未来と古来と異界のポケモン   作:クロマ・グロ

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双子と2匹のリベンジ

 

 

ヴィオ視点

 

 

〜ゼロラボ(タイムマシンの間)〜

 

 

竜騎兵を消滅させてくれたのは素直にありがたいとはいえ面白くないわね。

 

動けないライズに膝枕しながらこっちに対して挑発なんて良い度胸じゃない……とはいえあのミライドン、コライドンをどうにかしないと話にならないのは間違いない。

 

だけど今はフトゥー博士とオーリム博士が親として登録されているボール以外は起動すらしないようにされている。

 

この状況……一体どうするってのよ。

 

私は手元のモンスターボール達を見る。

 

「あら?」

 

よく見ると手元に一つだけチェーンのエフェクトによる封印を受けていないモンスターボールを見つける。

 

『アギャァァアス!』

「…………ミライドン。」

 

ミライドンの入ったボールからあの子の……ミライドンの声が聞こえてくる。

 

そうか、そもそもここの出身だったミライドンは一度博士にモンスターボールに捕まえられてからタイムマシンで現代まで送り込まれている。

 

だがら博士達のIDで登録されているこの2匹には関係ないって訳ね。

 

「レティ!コライドンを出すのよ!」

「へ?う、うん!」

「任せるわよ……ミライドン!」

「いくよ!コライドン!」

「「アギャァァアス!」」

 

ミライドンとコライドンはやはりライドフォルムでボールから出てくるが私達へと一度振り向いて視線を送るがすぐになにか覚悟を決めたような顔つきになって正面にいるもう一匹のミライドン、コライドンに向きなおる。

 

するとミライドンからに水色のオーラのようなものが……コライドンにはオレンジ色のオーラのようなものが集まり始め、徐々に2匹の姿が変化していく。

 

「「ーーーッ!!!!アギャァァァァァァァァァアス!!!!」」

『『グウッ!?バ、バカナ!?何故キミ達二ソノボールガアル!?』』

 

楽園防衛プログラムと言ってもたいしたことないわね……少なくともここの管理をしてたというのならこの場所から無くなっているボールの事くらい把握してそのリスクを可能性の一つとしていれておくでしょうが。

 

2匹はライドフォルムからバトルフォルムへと変化し、先程までに見せていたフォルムとは感じられる力が桁違いだ。

 

だけどどう見ても地力では明らかにこちらのほうが負けているでしょう。

 

でもそれを覆してこそのポケモントレーナーよ!

 

「「グオォ!グオオオオオオオオオォォォォ!!!!」 

 

楽園防衛プログラムのミライドンとコライドンがまるでこちらのミライドン、コライドンに応えるように大きく咆哮を上げる。

 

すると瞬時にこの場所全体にエレキフィールドと擬似的な太陽が生み出され、強い日差しが私たちに降り注ぐ。

 

すぐに私とレティはスマホロトムでミライドンとコライドンを解析して特性を確認する。

 

「『ハドロンエンジン』……!」

「『ひひいろのこどう』……!」

 

エレキメイカーに加えてフィールド効果による恩恵を更に強く受けるって訳ね……かなり強力だわ。

 

それにしてもハドロン……赤黒いビームとか出ないわよね?

どうしても頭の中に全身黒や紺で統一した仮面を被ったマント姿の皇子様が高笑いする様子が……。

 

ニッポンポン……これ以上余計なことを考えるのはやめておきましょう。

 

ひとまず今使える技は『パワージェム』、『イナズマドライブ』、『こらえる』、『テラバースト』か……特性や状況、タイプ相性なんかを計算する限りまともなのダメージソースは『イナズマドライブ』くらいね……。

 

テラスタルはドラゴンテラスみたいだからそれでなんとかならなくも無いけど問題はテラスタルエネルギーが根こそぎ吸い取られてるせいで溜まるのに時間がかかることね。

 

「グルルルッ!グォォォ!」

「グッグッグッグ。」

「「アギャァァアス!!!!」」

 

相手のミライドンとコライドンは二匹ともお互いの相手に対して『ちょうはつ』をする。

これは以前に倒したから生まれている強者としての余裕の現れでしょうね。

 

だったら乗らせてもらおうじゃないの。

 

「ミライドン!『イナズマドライブ』!」

「コライドン!『アクセルブレイク』!」

 

2匹がまるでタイヤのような状態となり、ミライドンは凄まじい速度による神速の一撃を、コライドンは何故か力強さを感じさせる飛鳥文化アタックを行う。

 

「「!……!グォォォォオオオ!!」」

 

やっぱりそこまで効いてないわね。

相性の問題もあるのでしょうけど。

 

「バトルフォルムになれたんだ!がんばれ二匹共!」

『『無駄ダ!キミタちハ何モナセナいママコノ楽園デ朽チ果テル■ダ!』』

「そんなの……!」

「お断りよ!!」

 

すると今度はお返しとばかりに相手のミライドンが『パワージェム』、コライドンが『かえんほうしゃ』を放ってくる。

 

ミライドンの方はともかくコライドンの『かえんほうしゃ』は晴れの影響もあって厄介そうね。

 

「ミライドン!『イナズマドライブ』で正面から突っ切って!」

「コライドン!『アクセルブレイク』で上から強襲して!」

「「アギャァァアス!!」」

 

ミライドンの速さなら『パワージェム』の攻撃の合間を縫って直撃させられるしコライドンなら上から強襲するという技の特性上真正面からの『かえんほうしゃ』なら避けられる。

 

この調子でガンガンいくわよ!!

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