負荷があるのだろう。

 

「いくぞ……ネクロム!!」

「シカリ!!」

 

正直俺の予想通りなら竜騎兵相手に様子見はあまり意味がない。 ありとあらゆるタイプがを使ってくる時点で攻撃を避けにくい巨体をもったアナザーポケモンはかなり不利だ。

ニャンターならかなり善戦出来そうだが有効打が恐らく『おおタルばくだんG』くらいしかなさそうだから逆に逆にリスクがある。

 

「最初から全力でいくぞ!!ウルトラバースト!!」

「クロロロロロロロマァァァァァアアアアア!!!!」

 

俺はZリングを上へと掲げてネクロムに力を送り込み、ネクロムの本来の姿を取り戻させる。

 

相手の竜騎兵は先手必勝とばかりに全身に備え付けられた機械類から砲身を展開すると様々な属性の砲撃を放ってくる。

 

砲弾は赤黒い雷を纏った龍属性、青白い雷の雷属性、白い煙を放つ氷属性、高圧の水弾である水属性、炎を纏った火属性と案の定向こうの世界にある全ての属性の砲撃を放ってくる。

 

だがブレス等ではなく外付けの機械部分からとなると砲台を一つずつ潰していけば遠距離はなんとかなりそうだな。

 

「ネクロム!大きく旋回しながら『フォトンゲイザー』で砲台を破壊していけ!」

「シカリ!」

 

ネクロムは竜騎兵の周囲をグルグルと回りながら砲撃を回避し、隙あらば『フォトンゲイザー』で砲台を狙って攻撃する。

 

『フォトンゲイザー』は光を拡散していくつものレーザーを発射する攻撃だから最悪狙わなくても数撃てば当たるだろう。

 

だが直撃した『フォトンゲイザー』は砲台は潰せても竜騎兵本体の部分には傷一つ付かなかった。

 

さらに竜騎兵から聞こえる悲鳴が大きくなる。

 

「ぐっ!?」

「リノ……!」

 

ネクロムも俺と繋がっているせいか竜騎兵の悲鳴が聴こえているらしい。

 

「「『コレコソガ未来ノ……ソシテ古来ノ……異界ノ力ダ!

素晴ラシイダロウ?』」」

 

これは遠距離じゃなく直接攻撃するかゼロ距離で放つくらいしかこの装甲を抜く方法が思いつかないな。

 

『プリズムレーザー』なら距離関係なく貫けるだろうが少しの間反動で動けなくなる時点で論外だ。

 

「ネクロム!ある程度砲台を削ったら『ドラゴンクロー』と『シャドークロー』を同時で使って接近戦を仕掛けろ!」

「リノ!!」

 

今回の竜騎兵相手に出し惜しみは確実に不利になる。

普段はネクロムのウルトラバーストを隠す為にいつものフォルムで戦いやすいよう耐久用の『つきのひかり』と残りを全て特殊技で埋めていたが今回はウルトラネクロズマの能力がこうげき及びとくこうが両方共同じ強さである事を活かして接近戦用の『シャドークロー』と『ドラゴンクロー』を持たせてある。

 

ある程度砲台が崩れてからネクロムが2つのクローを食らわせると竜騎兵が顔を歪めた。

 

「「『興味深イ……未来、古来、ソシテ異界ノポケモン。

ソノ弱点ヲ理解シテイルノカ?』」」

 

よく見るとテツノドクガがヴィオのシュニンによる『じしん』で、チヲハウハネがレティのレギィによる『アクロバット』で、ウツロイドがアオキさんのペリッパーによる『ハイドロポンプ』とペパーのパルシェンによる『シェルブレード』によって的確に弱点を突かれて全員倒されていた。

 

『シャドークロー』も加えていた為に正確な事は分からないが竜騎兵はやはりドラゴンタイプの可能性がある。

 

だが砲台潰しただけで倒せるとは到底思えない。

まだ何が隠されているんだ?

 

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